個別指導塾の学習空間、千葉北総エリアの竹村です。
皆さん、物理は好きですか?
今回は物理の理解を進めたいときの、私のやり方を書いてみます。物理以外にも使えると思います。何かしら参考になれば。
・理解する→教えようとしてみる
いきなり実施しにくいやつですみません。。ただ、これは私の場合一番効果的でした。うろ覚えと完全に理解しているところ、区別できてない人は多いと思います。私もです。うろ覚えでも、基礎問や選択式問題は大体解けます(解けない場合、ケアレスという感覚になります)。でも、応用問や記述問題に臨むと壊滅します。教えようとするのも同じで、うろ覚えでは、自分自身を納得させる説明すら作れないことに気が付きます(気が付いて…!)。逆に、そこを意識できれば、教科書レベルに関しては完璧を目指せます。
私個人の話ですが、ちゃんと集中できる作業時間取らないとこれを区別・認識できません。結構手間暇かかりますし、理解するのは疲れます。疲れてない場合、うろ覚え→理解への転換はあまりできてないかもしれません。
・全容を把握してから、細部をひとつずつ
今理解しようとしている内容は、どんな要素の組み合わせで、どこが理解できていて、「どこが理解できていないか」、リスト化して把握することです。これは新しく始めたゲームでもよくやりますね。実際理解するのはあとでいいです。というか、自分にとって、使用頻度が低い・理解する難度が高いならば放置でもいいです。そうでない要素を優先してひとつずつ抑えましょう。
全容をつかまないまま、手当たり次第覚えようとしている人は多いです。そうなると、終わりが見えてないしペースの計算もできないので、時間軸を伴った目標と計画は立てられないはずなんです。何がわかってないかわからないので、実は大方理解しているのに自信がない→が、どうしたら改善できるかわからず、必要以上に演習を繰り返す→しかし理解度はほぼ上がらない→頑張ってもできないのでもっと自信を失う、という症状もでます。定期試験対策ならば、遅くともテスト範囲が出た段階で、全体像の把握を試みましょう。
※ただし、途方もない作業量・労力が必要な状況では、無計画のまま手当たり次第やることが最善になりえます。良い結果にはなりえませんが…
どれが全容で要素かわからない?学校レベルなら、それこそ教科書でいいです。全容は目次見るのが早いですね。各ページの説明を、クラスメイトにやれそうならOK、読めるけど説明はできないなら「理解できてない」要素があります、そもそも何言ってるかさっぱりなら「難度が高い」ところです。物理の場合、単元内の前半に出てくる・説明しているぺージ数が多いほうが、使用頻度が高く、そうでないものは使用頻度が低いことが多いです。
理解できてないところを予め探っておいて、授業中にそこをしっかり聞く、見直して理解してないと分かったら、質問してみるといいですね。質問できるとこ(先生や参考書)が複数確保されていると最高です。問題を解くのはそのあとでゆっくり(ペーパーテストで点数さえ取れればいい場合には、少し遠回りになりますが)。
困ったことに、物理以外の単元の、特に中学校までの勉強では、「うろ覚え」ばかりの状態でも、それなりの点が取れてしまう場合が多いです。そのため、うろ覚え=理解したと錯覚している人は少なくないでしょう。そして、いざ高校で物理を始めると、どう頑張っても点が上がらないという錯覚を起こし、「苦手教科」という認識をされるわけです。難しい教科の代名詞として物理の名が挙がることすらあります。悲しい。。
手間暇かかるのは事実ですが、自然界に興味のある人なら、絶対楽しめるはずなんです…物理アレルギーの人が減りますように…!
最近のコメント