勉強のやり方ガイド

「わからない」を見える化することが、勉強のはじまり

個別指導の学習空間札幌第1エリア 新琴似北教室・札幌太平教室の笹島です。

みなさんは、勉強は好きですか。
私は、けっこう好きでした。
でも、最初から勉強が好きだったわけではありません。

「わからないことばかりで、やる気が出ない」
「わからないことをわかるようにしたいけれど、勉強をどう始めたらいいかわからない」

このような気持ちになり、なかなか勉強に手がつかなかった時期もあります。
ですが、あるやり方で勉強を始めたところ、勉強がなんだかものすごく楽しいものだと気づきました。

今回は、その方法をご紹介したいと思います。

私が勉強に取り組むために始めたことは、【「わからない」の見える化】でした。

具体的な方法はこの後ご紹介しますが、この方法により、「わからないこと」と「わかること」をしっかり区別し、「わからないこと」を正確に認識することを目指します。

まず、【「わからない」の見える化】のために用意するものは、
・勉強したい教材(教科書・ワーク・参考書・問題集・単語帳などなんでも)
・細めのふせん
・マーカー
です。
次に、【「わからない」の見える化】をするための具体的な方法です。

①勉強したい教材の「わからないこと」全てのページ・全ての箇所に細めのふせんを貼る。
※ふせんの数を気にしたら負け。とにかく貼りまくります。
※ここでの「わからないこと」は、「何も見なくて思い出す、人に正確に説明する」ことが自信を持ってできない事柄を指します。

②特に覚えたい事柄はマーカーをひく。

以上です。

この作業をもって、まず「自分がどの程度わかっていないか・覚えていないか」を認識します。わりと危機感を感じるのでおすすめです笑

さらに、【「わからない」の見える化】した教材を、1ページでもよいので、必ず毎日目を通すようにします。

何度も何度も繰り返し読み、「わからない」を消滅させます。
わかったり、覚えられたりしたらそのタイミングでふせんを外してしまってよいです。

何度も読んでもわからない・覚えられないものは見るだけでなく、手を動かしてみるのです。そうすることで、「何も見なくて思い出す」力を身につけます。

ふせんの数が、「わからない」の数。
何か月後、何年後かの自分自身が、勉強する前に貼ったふせんが全て外れることを信じ、ただ毎日「わからない」を消滅させ続けるのです。

地道ではありますが、「急がば回れ」とよく言ったもので。
効率はあまりよくはありませんが、確実に力になります。
さらに、この方法は汎用性がものすごく、本タイプの教材であればすべて実行可能です。

さっそく細めのふせんを買って、ぜひお試しください!

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マイノートを作ろう!

こんにちは!
個別指導の学習空間、千葉北総エリア佐倉臼井教室の小林です。

今日は私が中学生の時に実際やっていた勉強法を1つお伝えしようと思います!

私は「情報を1ヶ所にまとめる」ことを徹底していました。
問題を解くとき、わからない内容を確認するときに、教科書・資料集・問題集…と複数の教材を開いて捜すのは時間がもったいない!
なので何か一つに教材に書いてあることをまとめてしまいましょう!
そうすることで、確認するものが一つで済み、効率よく勉強を進めて行けます!

まとめるものはノートや教科書などなんでもOKです!(私はルーズリーフで5科目分のノートをまとめて、お気に入りのバインダーに入れて持ち運んでいました。)
授業での板書、先生の雑談、資料集に載っていたこと、問題集に出てきたことなどなど…。
全部一つにまとめることで、そこに「載ってない内容」=「初めて出てきた内容」なので、新しく覚えていく必要があるのか、自分が忘れてしまっていただけなのかが簡単に確認できます!
他にも、家で勉強をするときにもその1冊で済むので、荷物が軽くなるのもいいところです!

みなさんもよければ、ぜひこの方法を試してみてください!
次回は別の勉強法をお伝えします。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました!

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数学はセンス?

こんにちは。個別指導の学習空間石川エリア金沢野々市教室・白山松任教室の鈴木です。

数学に対してどういったイメージをお持ちでしょうか。他の科目よりも好みが別れやすい科目なのではないか、と私は思います。実際、「数学はセンスだ」という言葉をよく耳にします。

そんなことはありません!数学はセンスではありません!

勉強方法を正しく理解して進めることができれば、そんなに怖いものではありません。

数学はまずは「覚える」ということが重要です。

覚えるべきはもちろん公式!だけではなく、解いた問題の「解法」もしっかり覚えることが大事です!

