個別指導塾の学習空間 新琴似教室&北24条東教室の清水です!
今回は、今年卒業した私の大切な生徒の1人T君について紹介したいと思います。
まず先に言っておきます。今回のブログ内容は、この子に限ってではありませんが、この子の時間の使い方と質が高い勉強の仕方を説明していきます。
また、この子は、テスト期間中以外は、平日に3回来て3時間で勉強するという学習空間のコースで塾に通ってくれた子です。
入塾当初T君は、今と変わらず、とても良い子でした。
ですが、ある事だけ問題がありました。
それは【サボり癖】です。
勉強する時は、とても頑張ってくれているが、来るのに時間がかかる。
来るのに、勇気が必要な子でした。
なんで良い子なのに、サボり癖があるの?と思うかもしれませんが、人は皆楽な方に流れていきたい生き物だと思います。
私もそうでした。
でも、来たらしっかり頑張ります。
本人も頑張ったと、自身をもって言っています。
でも、サボり癖のせいで、成績がなかなか上がりません。
そりゃそうですよね。
本人も、テスト直後はショックを受けていますが、その後はケロッとしています。
そんなことが少し続き、本格的に始まった受験生になる前の保護者面談の時です。
私は、彼と彼のお母さんの前で「これ以上頑張る気が無いなら、今君の目の前に退塾届を置く」と言いました。
続いて「この塾に入るために、塾で勉強ができる為に、どれだけ両親が、自分たちの欲しい物ややりたい物を我慢していると思う? そして、世の中には、勉強をしたくても出来ない環境にいる子どもたちが山ほどいる。 こんな恵まれている環境にいることがわからないやつに、勉強の大切さなんて、わかるはずがない。 勉強を辞めて、その分親に我慢させていた物を買ってもらった方が、お金も人も喜ぶ」と言いました。
かなり強い言葉ですが、そこまでの信頼関係があったから言えた言葉でもありました。
この言葉が届いたのか分かりませんが、彼は、それ以降塾に休むこともなく、卒業まで毎日来ました。
毎日ですよ?
そんな努力をした子はもちろん合格はします。
その子が、合格後に言った言葉は、「もっと早めに勉強の大切さを知っておけばよかった」です。
彼は変わりました。
後悔はしましたが、後悔する過去から、笑える過去へと変わりました。
皆さんも、今その場にいる環境
かなり贅沢なんですよ?
ですので、今この瞬間から、あなたの手で、本を開いてみませんか?