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個別指導塾の学習空間、桶川西教室、坂戸東教室の中村です。

私自身学習空間に入って2年、生徒との関わりに関してはおそらく他の先生よりは圧倒的に少ないですが、今の私を少なからず、形成してくれた生徒としてある女の子(当時 中学校3年生)を紹介したいと思います。

その子との出会いは中学校3年生の10月の中間テストの前ぐらいだったと思います。
中学校3年生で10月から生徒を受け持つのはこちらもかなりの覚悟がいります。
彼女は学校の定期テストは100点台しかも前半。。。特に数学が苦手(嫌い)といった有様。
県立志望だったと思います(志望校の話はまだ)

正直、なんとか最低限は入れる県立の高校に入れてあげるのも厳しいなと思いました。
でも、なんとなく熱意は伝わったというか、言われたことはズルせずにやるといった子でした。
ちなみに数学はというと、正負の数も怪しく、連立方程式って何?って言う状況でした。

来れる日は毎日来てもらい、土曜日も受講してもらいました。
家でも全く勉強をしていないので、提出しなくてはならないワークも真っ白、とにかくやること、やらなくてはいけないことが大量でした。
彼女も少しずつ、長時間の勉強にも慣れ、家でも勉強が進むようになってきました。

そんな矢先です、彼女にとっての学習空間に入っての1回目の定期試験がやってきました、3年2学期、期末テストです。
結果はほんとに微増でした。。。おそらく、彼女にとっては一生懸命やったのに、なんでと思ったところがあったと思います。
また同時に保護者面談の時期でもあり、驚愕の志望校が告げられました。
今の偏差値とその志望校の安全圏の偏差値は約8ぐらい離れていたと思います。
説明するのも困難。。。でも彼女は絶対曲げませんでした。
説明会にも何度も行き、自己アピールをし続けたようです。
県立の為その努力が実ったのかはわかりませんが。。。

冬期講習に過去問を実施しても全く足りない状況でした。だんだん彼女もナーバスになり、精神的なものからすぐに体調不良になり、カリキュラムの途中で切り上げたりすることもありました。

私が実践したのは、問題の取捨選択、また、各科目ごとの目標点の提示です。
ここはとても大切にしました。
時間のない中あれもこれは出来ません。
2月は、塾内模試→直し 模試→直し 来週+10点 再来週+10点と小さいハードルを作っていきました。
入試当日も実際、おそらく偏差値も点数も足りていませんでした、そのことは本人、親御さんにはやんわりと伝えました。

入試当日1.08倍の中彼女は見事突破して見せました。
報告を受けた時の感謝と笑顔は素敵なものでした。
彼女にはもっとしてあげれることがあったなあと反省することもたくさんあります。

よく、偏差値○○からの高校受験や偏差値○○からの大学受験などありますが、実際私も大学受験の際は偏差値○○からの大学受験でしたので、彼女に昔の私を照らし合わせた部分もあったのかもしれません。

彼女は卒業してから顔を出してくれました、どう学校楽しい?との質問にチョー楽しいと言っていました。

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