公式を覚えたら終わり、になってしまうとその公式をどう使っていくかがわからないままです。なのでその練習を繰り返して、使い方をしっかりと覚えることが大事なんです!

スポーツでもそうですね。繰り返して反復することによっていろいろなテクニックを磨いていくことができます。

もちろん得意・不得意はどの科目にもあるのはもちろんのことです。ですが、
高校を卒業するまでは数学の理解にセンスは関係ない、と私は思います。なので「理解不可能だ」「もうダメだ、お終いだ」ということにはなりにくいと思います。

数学はセンスではない!
公式だけでなく解法もしっかり覚える!

ぜひこの2つを念頭に数学の勉強をしてみてください。

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イメージの大切さ

個別指導の学習空間、新千歳エリア 千歳花園教室・千歳北陽教室の奥田です。

皆さん、勉強は楽しいでしょうか。と聞かれても難しいですよね。
学生の間は”義務”として勉強をしなければならないのでどんな時でも行わなければならない。
大変だと思います。
しかし、大人になりますといざ”義務”としてではなく”自分の意思”として行うことができるのでとても有意義な時間となります。
そのため大人がたまに言う勉強は楽しいよ。はそこかもしれませんね。

とはいえ、皆さんは学生で”義務”として勉強をしなければならない、だからこそ苦しんでいる人もいるのではないかなと思います。
そこで私が昔行っていた勉強方法のイメージをして日常に変換することをお伝えしたいと思います。
※こちらの勉強方法は暗記教科の社会や理科で使いやすいかなと思います

皆さん、中学2年生の時に理科で原子、分子など出てきて?となったことはございませんか。
説明を読んでも違いがよくわからない、私も最初よくわかりませんでした。
その時にまずはざっくりでもいいので”自分の中でのイメージ”を持っておいた方が良いです。
私はこの場合の時は机とそれらのパーツでイメージしております。

机→販売できる!完成された物 分子っぽい?
ねじや机の板などのパーツ→これだけでは販売できない!机というものの一部! 原子っぽい?

厳密には異なる部分はたくさんあると思いますがなんとなく日常にあるもので例えるとざっくりイメージはでき、少し身近なものに感じられるのではないでしょうか。

社会の刀狩でいいますと、なぜ刀と取り上げたのかな?知らない農民から襲われるのは怖いな…今でいう通り魔!?それは怖いから今の警察も銃刀法違反で捕まえているのか!豊臣さんの気持ちがわかった!豊臣さんも人間だったんだな。と私は身近に感じて歴史の人物も人なんだと思いちょっと好きになりました笑

想像、妄想はホワイトボードもパソコンもペンも紙もいりません。
自分の頭があればできるのでぜひ隙間時間に行ってみてください!
ぜひ妄想ライフで勉強を”義務”ではなく”自分の意思””楽しい”に繋がってくれればと思います!

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歴史の記述対策

個別指導の学習空間 静岡東部エリア 長泉教室、裾野教室の佐藤です。

歴史の記述対策、皆さんは苦手ではないでしょうか?
これが一瞬で勉強せずにできる方法は残念ながらありません。
ですが、授業を聞く時の心構えを身に着ければ、授業中に記述の答えが見つかるようになります。

その心構えは「なぜ」を大事にすることです。
「なぜ」を考えると、記述対策にもなりますし、歴史に納得ができるようになります。

例えば、足利義満が行った日明貿易はなぜ勘合という札が使われたのでしょうか?
そのカギは当時暴れまわっていた、ある海賊です。
当時暴れていた海賊といえば倭寇ですね、倭寇は中国沿岸を攻撃していた海賊で、彼らがいては貿易も成りたちません。
そのため、倭寇と正式な貿易船を区別する必要があり、
そのために作られたのが勘合という合札です。

このように、なぜか考えることで勘合と倭寇という2つの用語が学べましたね。

この「なぜ」を聞く問題はテストでも入試でもよく見る問題です。
「なぜ」こうなったのかを考えると用語の羅列だったように感じた歴史も納得できるようになるのではないでしょうか。

余談ですが、私はこれが歴史の楽しさのように感じます。
歴史でも文化、政治、経済、宗教、芸術など様々な内容があり複雑ですが、これらは互いに影響を持っています。
「なぜ」を考えるとこのような全く違うような物事が結びついてきます。
私はこれが楽しいですね。

