個別指導の学習空間 神奈川エリア 平塚中原・伊勢原教室の松本です。
夏期課題で読書感想文や作文で四苦八苦している生徒さんも多いと思います。書き始めたはいいものの、途中で筆が止まってしまう・・・よく見る光景ですね。
今回は、上手な作文の書き方のコツを伝授しようと思います。
みなさんは人に何かを伝えるときに、うまく伝わらなかった場合どうしていますか・・・? 何故そう思うかを述べたり、ものの例えを出してみたり、あるいは他の言い方で説明してみたり。作文も上手な作文とは、この具体例や説明がうまくひとつの流れに沿って書けているものです。
何かテーマが与えられた場合に、いきなり書き始めるのではなく、必ず一番初めに文章構成を考えましょう。だいたい時間としては10分程度、構成を考える時間を取ると良いですね。テーマについて思いついたことを箇条書きで良いので、かたっぱしからメモしましょう。その次に箇条書きを、矢印で結び、文章の流れの土台を作ります。基本の型は、「テーマ」→「理由」・「説明または対比」・「具体例」→「まとめ(テーマの再確認)」この流れです。土台が完成したら、今度は「理由」・「説明または対比」・「具体例」をふくらませるように別の言いまわしを考えておきます。ここでどれだけ多くの言い回しが見つけられるかどうかが、作文のカギになります。例えば・・・
「水について」→「良い面と悪い面がある」(テーマ)→「水は生命にとって必要不可欠」「ヒトの半分以上は水でできている」「生命とは、動物だけでなく、植物も」「だが一方、水によって命が奪われる場合がある」「防波堤・堤防などの対策」(理由・説明・対比・具体例)→「水の二面性を知り、上手く付き合う必要がある」(まとめとテーマの再確認)
最後に書き終えたら、誤字・脱字のチェックを兼ねて(出来れば声に出して!)読んでみましょう。いい文章は、スムーズに読めるものです!