個別指導の学習空間、長野エリア 松本東・塩尻教室の小野です。
みなさんの中で、数学が嫌いだったり、苦手だったりという人はいませんか?
……多分、たくさんいますよね。
ここで1問、問題を出します。
「一の位が、十の位の4倍です。十の位と一の位を入れ替えた数は、もとの数より27大きい。もとの数を求めよ。」
これは、中2数学の連立方程式の範囲です。
学校の解き方だと、十の位をx、一の位をyと置いて、連立させて解きます。
ただ、
「どんな式を立てればいいか分からない」
ということがあると思います。
そんな時は、
「xやyを使わなくてもいいから、とにかく答えを出そうとしてみる」
この問題だったら
「一の位が十の位の4倍?
ならば、もとの数(答え)は『14』か『28』しかないんじゃないか。
あと、入れ替えたら『41-14=27』『82-28=54』だから、27大きくなった『14』が答えだな」
と出ます。
私は、数学は「①習った知識を使いこなすこと」「②答えを求めること」が目的と考えています。したがって、上のような解き方でも正解できれば「②はできたんだから、とりあえず良かったね(^^♪」と思います。
なお、解けないことも当然あるでしょう。
でも、「何とか解こうとして、いろいろ考えたこと自体に価値がある」と思います。
ただ、解けても解けなくても、この後にしなければいけないことがあります。それは
「解き方を、解説だったり教科書だったりで確認して、解き直すこと」
です。
これにより、「①習った知識を使いこなすこと」ができるようになります。
ちなみに、答えだけ見て「合っていた」「間違っていた」では、次に同じような問題が出た時にまた「どんな式を立てればいいのだろう?」となってしまいます。
いろいろ書きましたが、まとめると「とにかく答えを出そうとしてみよう」「解説を見て解き直しをしよう」です。
参考にしていただければと思います。