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感覚記憶

初めまして。個別指導の学習空間の群馬県央エリア、前橋大島教室、前橋三俣教室の木下です。

「見ただけで覚えられる?」と、言われたことはありませんか?その言葉の内に秘められたお話を紹介させていただきます。

 結論から言ってしまうと、「視覚」だけでは足らないということです。
人間、嫌いなもの、やりたくない物って記憶に残したくないと思います。
「やりたくないから早く終わらせよう。」と思い、大事な要素を自ら省いてしまっているのです。
暗記は特になのですが、勉強は五感を使うことが個人的に望ましいと思います。
「視覚」「聴覚」「触覚」「嗅覚」「味覚」です。
「嗅覚」「味覚」は要らんやろ。と思いますよね。実はですね。すべて必須なのです。

 五感で受け取った信号は、記憶に関係している脳の海馬という所にたどり着きます。
「嗅覚」に至っては、海馬は経由せずに直接、視床下部に送られることもあり、より強く記憶に印象に残ると言われています。
動物のマーキングとかいい例ですよね。
匂いで自分を主張する意味もありますが、自分の匂いでここは自分の縄張りだ!と覚えることができます。
さらに、イギリスでは香りを使った記憶の研究があります。
ローズマリーの香りを嗅いだ被験者が、何も嗅がなかった被験者よりも記憶力が良かったという結果が実証されています。

 さて、勉強の話に戻りましょうか。
五感とは何があったかもう一度思い出してみてください。
思い出の景色、好きなクッションの触り心地、好きなアーテイストの曲、大好物の匂いと味。全部五感で覚えています。
であれば、苦手なものでも、一つの感覚だけではなく、複数の感覚を使って記憶していくといいのではないでしょうか。
単語や内容は音として聞いて書く。これは授業がもってこいですよね。
先生の解説を聞き、自分の手で文字を書く。
急に考え方の一例をご紹介しますが、授業はその先生自身が“自分にとって”分かりやすく解説しています。
それが合わなかったら、分からないということが起こりますよね。
そのため、皆さんがやるべきことは、しっかりと内容を聞き、自分自身が分かりやすくノートなどをまとめ直すことです。
つまり、自分に合った形で記憶し直すのです。
あの人は合わないからというように否定するのではなく、考え方を変えるのもいいことだと思います。

 五感の話と脱線してしまいましたね。戻りましょう。
例えば、友達と教え合う。音楽を聴きながら問題を解いたり覚えたりする。好きな香りに包まれた環境で勉強する。
好きなものに囲まれながらの勉強なら、やる気は多少上がりませんか?
「あの時、新曲を聞きながらやった単元だ!」「友だちに教えてあげた内容だ!」など、勉強した内容は別の何かと結びついて覚えているはずです。
それは全て様々な五感で感じ取って強く印象付けたものなのです。

 嫌いなものはできるだけ早く終わらせたいですよね。
だったら、好きなものを感じながら勉強してみましょう。
手っ取り早く覚えたいでしよう。
であれば、聴いて、見て、書くという三つの感覚を使っている授業を効率よく活用していきましょう。
それを知っている人たちは感覚として染み付いているので、「授業聞いていれば分かる」というように言ってきます。
でもその人たちの目の前で、五感を意識しない勉強法をしてみてください。
皆さん口をそろえて「見ただけで覚えられる?」と言うはずです。

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当たり前の事

個別指導の学習空間兵庫エリア明石魚住教室・明石西教室の岸本です。

新規面談でよく聞かれることとして、勉強のコツを教えてくださいというものがあります。
この質問が出るたびに毎回勉強のコツについて考えるのですが、なかなか良い答えが思いつきません。答えが無いということではなく、初めて会ったばかりの生徒にとってはどんなコツがあるのかがまだ見えていないということです。

ちなみに国語辞典によるとコツは「骨」と載っています。
【骨】①ほね。「骨格・骨肉・筋骨・大腿」②ほねのように物事のしんになるもの。要点。「骨子・骨頂」③からだ。「病骨・老骨」④人がら。気質。「気骨・奇骨・凡骨」

面談で聞かれる場合のコツはもちろん②の「要点」を指していると思いますが、私にとっては「ほねのように物事のしんになるもの」を指しているので、すぐには良い答えが思いつかないということです。

