正負の呪文

こんにちは。学習空間千葉貝塚教室の高橋です。

さて、皆さんに不思議な呪文を紹介します。

「警察・正直・平和の印」
「泥棒・嘘つき・ケンカの印」

これは何の呪文でしょうか。
じつはこれ数学の「正負の数」のルールなんです。「+は警察」、「-は泥棒」だと思ってください。詳しく見ていきましょう。下の計算をしてみます。

(1)+3+5=
これは「警察が3人と警察が5人」と考えましょう。すると警察は合計8人ですね。ですから答えは +8 となります。次はどうでしょうか。

(2)-3-2=
+5とか、-1とか答えたそこの君!大丈夫、これから正しい計算方法を伝授します!

こちらは「泥棒が3人と泥棒が2人」と考えましょう。すると泥棒が合計5人です。よって、答えは -5 となります。

ではこれはどうでしょう。

(3)-5+3=
いいですか、+は警察、-は泥棒です。
泥棒が5人、警察が3人いるんです。戦ったら、どっちが何人残りますか。
泥棒が2人残りますよね(警察頑張れ!)ですから答えは -2 です。

繰り返します、「+は警察・-は泥棒です!!」

では(   )の外し方のルールはどうでしょう。

(4) 3a +(4a-1)=

かっこの前にある+は「正直者のメッセージ」なんです。かっこの前の-は「嘘つきのメッセージ」です。

3a +(4a-1)

かっこの前は+なので、( )の中身をそのまま書けばいいです。ちなみに、( )内の4aは+4aであることに注意しましょう。+も-もついてなかったら、それは+であると考えるのです。問題に戻ります。

3a +(+4a-1)=

かっこの中身をそのまま書きます。

3a + +4a-1=

あ、ちゃうちゃう。かっこの前の符号は書かないで!問題を解いてる人にしか聞こえないメッセージだから。

3a+4a-1=

が正解です。ここまでくればさっきの「警察・泥棒」ルールです。答えは

7a-1 となります。もう1問行きましょ。

(5)3a -(5a-1)=

あなたには嘘つきのメッセージが聞こえてます。騙されないで、かっこの中身を反対にして書かなければなりません。5aは-5a、-1は+1にします。-5a+1となり、よって、

3a-5a+1=

となり、答えは -2a+1 です。

かっこの前では、+はあなたに「正直者のメッセージ」、-はあなたに「嘘つきのメッセージ」を伝えます。ではお次、掛け算の時はどうなるか、見ていきましょう。

(6) 3 × 2 =

見りゃわかります。6です。でも一応確認です。+も-ついてなかったら、+だと考えるんでしたね。ですから、この式は丁寧に書くと

(+3)×(+2)です。

警察3人と警察2人が掛けられてます。
さて質問、ケンカになりますか??
なりませんよね。

平和なんです。だから +6 です。もちろん6と書いても大丈夫です。

ではこれはどうか。

(7) -2 ×(-4)=

こちらは泥棒2人と泥棒4人ですね。やはりケンカにはなりません(内部抗争とかは考えないでw)。ですからやっぱり平和。答えは+8です。

最後いきます。

(8) 3 ×(-6)

こちらは警察3人と泥棒6人です。
ケンカになります。ですからもうお判りでしょう。 -18です。

掛け算の時、+は「平和の印」-は「ケンカの印」です。仲間同士なら「答えは平和」になり、敵同士なら「答えはケンカ」になるわけです。

以上、「正負の数がさっぱりわからーん!!」という方のための勉強法をご紹介しました。実際に教室で教えてみると皆さんすらすらとマスターできるようになってますので、ぜひお試しください。ではまた!!

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