頭に残る暗記法

個別指導塾 学習空間 静岡エリア:沼津東教室の小笠原です。

高校生の指導をしていて、「なかなか英単語が覚えられていないなぁ。」と思う時が多々あります。単語暗記という作業が面倒なこと、そしてそれだけに時間を割くことができないという現実があるので、何とか力にあってあげたいと考えてきましたが、単語暗記というものは、やはり覚える人の努力にかかっているということは否定できない事実です。それなら、「少しでも頭に残るように暗記できる術はないのか。」と僕自身の人生を振り返って考えてみました。
中学生の頃、僕は本当に英語が苦手で、”it”すら読めない状態でした。そんな中、中学2年生頃に「タイタニック」という、レオナルド・ディカプリオ主演の映画が上映され、その主題歌であるセリーヌ・ディオンの「マイハートウィルゴーオン」という曲に感動し、英語の歌詞を何度も何度も読み返していました。すると、歌詞を見なくても英語で何と書いてあったかを言えるようになり、その歌詞の中に”Wherever you are”(あなたが何処にいようとも)という歌詞があるのですが、「文法はよくわからないけど、これでそういう意味になるんだ。」と本当の意味で初めて英語を理解できました。
また、アメリカに留学している際も、「元気?」という意味の”What’s up?”という一文をアメリカ人が発音しているように何とかうまく発音したいと、夜中に寮にある自分の部屋で不気味にごもごも呟いていたのを覚えています。本来はワッツアップと発音され、高校まで「どうしたの?」という意味で使われることが多い表現方法だったのですが、あいさつとして若者がこの文を言う時はワッスァプのように発音され、当時は困惑していました。他にも、「あれだよ、あれ。えっと。」と言う時に”It’s right on the tip of my tongue.”というのですが、これを聞いて覚えようとしていた時に、tipという単語は普段、英語の勉強で目にすることが少なかったので度忘れしていましたが、この文章をごもごも唱えているうちに忘れられない単語になりました。                                                                           恥ずかしいとは思いますが、英単語を覚える時、特に自分の部屋で勉強している時は勇気を出してごもごも唱えながら、できれば文章で英語を覚えてみては?少しでも多くの生徒さんが英単語を覚えやすくなりますように☆

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