「ほねのように物事のしんになるもの」を作るためには、長い時間をかけてしっかりと磨き上げていく必要があると私は思っています。

私が学生時代から心掛けていたこととして、「何時間やるか」ではなく「出来るまでやる」ということがあります。
普段の授業の中でも生徒から勉強に対して様々な質問を受けることがありますが、私は基本的には下記の様に答えることが多いです。
・どうやったら覚えられるの?⇒覚えるまでやりましょう。
・どうやったら出来るようになるの?⇒出来るまでやりましょう。
文字に起こしてみるとかなり出鱈目な事を言っているように見えますが、よく生徒たちは付いてきてくれているなと改めて感謝です。
もちろん暗記の方法や分かりやすい解説など、細かい指導内容は自分なりに工夫しているつもりです。しかし勉強が身に付くかどうかは、身に付けられるまで続けられるかどうかです。その継続した取り組みがあって初めて、自分なりのコツをつかむヒントが見えてくると私は思っています。

よく勉強は質か量かという話になりますが、私は圧倒的に量が大切だと感じています。
何より勉強は量をこなすことで、着実に力が身に付く数少ないものです。更には勉強を進める上で、特別に用意するものも必要ありません。学校で配られる教科書とワーク、あとは筆記用具さえあればいつでも勉強は進められます。

また毎日の取り組みに関しても、何も特別なことをする必要はありません。

①寝る前に次の日の授業の準備を確認し、忘れ物がないようにする。
②次の日の授業では各科目でどのような内容を学習するのか、教科書を見ながら予習する。
③授業中は集中して授業を受け、大切な内容はノートやタブレットに記入する。
④その日の授業内容で分からないことがあれば、担当の先生に聞くなどして復習する。

四つとも当たり前すぎて、今更言われなくてもという内容だと思います。ただ、この四つが当たり前に出来ている生徒がどれだけいるでしょうか。
実は当たり前の事を継続して行うということは、とても大変な事です。
ですので、皆さんも勉強に対する取り組みにもしも悩むことがあれば、改めて当たり前の事を見直してみて下さい。当たり前の事を当たり前に継続することが出来れば、きっと皆さんの悩みも消えているかと思います。

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白地図のすすめ

個別指導の学習空間 滋賀エリア 草津・栗東西教室担当講師の中山です。

皆さんは地理の学習で白地図を使ったことはありますか?
白地図とはその名の通り、白い背景に国の輪郭だけ描かれており、細部や文字が書かれていない地図のことです。
なんとこの白地図を使うと、自分の欲しい情報が載った地図を作ることができるのです!

例えば、ミラー図法で書かれた世界地図に色分けした暖流・寒流の流れと砂漠・山脈の分布を書き込みます。

※ミラー図法ってなに?となった方は、「ミラー図法 メルカトル図法 ヴィンケル図法」で検索!

そうすると寒流が流れている大陸西部の海岸沿いに砂漠があることがわかります。
その名も「海岸砂漠(または冷涼海岸砂漠)」。
代表例として、ペルー海流が流れるアタカマ砂漠やベンゲラ海流が流れるアフリカ大陸南西部のナミブ砂漠があげられます。
海岸砂漠ができる原理は以下の通りです。
寒流によって冷やされた空気が偏西風によって陸地に流れてくる
→冷たい空気は暖かい空気よりも重いので上昇気流が発生しない
→雨雲ができず乾燥する
→砂漠ができる!
つまり寒流が流れている大陸西岸には海岸砂漠ができるのです。
「チリのアンデス山脈沿いには海岸砂漠がある」と具体的に覚えずとも、寒流の流れを覚えるだけで海岸砂漠がどこにあるかわかりますよね。

その他、鉱物資源の分布を書けば、主要な輸出品目や主要産業を推測することもできます。

地理の勉強は一つ一つの国について深く知ることも大事ですが、地形情報から読み取ることのできるものも多くあります。
私は漢字や英単語をただ暗記するということが苦手で、地図やイラストを覚えるのは得意でした。
そのため、白地図一枚に暖流・寒流の流れと砂漠・山脈・鉱物資源の分布を書いたものを作成し、それを暗記していました。

一人ひとり勉強方法の相性がありますが、地図の暗記が得意な方は、白地図で自分専用の地図を作ってみるといいかもしれません。

最後まで読んでいただきありがとうございました!

