個別指導の学習空間 千葉エリア 西白井・八千代大和田教室の木原です!
千葉ではコロナの影響で長いことお休みが続いていましたが、無事に学校も始まりました!みんな大変な時期でしたが、よく耐えた!我慢した!と思います。学校でまた友達や先生たちとと楽しい時間を積み重ねていってください!
さて、今回は小説読解について書いてみます。
小説読解では「登場人物の心情」について答える問題が出ます。
「自分のことでもないのにわかるわけないじゃん・・・」
「自分のことだってよくわからないときがあるのに・・・」
こう思っている方も多いと思います。
そこで知っておいてほしいことがあります。
小説には基本的なルールがあるということです。
それは「作者による説明は正しい」というルールです。
セリフがどうあれ、作者が書いている文に嘘はないのです。
例えば、こんな文章があったとします。
【テストが返ってきた。私は「ああ、また漢字を間違えて書いちゃった」と言って、肩を落として見せた。だが、その時の私は本当はうれしかった。間違えたことが、失敗がうれしかったのだ。】
この文での「私」の心情は、作者が説明している「うれしい」が正しいです。
「肩落としているのに?」
「間違えてうれしいはずないじゃん!」
「強がっているだけじゃないの?」
など思うかもしれません。これが勘違いしやすいところでもあります。本当は違うんじゃないの?と思わせてしまうから、わからなくなるのです。
深読みしなくて大丈夫!セリフ以外の作者が説明しているところは正しいものとして読んでいきましょう!
もちろん、これだけですべてが分かるようになるわけではありません。
遠回しな表現を用いて「何」を答えればいいのか分かりづらい問題も出ます。
「何」を聞かれているのか線を引いて、聞かれていることに答えるようにしましょう!
これからも感染予防をしっかりね!学校再開おめでとう!!