個別指導の学習空間 滋賀エリア 八日市教室&彦根教室の成田です。
勉強時間とは、長いほど良いと思いますか?
実は必ずしもそうではありません。
時間の長さよりも、どれだけ集中しているかのほうがはるかに重要です。
ダラダラとした3時間の勉強よりも、
とても集中した30分の勉強のほうが、はるかに価値があると思います。
今回は「勉強時間の長さ」と「集中力」についてお伝えしたいと思います。
「勉強」と聞くと、時間の長いほうが良いのではと誰もが思うと思います。
もちろん短い方が良いと言っているわけではありません。
しかし勉強とは「集中力」があって初めて成り立つものでもあり、
そうでない勉強は、長時間したところであまり効果が期待できないと思われるからです。
それは「スポーツのトレーニング」と「体力」の関係に似ています。
例えば・・・
『サッカー部に入ったので練習をしよう!時間は長いほうがいい!
体力には自信がないけど、とりあえず5時間練習だ!
1時間経過→疲れた、でも頑張らないと…。
3時間経過→しんどい、頭が働かない、でもやらないとなぁ…。
5時間経過→死にそうだ、明日もやれる気がしない…。』
さぁ、この日の練習でサッカーは少しでも上手になったでしょうか。
もちろん多少なりとも習得したことはあるでしょう。
でもその代わり、得たくないものまで得てしまいました。
「練習はしんどい」というイメージです。
体力が十分でない状態で、無理に長い時間を頑張ると
練習の効果も期待できず、更に練習に対して苦痛なイメージが強くなります。
もちろん長時間の練習は必要でもあります。
しかし、それに耐えうる体力がない状態で長時間をこなしたところで、
意味のある練習にはならないでしょう。
勉強も同じです。
集中力が伴っていない勉強は、もはやただの自己満足の「勉強もどき」であり、
疲労とストレスのわりに効果が期待できません。
せっかく長い時間頑張ったのに、意味がない。
これはつらいですよね…。
なので、そうならないためのアドバイスをします!
よく「東大生の勉強の仕方」みたいな本によく紹介されてたりする内容ですが、
科学的にもメンタルコントロール的にも効果が期待できる手法であると思うので、
ぜひやってみてください。
①「定期的に時間を決めて5~10分程度の休憩を入れる」
疲れたら休憩する、ではメリハリのない勉強になりがちです。
学校の授業がそうであるように、スタートしたらいつ休憩するかも決めましょう。
終わりが決まっていたほうが、今やっていることに一層集中しやすくなります。
ただしその場合、何があっても必ず休憩することが大事です。
休憩せずに続けられそうでも、決めた時間にちゃんと休憩する時間を取りましょう。
休憩も勉強の一部と考えて、オンオフをはっきりさせるようにしてください。
タイマーなどを用いて、勉強と休憩の時間をしっかり計って管理するのも効果的です。
そうすると勉強にリズムが生まれます。
それだけで集中力は高まりやすくなると言われています。
②「眠たいときは思い切って場所を変えて寝る。ただし…」
勉強していると眠くなることがあると思います。
寝ないようにと頑張って、うつらうつらしながら勉強を続ける人もいるでしょう。
そういう場合は思い切って寝てしまうのも手です。
ただし注意点が2つ。
1、必ず場所を変えて寝る。(机に突っ伏して中途半端に寝るのは×)
2、長くても寝る時間は20分程度にしておく。
眠いときは、例え短い時間でもしっかりと眠ることで頭がすっきりします。
そのためには、ちゃんとした場所で良い睡眠をとれる体勢をとることが大事です。
また目覚ましはしっかりセットするようにしましょう。
15分程度であれば、まだ深い眠りには落ちにくいので容易に目覚めることができます。
これが1時間以上になってくると本格的な睡眠になってしまうため、
起きられなくなり、また起きられたとしても「勉強モード」に戻りにくくなります。
無理に眠気を耐えようとせず、睡眠も勉強の一部としてコントロールしてみましょう。
③「集中できないときは、勉強する体勢や環境を変えてみる」
勉強は机でしなければいけないと思い込んでいませんか?
そんなことはありません、集中できればどこだっていいのです。
自分の部屋でやっていて集中できないと思ったら、
多少にぎやかでも家族のいる部屋に移動してやってみてもいいでしょう。
机に座っているのに疲れたら、ベッドに寝転がって教材を読んでもいいでしょう。
思い切って外に出て、どこかに腰掛けてやるほうが暗記が進むかもしれません。
場所が変われば空気が変わり、気分も変わりやすくなるものです。
「勉強は机で!」なんて思いこんでもし無理している人がいれば、
思い切ってゴロゴロ寝転がりながら勉強をしてみてください。
大切なのは勉強の質であって、どこでどうやるかは問題ではないのです。
思いついたことをつらつらと書いてみました。
少しでも、勉強を頑張る人の参考になれば幸いです。