文の区切り方

個別指導塾の学習空間、裾野教室・富士宮教室の福地です!

こちらには初めての投稿になります。
今回は、国語の文の品詞分解の入りについて整理したいと思います。入りなので、そこまで細かいことは書いていません。
あと私は理系出身なので、自身の確認も兼ねています…!

品詞分解の前に、まず文節に区切るときのルールですが、3つ覚えれば大丈夫です。
①「ね」を入れて読む

②「て(で)・く・じゃ」の後で区切る
歩いて行く→歩いて/行く
頼んでみる→頼んで/みる
遠くなる→遠く/なる
失敗じゃなかった→失敗じゃ/なかった

③「こと」「とき」「もの」「とおり」「ため」「ところ」「わけ」の前で区切る
明日することを考える→明日/する/ことを/考える

意味のわかる言葉が、1つの文節に1個になるように区切ることを意識すると良いです。

さらにここから単語へ区切っていくわけですが、品詞は単語の種類のことで、全部で10種類もあります!
順に挙げると…「動詞」「形容詞」「形容動詞」「名詞」「連体詞」「副詞」「接続詞」「感動詞」「助詞」「助動詞」
これらをいきなり1つ1つ区別するのは難しいので、まずは「自立語」か「付属語」か見分けることと、「活用」があるかないかを見分けることからやってみましょう。
自立語はそれだけで意味がわかる言葉、付属語はそれだけでは意味がわからない言葉、です。
単語がどちらかを見分けるには、文節に区切った時に、各文節の最初に来る単語が自立語、残りは付属語になります。(文節には意味のわかる言葉が1つまで入る、というルールに繋がっていますね)
付属語は「助詞」か「助動詞」のどちらかで、自立語はそれ以外の品詞になります。
活用は、語尾が変化することです。
例えば「走る」は「走って」「走らない」などに形が変わりますよね。
これらのことから、
自立語で、活用があるものは「動詞」「形容詞」「形容動詞」
自立語で、活用のないものは「名詞」「連体詞」「副詞」「接続詞」「感動詞」
付属語で、活用のあるものは「助動詞」
付属語で、活用のないものは「助詞」
と、4つに大別する事ができます!
これだけでも、少し品詞分解できた気がしませんか?
ここから、助詞には「格助詞」「副助詞」「接続助詞」「終助詞」の4つがあり、格助詞の「の」の識別は~というように、細かい見分け方に繋がっていきますが、まずはこの分け方を完璧にしてから、さらに細かい見分け方に進んでいくのが良いと思います!

最後に例題をいくつか用意したので、良ければ挑戦してみて下さい。

問1 次の文を文節ごとに/で区切りなさい。
①学校が終わった後の塾は中々大変だ。
②高いところの物を取るために、はしごを使った。

問2 次の文の単語について、あとの①~③に答えなさい。
高い ところ の 物 を 取る ため に、 はしご を 使っ た。
ア   イ  ウ エ オ カ  キ  ク   ケ   コ  サ  シ

①自立語と付属語に分けて、記号で答えなさい。
②活用のある単語と活用のない単語に分けて、記号で答えなさい。

答え
問1
①学校が/終わった/後の/塾は/中々/大変だ。
②高い/ところの/物を/取る/ために、/はしごを/使った。

問2
①自立語:ア、イ、エ、カ、キ、ケ、サ 付属語:ウ、オ、ク、コ、シ
②活用のある単語:ア、カ、サ 活用のない単語:イ、ウ、エ、オ、キ、ク、ケ、コ、シ

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