内申点よりも気にするべきは・・・

個別指導の学習空間 静岡中部エリア 焼津小川教室の上石です。

早速ですが質問です。
通知表って見たことありますか?ありますよね?
では、皆さん通知表のどこを見ていますか?
・・・数字だけ?
それはもったいないですよ!

ということで本題です。今回は「観点別評価」についてお話ししていきます。
さて、この「観点別評価」は聞きなじみのない言葉かもしれませんが皆さん絶対見たことありますよ?
通知表の5段階評価の横にA・B・C(地域によって違います)と振り分けられている項目がありますよね。そう、あれです。

現在、この観点別評価ですが評価の表し方が2021年度を境にして変わってきています。
これまでは4つの観点から評価していたのですが、これが3つの観点に絞られるとのことです。
ですが、これまでの4つの観点を継続する形で通知表を配布している学校もまだ多いので今回は4つの観点についてお話しします。

理科を例にしましょう。
理科の項目は4つ。(学校によって細かな日本語が違うこともあります。)
「自然事象への関心・意欲・態度」、「科学的な思考・表現」、「観察・実験の技能」、「自然事象についての知識・理解」以上の4つになります。
他教科とは「関心・意欲・態度」、「思考・表現」、「技能」、「知識・理解」という文言が共通します。

1つ目「関心・意欲・態度」
簡単に言えば授業態度です。授業中に積極的に発表していますか?
学校は間違えてもいい場所です。臆せずに自分の意見をどんどん発信してください。
発表が苦手な人は先生が話しているときに相槌(うなずくだけでもOK)をしましょう。
学校の先生は授業中、生徒の反応をすごーーーく気にしているものです。絶対効果がありますよ。
ちなみに、宿題もこの観点に含まれます。当たり前ですが、提出物はきちんとしてくださいね。

2つ目「思考・表現」
主にはテストにて評価されることが多いところになります。
文章で答えることが要求される問題に答えられたかというものになります。理科ならば「なぜですか」と問われる問題。社会ならグラフや表から読み取れることを答える問題です。
ここでA評価をもらうことはなかなか大変なのですが、進学校を狙う人は特に伸ばすべき力になります。

3つ目「技能」
作図や、グラフ・表の作成、理科における実験の操作についてができているかというところになります。壁新聞や実験レポートなどもここに該当することがあります。特に理科は実験の様子を問題にすることが多いので、この観点に該当する内容を意欲的に取り組むことで応用問題に対する基盤ができていくかと思います。

4つ目「知識・理解」
単語です。絶対に覚えるべきものを覚えているかという項目です。定期テストの対策でも、まずはこの観点をクリアできるようにしましょう。なぜなら、他の多くの人が当たり前にできている問題だからです。ワークを2周・3周繰り返し、何としてもものにしてください。

長くなりましたが、以上の4つの観点がA~Cなどで評価されています。当然、Aなら問題ないです。胸を張ってください。一方で、B・Cの項目については学校の先生からの「ここを頑張ってほしい!」というメッセージです。
特に、1つ目の「関心・意欲・態度」は定期テストとは全く別のところで評価を上げることができるものになります。
ここがB・Cの方には、ぜひともAになるように全力を尽くしてもらえればと思います。

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