エビングハウスの忘却曲線

個別指導塾の学習空間、札幌第1エリア石狩南教室・西野教室の工藤です!

明けましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いいたします!!

今回の勉強のやり方ガイドでは効果的な復習の仕方について書きたいと思います。
過去に同じようなやり方ガイドが出ていたら申し訳ないのですが(笑)
初めて書くのでご了承ください!

さて、日々学習空間で指導をしているとこのような相談をされることがあります。

「いつ復習すればいいですか?」

「どんなことを復習すればいいですか?」

そこで私はいつもエビングハウスの忘却曲線についてのお話を生徒にしています。

(以下、私と生徒の実際のやり取りです)

私「ある時、エビングハウスというドイツの心理学者さんが『人はどのようにモノを忘れていくのか?』という人体実験を行いました。
人体実験といってもホラー映画に出てくるような怖い感じのものではありません(笑)
複数の被験者に意味のない単語の羅列を覚えてもらい、1時間置きに単語テストをしたのです。
そして、1日経つとどのくらい忘れているのかという実験を行いました。すると・・・驚きの結果が!!」

私「1日経つと人は何%くらい忘れると思う???」

生徒「うーーーーん。20%くらい??」

私「正解は・・・人間は1日経つと約70%のことを忘れていくんだって!!」

生徒「えっ!?どうしてそんなに忘れてしまうの??」

私「生きていると日々新しい情報が頭に入ってくるでしょ?それをどんどん吸収していったら頭がパンクしてしまうんだ。だから、○○さん(生徒の名前)が生きていく上で必要な情報だけが記憶として頭の中に残り、不必要な情報は忘れてしまうのだよ。」

生徒「へえー本当にそうなの??」

私「それじゃあ、試しに実験をしてみるかい?」

生徒「人体実験!!?」

私「そんな大それたものではないから安心して(笑)」

私「今日の給食の献立は覚えているかい?」

生徒「えーっと・・・カレーライスに牛乳、フルーツ白玉に龍田あげとかだったかな?」

私「それじゃあ、今日の朝ご飯は何食べたの?」

生徒「ご飯にお味噌汁、卵焼きにサラダとウインナーかな。」

私「それじゃあ昨日の晩御飯は?」

生徒「焼肉!!」

私「それじゃあ、昨日の給食は?」

生徒「・・・・・えーっと(だんだん回答が遅くなる)」

私「一昨日の給食は?」

生徒「えーーーーーわからない!!!」

私「そう!それが忘れるということなのだよ。今日の給食は新しい情報だから頭に残っているけれど、一昨日の給食は○○君が生きていく上で不要な情報だと判断されて忘れてしまったんだね。」

生徒「なるほどね!すごいね!」

私「勉強も同じなんだよ。今日学習したことを24時間以内に復習することで記憶がまた100%に戻る。その次は1週間後に再度復習をする。そして2週間後、1か月後、また復習を重ねる。」

私「忘れないようにするために繰り返し復習をすることでこの情報は○○君が生きていく上で必要な情報なんだ!と頭に認識させることが大切なんだよ。」

生徒「たしかにね!!復習ってだから大切なんだね。なぜやらないといけないのかわかったような気がする!ありがとう先生!」

生徒「それじゃあ、何から復習すればいいのかな?」

私「そうだね。まずは今日学校で勉強した内容の復習から始めてみたら?最初はノートを見直すだけでもいいと思うよ!」

生徒「それならできそうだ!」

私「それが当たり前にできるようになったら学校ワークで復習をしてみるとより効果が出るよ!是非今日からやってみてね!」

生徒「はい!やってみます!!」

おわり

札幌の塾なら個別指導の学習空間

SNSでもご購読できます。

まずは1週間の無料体験学習をお試しください