個別指導の学習空間 神奈川エリア 厚木東、足柄教室の本田です。
今回は人の記憶について簡単にお話させて頂きます。
あれ?昨日覚えた事なのに忘れてしまった・・さっき確認したのにもう忘れてしまった・・
なんて事、勉強していると当たり前の様にありますよね。
そもそも人間が1次的に覚えた記憶は、20分で約40%、1時間で約50%、9時間で60%の事を忘れてしまうそうです。
つまり、次の日になったら約半分の記憶を忘れてしまう事になります。
恐ろしいなぁと思った方もいると思います。そんなに忘れないでしょ?と思った方ももちろんいますよね。
では、どうして1次的な記憶は比較的早く忘れてしまうのでしょうか?
それは・・記憶には「短期記憶」と「長期記憶」があるからです。
短期記憶とは・・新しく記憶した全ての情報はまず短期記憶としてインプットされます。忘れてしまう事が多い記憶は短期記憶と言えます。
長期記憶とは・・短期記憶が強化された記憶で、簡単に忘れる事はなく、たくさんの情報を記憶する事ができます。
さてここからが本題です!!短期記憶を長期記憶として記憶する事が出来たら、忘れる事はほとんど無くなりますよね?
短期記憶を強化し、長期記憶として記憶する方法にはいくつかのコツがあります。
①理解して覚える事(なるほど!!と思った事は忘れにくい記憶になります。)
②考える事(考えながら記憶した事は忘れにくい記憶になります。)
③繰り返す事(何度も繰り返す事で忘れにくい記憶になります。)
④興味を持つ事(鮮烈な記憶ほど忘れにくい記憶になります。)
⑤短期記憶を鍛える事(下記に説明致します。)
⑤の短期記憶を鍛える事を少し補足します。そもそも短期記憶は脳の「海馬」と言う場所に記憶され、その「海馬」が必要か不必要かの選択を行い、忘れるか長期記憶として記憶するかを決めているそうです。つまり「海馬」に如何に正確な判断をさせ、正しく記憶出来るかが重要になります。
少し難しい話にはなりましたが簡単に言えば日々日頃から脳を積極的に活動させる事が大切って事です。
「海馬」が正常に働かないと長期記憶は難しいわけです。
最後に、具体的な例を上げたいと思います。
①人の名前を覚える時は名前と特徴などを関連付けて覚えると忘れにくい記憶(思い出しやすい記憶)になります。
②書いたり声に出して記憶すると、目での記憶だけでなく耳や手など体の記憶にもなり忘れにくい記憶になります。
③教科書の歴史を勉強するより、漫画や映画などによって学ぶ歴史は比較的記憶に残りやすいですよね。
これは、興味を持って記憶したからです。興味を持つことが重要ですね。
まだまだ例はたくさんありますがこれくらいで・・記憶力を高める方法として少し参考にしてみて下さい。