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たった3つの勉強やり方ガイド

個別指導の学習空間 旭川エリア 緑が丘・末広教室の保田です。

勉強が大嫌いで中学時代は3年間で家庭学習30分の自分が第一志望の大学に合格した、高校時の勉強方法をお伝えします。

1.まず家でできない時は家以外でやる
まず勉強ガイドといっても机に向かえなければ始まりません。家での誘惑は多く、私は図書館か自習室でしか勉強ができませんでした。それこそ、学習空間のように自身の力を伸ばしながら周りが学習し、やり方や内容を聞ける講師がいる空間は当時の自分からすると目から鱗です。自身の集中できて勉強を進められる空間をまずは探しましょう。意外とこれで躓く生徒さんも多いと思います。

2.短期記憶と長期記憶を理解する
皆さん急ですが「1+1=」の答えは何でしょうか?英単語の「I」「You」はどういう意味でしょうか?前者の答えは「2」ですし、後者は「私」「あなた」ですよね。『当たり前でしょ』と思われるかもしれません。ただこの当たり前って【長期記憶】にあるからなんです。
えんぴつを持つときに『どうやって持つんだっけ?』と思い出して持ちますでしょうか?
歩くときに『歩き方思い出さなきゃ』と思いますか?しませんよね。これも【長期記憶】です。つまり長期記憶に入れたら勝ちです。嫌でも記憶してしまっています。
これを勉強に組み込んだのが私の勉強法です。
まず短期記憶(ワーキングメモリー)は1分程度と言われています。
中期記憶は1時間、最長1カ月と言われています。
例えば覚えた漢字や単語、公式や用語が曖昧な状態、これは【短期記憶】です。
人間の記憶は一度この短期記憶に入り、必要ないと判断されると忘れるようにできています。よく言われる1週間前の晩御飯が出てこないのもこの短期記憶の一つですし、嫌なことは忘れようとするのも人間の防衛本能で、嫌な思い出を一生背負わないようにできているからと言われています。
これをどうしたら【長期記憶】に入れられるかが「勉強ガイド(コツ)」になります。
では前文の足し算や簡単な英単語、鉛筆の持ち方や歩き方はどうやって覚えたか、これは繰り返し行ったり、聞いたりしたからです。人は小さいときから短期記憶にある状態で繰り返し同じ記憶がされると脳が「必要」だと判断しまず【中期記憶】に入ります。その中でも繰り返し行い、大切だと判断するとと【長期記憶】に入ります。そのスピードは遺伝要因もありますが、基本的にみんな出来ます。というより赤ちゃんが歩けるようになるように無意識でしている事が多いです。
これを意識的に勉強内容を【短期記憶→中期記憶→長期記憶】に入れることでテストで当たり前のように思い出せるようになります。それには繰り返し行い脳に「必要」だと判断させることが重要です。
英単語ならまずその日に出来るだけインプットとアウトプットを繰り返し、短期記憶ではなく中期記憶に入れます。次の日に再度チェック、そうすると忘れている単語が出てきます、それを再度記憶。「I」「You」のように当たり前に出てくるようになってきます。そのレベルになった単語はもう記憶しなくても頭に入っています。大丈夫です。
長期記憶も細分化されているので一応箇条書きしておきます。
・エピソード記憶
思い出深い記憶(過去)や大切な約束(未来)など
・意味記憶
九九や都道府県など、自身に関係ないが必要だと判断したもの
この意味記憶を意識的に勉強に落とし込む方法です。
それを理解し、毎日覚えているかチェックしながらどれが長期記憶に入っているか分かっていると勉強効率も上がり、知らない&覚えていない事の方が少なくなってきて記憶するのが楽しくなってきます。その為にもやはり日々の勉強が重要になります。

3.楽しむ
勉強のやり方はお伝えしましたが、さらに効率を上げましょう。
②で長期記憶に入るスピードは遺伝要因もあると言いましたが、人間楽しい事は覚えています。嫌なことは忘れようとします。これをスパイスとして利用するのが「楽しむ」ことです。
これに関しては個人差があるので、自身の「楽しむ」を探しましょう。
例として私の「楽しむ」も一つお伝えします。私は文房具が好きで、受験期に本当に助かりました。新しいシャーペン、ボールペン、消しゴム、ノートを使うのが本当に楽しく、机に向かう一つの理由になってくれました。記憶するには書いても書かなくてもどちらでも良いですが、書かない方が圧倒的に効率が良いです。書くデメリットは作業になりがちになり記憶しようとしなくなることです。ただ書かないで記憶すると頭が疲れ、飽きてきます。さらにスペルミスなど気づけない事もあります。そこで敢えて「ここまで覚えたらノートに書いてテストしよう」と【好きな文房具で書く】ことを自身の褒美としてやっていました。これが自分の中で本当に楽しく、テストが嬉しいものになり、スペルチェックも出来て最高率の暗記法でした。社会福祉士国家資格もこの方法で取りました。それでもモチベーションが上がらない時は筆記体で書いてみたり、いつもより綺麗に書いてみたりと「楽しむ」を継続できるよう工夫をしたりもしました。途中式が書きまくれる数学や過去問は本当に幸せでした。

最後に
学習空間の空間は自身の勉強法を具現化した空間だとつくづく実感しています。
もしなかなか自身で集中できる空間が見つけることが難しいときはいつでもお越しください。
一緒に楽しく勉強していきましょう!!

