当たり前の事

個別指導の学習空間兵庫エリア明石魚住教室・明石西教室の岸本です。

新規面談でよく聞かれることとして、勉強のコツを教えてくださいというものがあります。
この質問が出るたびに毎回勉強のコツについて考えるのですが、なかなか良い答えが思いつきません。答えが無いということではなく、初めて会ったばかりの生徒にとってはどんなコツがあるのかがまだ見えていないということです。

ちなみに国語辞典によるとコツは「骨」と載っています。
【骨】①ほね。「骨格・骨肉・筋骨・大腿」②ほねのように物事のしんになるもの。要点。「骨子・骨頂」③からだ。「病骨・老骨」④人がら。気質。「気骨・奇骨・凡骨」

面談で聞かれる場合のコツはもちろん②の「要点」を指していると思いますが、私にとっては「ほねのように物事のしんになるもの」を指しているので、すぐには良い答えが思いつかないということです。

「ほねのように物事のしんになるもの」を作るためには、長い時間をかけてしっかりと磨き上げていく必要があると私は思っています。

私が学生時代から心掛けていたこととして、「何時間やるか」ではなく「出来るまでやる」ということがあります。
普段の授業の中でも生徒から勉強に対して様々な質問を受けることがありますが、私は基本的には下記の様に答えることが多いです。
・どうやったら覚えられるの?⇒覚えるまでやりましょう。
・どうやったら出来るようになるの?⇒出来るまでやりましょう。
文字に起こしてみるとかなり出鱈目な事を言っているように見えますが、よく生徒たちは付いてきてくれているなと改めて感謝です。
もちろん暗記の方法や分かりやすい解説など、細かい指導内容は自分なりに工夫しているつもりです。しかし勉強が身に付くかどうかは、身に付けられるまで続けられるかどうかです。その継続した取り組みがあって初めて、自分なりのコツをつかむヒントが見えてくると私は思っています。

よく勉強は質か量かという話になりますが、私は圧倒的に量が大切だと感じています。
何より勉強は量をこなすことで、着実に力が身に付く数少ないものです。更には勉強を進める上で、特別に用意するものも必要ありません。学校で配られる教科書とワーク、あとは筆記用具さえあればいつでも勉強は進められます。

また毎日の取り組みに関しても、何も特別なことをする必要はありません。

①寝る前に次の日の授業の準備を確認し、忘れ物がないようにする。
②次の日の授業では各科目でどのような内容を学習するのか、教科書を見ながら予習する。
③授業中は集中して授業を受け、大切な内容はノートやタブレットに記入する。
④その日の授業内容で分からないことがあれば、担当の先生に聞くなどして復習する。

四つとも当たり前すぎて、今更言われなくてもという内容だと思います。ただ、この四つが当たり前に出来ている生徒がどれだけいるでしょうか。
実は当たり前の事を継続して行うということは、とても大変な事です。
ですので、皆さんも勉強に対する取り組みにもしも悩むことがあれば、改めて当たり前の事を見直してみて下さい。当たり前の事を当たり前に継続することが出来れば、きっと皆さんの悩みも消えているかと思います。

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