専門用語は不要なのか?

個別指導塾 学習空間 千葉エリア 八千代台・習志野藤崎教室の高橋です。

今日は「専門用語」についてお話したいと思います。

どんな勉強をするにも、必ず教科書や参考書には専門用語というものが登場します。例えば、数学なら「次数」「因数」「係数」など、英語なら「主格」「節」「補語」など、国語なら「体言・用言」、「修飾」、「未然形」などです。今あげたものは全て中学で習うものですが、この中でどれくらい知っているものがありましたか。これらの言葉は一目見ただけでも「むずかしそ~」という気持ちを起こさせ、苦手科目を一層苦手にし、本来得意な科目も「なんかよくわからなくなってきた~」と思わせてしまいます。そして、これらの用語を一切使わない授業が「わかりやすい」と人気を博している風潮があります。

しかし、本来「専門用語」はそんなに「嫌われ者」なのでしょうか。確かに、専門用語はその意味を把握するのが難しいです。専門用語を振りかざすだけで「俺はたくさんのことを知っているぞ~」とライバルを威嚇することが出来ます。

ですが、もっと実用的な面で利点があります。例えば「物や人の様子を詳しく説明し、なおかつそれ自体を二つ以上に分けることが出来る文の部分」という長い表現をいちいち使うより、「連体修飾節」という用語を使った方が、情報量がコンパクトになるだけではなく、頭の中でも整理しやすくなります。難しい用語を知っているということは、長くもどかしい説明をコンパクトに扱うことが出来る、ということです。ちょうど、数学の難しい問題で、式の一部分を丸ごと文字に置き換えて計算することと似ています。まとめますと、専門用語は初めのうちは覚えるのは大変ですが、一度覚えてしまえばこちらのものです。難しい事柄をコンパクトにとらえることが出来るようになり、よくわからなかった苦手科目がすっきり分かるようになります。皆さんも、専門用語アレルギーを治して、この機会に覚えなおしてみませんか,。いままで、意味不明だった教科書がちがって見えてくるはずです。

 

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