個別指導塾の学習空間 滋賀エリア 彦根教室・草津教室の石田です。
今回お話をするのは「やらされている勉強」から「自分から進んで勉強」をするようになった生徒のエピソードです。
成績がだんだん下がってきたという理由から、中学1年生の冬ごろより塾へ通うようになり、入塾当初は5教科で150点程度でしたが、2年生になると250点を平均して取れるようになりました。それまであまり勉強の習慣がなく、勉強の時間の確保が確保できていなかったため、単純に勉強時間の増加が点数UPに繋がっている典型的な事例でした。ただ、塾での様子をみていると、「自分から進んでする勉強」というよりかは、「やらされている勉強」に近かったと思います。
「やらされている勉強」をしているなと感じる生徒は塾の中にも少なからずいます。勉強の習慣が付いていない生徒からすれば、最初は「やらされている勉強」になってしまっても無理はないです。それでも塾へ定期的に通うことで勉強の習慣が付いてきます。しかし、「やらされている勉強」のままで成績をUPさせていくことには限界があります。
その生徒は2年生の秋過ぎ頃から、○○高校へ行きたいという意思を持つようになりました。いままで何となく勉強をしていたその生徒に明確な目標が出来てから、勉強に向かう姿勢に変化が出てきました。「やらされている勉強」から「自分から進んで勉強」へと変わっていったのです。具体的には、問題に対して「なぜ・どうして」という疑問点を持つようになりました。問題をきちんと理解して解く、ということは学力をUPさせるうえでとても大切なことです。しかし、やらされている勉強・受け身の勉強のままではこの疑問点を持つことなく過ぎ去ってしまうことが多いです。「なぜ・どうして」という疑問点を持ち、その都度それを解消していく。これが成績UPの秘訣だと思います。
成績がなかなか伸びずの悩んでいる、志望校合格のために成績を上げていきたいと思いを持っている方は、ぜひ、自身の勉強の取り組む姿勢を見直してみてください。分からなかった問題をそのままにしていませんか?何となくこうだろうなという理解で終わっていませんか?問題1つ1つに対してどん欲になって、必ず出来るようになる、理解して解けるようになるという思いを持って勉強に向かうことができたら自然と点数は上がっていきます。なぜなら、単純に理解して解ける問題・出来る問題が増えていくわけですから。その問題の数だけ力はついてきます。そして、それが大きな自信へとつながっていきます。
その生徒は3年生になると常に400点以上をキープし、最高得点では450点を超えることが出来ました。そして志望校に合格し、今では華の女子高生を満喫していることでしょう。勉強の習慣と勉強に対する姿勢を身に付けて塾を卒業した彼女は、将来どんなことがあろうと乗り越えていけると確信しています。