個別指導塾 学習空間 山梨エリア 甲府西・都留教室の上條です。
今回は英文法、特に、自動詞と他動詞の違いについて解説していきたいと思います。
英語の動詞には、be動詞と一般動詞があります。
そして、一般動詞の中にも、自動詞と他動詞という区別があります。
まず、自動詞とは、うしろに目的語をとらない動詞です。
The sun rises.(日は昇る)
この rise という動詞は自動詞です(うしろに目的語がなくても文が成立しています)。
そして、他動詞とは、うしろに目的語をとる動詞です。
He raised his hand.(彼は手を挙げた)
このraise という動詞は他動詞です。そして、his hand が目的語(O)です。
こうした区別の理解がなぜ必要かというと、高校英語で学ぶ5文型のお話と関わってくるからです。
動詞が、自動詞と他動詞のいずれかを区別できると、英文が5文型のどれに当てはまるか判断しやすいのです。
ただし、study や read など、自動詞と他動詞の両方の用法を持つものもたくさんありますので、英文ごとで判断するのが大事です。
もう少し、例文を挙げます。
I study English.(私は英語を勉強します)
この文では、study という動詞のすぐうしろに English という目的語がきているので、study は他動詞です。
I study hard.(私は一生懸命勉強します)
この文では、study という動詞のすぐうしろに hard という言葉がきています。これは副詞(M)です。副詞は文型の構成要素(SやV、Oなど)にあてはまらないので、この文では、studyは自動詞の役割です。
高校英語では、単語の意味のみではなく、自動詞や他動詞の区別、また品詞(動詞・名詞・形容詞・副詞・前置詞など)の区別も重要になってきます。
理解しにくい英文があったら、誰でも意味は調べると思いますが、文法構造からアプローチするのも、とても大事です!
次の機会には、他の内容の説明もしたいと思います!お楽しみに!!