こんにちは!
個別指導の学習空間 愛知エリア西尾北教室・学習空間プラスの出山です。
今回は、歴史を覚える際の視点『タテとヨコ』についてお伝えしたいと思います!
学校の歴史の授業は、一つの国について年代に沿って勉強していくのが通常だと思いますが、その見方が『タテ』の視点となります。
国が興ったところから、政治や文化が時代とともに移り変わっていく覚え方ですね。
『タテ』の見方はみなさん意識せずにできていると思いますが、ぜひ『ヨコ』の視点を取り入れてみてください。
『ヨコ』の視点というのは、同じ時代に、別の国はどんな時代なのか、何が起こっているのか、という視点です。
たとえば、江戸時代末期1853年に日本にペリーがやってきて、日本は鎖国体制から開国へと移りました。
しかし、その30年前の1825年には、異国船打払令が出されていました。
30年の間に日本の外交が転換したのはなぜでしょうか?
答えは、1840年のアヘン戦争の影響です。
中国がイギリスに負けたため、欧米国との対立よりも、開国して通商する道を選ぶように変わりました。
また、15世紀ルネサンス期のヨーロッパで発明された羅針盤と火薬武器がありますが、羅針盤のおかげで大航海時代が始まり、ヨーロッパの技術が広まったことで、16世紀の戦国時代では鉄砲を使った戦法が生まれました。
このように、歴史は同時代に起こった出来事が影響を及ぼして、また別の出来事を引き起こしていることが多くあります。
『ヨコ』のつながりも把握していくと、歴史を覚える力はさらにアップできると思います!
歴史を勉強するときは、「この時代、ほかの国はどうなっているんだろう?」という意識を持ちながら取り組んでみましょう!