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サルでもできた学習方法 ~洞察学習~

個別指導の学習空間 兵庫エリア 加古川平岡・姫路灘教室の岩永です。

勉強のやり方について、私が中学生の時から大事にしていることがあります。

それは「覚えるではなく理解する」です。

面倒くさがりで繰り返しの勉強がとにかく嫌な私はこう考えました。

「仕組みや解き方を覚えれば繰り返ししなくてもできるようになるでしょ」と。

心理学用語で「洞察学習」と呼ばれるものです。

ドイツの心理学者ケーラーの研究によって提唱された学習方法ですね。

研究の内容はこうです。

彼はチンパンジーを檻の中に入れ、檻の外のかなり離れた場所に好物のバナナを置き、チンパンジーの手の届く範囲に短い棒を置いた。

そして、少し離れた所(短い棒を使えば届く程度)に長い棒(バナナに届くぐらいの長さ)を置いた。

最初短い棒を使うが届かない。

イライラして暴れていたのですが、突然短い棒を使い長い棒を取り、その長い棒でバナナを取ったのです。

この実験からこの結果はチンパンジーが考える(洞察する)ことによってバナナを得たと彼は考えました。

また、同じチンパンジーにもう一度同じことをすると今度は最初から長い棒を取ろうとしました。

つまりこの実験で見られる
①理解し、考えることで結果は得られる

②一度理解、考えたものは同じ状況に立った時にも繰り返され消えにくい

この2点が洞察学習の大事なポイントです。

小難しい話が続きましたね。

皆さんの勉強に置き換えてみましょう。

短い棒(長い棒を取るためのもの)が公式や文法

長い棒(答えへと導く正しい解き方)が模範解答や解説

バナナ(得られる結果)が正しい答えやテストの点数

です。

今手に持っている短い棒(勉強している公式や文法)が何のためにあるのか、どう活用すれば良いのかを考え、調べることが大事です。

あるいは、問題や解説の中でどのように活用しているのか、文字や数字の意味を考えることが大事です。

そして、それが大変だからこそ、我々講師にどんどん聞いていきましょう。

何度も練習して暗記しているのに間違える場合やプリントは合うのにテストや少しひねった問題になると解けない場合はこの短い棒が何なのか理解していないことがほとんどです。

何度も回数をすれば上手くなる、トライアル&エラーは学習という面においては悪手とも言えます。

いわゆるソーンダイクが提唱した試行錯誤学習(繰り返すことで覚える)は時間がかかる上に応用がしにくい暗記法、勉強法ではあるので忙しく、勉強が嫌な人には不向きな上に非効率です。

もちろん繰り返すことが悪だとは言いません。

当然、学習にはある程度の反復練習は必要不可欠です。

ただ、考えなしで何も意識せずに実行して繰り返しても量が多くなるだけで効果は薄いです。

失敗は失敗として蓄積するだけで成功の糧とはならず、「あれだけ勉強したのに」というトラウマとなります。

覚える分量が多くなればなるほど試行錯誤型は上手くいかなくなります。

では、社会科や理科のような暗記科目では洞察学習はできないのでしょうか。

決してそんなことはありません。

洞察学習の大事な所は「なぜそうなるかを考える」ですから。

地理の場合はなぜその野菜を育てるのか、気候や時代背景から考える。

歴史の場合はなぜその事件が起きたのか、当時の社会情勢や本人の意図を考える。

理科の場合はなぜその現象が起きるのか、原理や環境を考える。

わざわざ表や用語を書き込まなくても覚えやすくなります。

普段の学習から「ここは前回やったやり方と同じだな」「ここの文章の作り方はこの時と一緒だな」こういったことを意識することも洞察学習です。

みなさんがすぐにできる洞察学習は

①公式が出てきたときにそれぞれの文字や数字は何を意味するのか考える。

②答え合わせの時に答えや解説がどういうやり方をしていて、なぜそのやり方なのか考える。

③先生に上2つを聞く←これがしやすいのが学習空間のいいところ!!

この3つです。

「時間がない」「面倒くさい」そんな人こそ頭を使って考える。

サルでもできた学習方法。

オススメです。

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