あきらめないことの強さ

個別指導塾の学習空間 札幌富丘教室&札幌太平教室の花岡です。

今回は、志望校に絶対合格したいという強い気持ちで受験勉強に臨み、見事合格を果たしたK君という生徒について書きたいと思います。

まず、北海道の公立高校入試判定は、簡単に言うと通知表の評定から算出する「学習点」と、入試の当日点で算出される「学力点」の相関で行われます。

K君の志望校に合格するには、彼の学習点から言うと入試で300点満点中200点以上取らないといけないという状況でした。

しかし、中学3年生の春に入塾してすぐに受験した4月の模試の点数は113点でした。

つまり、この1年間で模試の点数を90点上げなければいけないという状況です。
(この点数は500点満点に換算すると、188点→333点の145点アップということになります。)

入塾時の面談でも、「相当頑張らなくては難しい」という話をしたことを覚えています。
そして、「ある程度の段階でもう一度志望校を検討しましょう。」と伝えました。

しかしこの先彼の志望校が変わることはありませんでした。
9月から11月にかけて中学校で行われる学力テストの点数も、111点→142点→149点と、上がってはきているものの、合格圏内である200点には程遠い状況でした。

それでもK君は、「いえ、もうちょっと頑張ります。」、「ここまで来たら最後まで頑張ります。」と、決してあきらめることはありませんでした。

なので、12月の保護者面談の時には「私立を第2希望に据えて、志望校は変えずに勝負する!」ということを確認しました。

そしてそのための条件として、「毎日必ず5時に塾に来て11時まで頑張る」という約束をしました。

私たちがK君に課したカリキュラムは、重点研究を中心にとにかくしっかりとやりこんで覚えるという決して特別なものではありませんでした。ただ、繰り返し取り組んで覚えこむ作業はとても根気のいるものでした。

そのカリキュラムに実直に取り組んだK君でしたが、2月の直前講習の点数は、良い時で170点台の後半でした。

目標点まではまだ20点以上足りませんでしたが、K君はただの一度も弱音を吐くことなくしっかりと間違い直しを積み重ね、受験当日を迎えました。

その結果、入試当日の点数は203点と今まで取ったことのない点数をたたき出し、見事志望校に合格しました。

この結果にはお母様も大喜びでした。

今回のタイトルを、よくある「信じることの強さ」としなかったのには訳があります。

それはきっと、K君自身も合格できるとは信じてなかったかもしれないからです。

「もしも落ちても仕方ない、でも合格できるように頑張ろう。」

そんな気持ちでベストを尽くした結果だったと思うのです。

信じて進み続けることは難しいものですが、たとえ迷っても進み続けることが大切なんだ。
そう私たちに教えてくれたK君の挑戦でした。

ちなみにこのK君ですが、高校2年生になった今も次の目標に向かって学習空間で勉強中です。
次の目標はまだ漠然としか決まっていませんが、迷いながらもたくましく進んでいくことでしょう!!

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