受け継がれる意志

個別指導塾の学習空間 兵庫エリア 高砂・稲美教室の馬場です。

今回は、私がこの10月まで指導に関わっていた生徒さんについて話をしたいと思います。

私がその生徒さんを教えるようになったのは、昨年の7月でした。中学2年生の大人しい女の子で、英語と数学の2教科を受講していたのですが、なかなか英語に手をつけない、なんなら英語はやらずに帰ってしまいそうになることもありました。そのくらい英語を毛嫌いしていて、点数も20点前後だったように記憶しています。単語もあやふや、英文法は1年生の後半くらいの範囲から徐々に分からなくなっているようでした。

とにかく英語が少しでも好きだと思ってもらうためにはどうすれば良いのかと考え、定期テストで得点できるようになれば、英語を少しでも好きになり、英語に『自信』持ってもらえるようになるだろうと、一緒に英語の目標点を決めて、指導しました。

単語を一日10個ずつくらい覚えたり、定期テストがない時期には1年生からの復習をしたりと、その生徒さんは並々ならぬ努力はしていたように思います。また、数学だけやって帰ろうとする日もなくなってきました。
そのような中、定期テストで英語の得点が50点を越えたのです。しかも、その次のテストの目標点はと聞くと、「次も50点以上を取る!」という力強い言葉が返ってきました。また、「英語が少し分かるようになってきた」とも言ってもらえました。
その生徒さんにとって『自信』が持てるようになった瞬間に立ち会えたような気がしました。そして、次の定期テストでも目標通り50点以上を取ることができました。

この話を、土曜日特別学習の授業の中で、ある生徒さんに話しました。その生徒さんも大人しい中学2年の女の子で、最初は「自分は無理やから」と言っていましたが、この話の主人公が、同じ時間に土曜日特別学習の授業を受けていた、今では中学3年になった先輩だということを聞いて、驚いていました。そして、その先輩からも「苦労したけど、分かるようになって、英語が嫌いではなくなったよ」と声をかけてもらっていました。その言葉を聞いて、「ちょっと頑張ってみようかな」と言ってくれたことは、嬉しくもあり、また経験者の想いは、受け継がれていくことも感じました。

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