個別指導の学習空間 栃木エリア 小山城東教室の永澤です。
今回は、作文の書き方について説明します。
多くの学校で、受験の際、作文を書くことになると思います。
みなさんは、作文で満点をとれていますか?
作文は、満点をとれて当たり前です。
今まで自分が書いた作文を思い出してください。
「いつも半分しか取れない…」とか
「満点を取ったことがない…」
そんな生徒さんがいたら、この勉強やり方ガイドをしっかりと読んで、
参考にしてください。
では、そのメソッドをお話ししましょう。
【手順その1】<何を問われているかを把握する! 使用時間1分>
まずは、問題を読み、何を書かせたいのかを把握します。
よく生徒から、
「どうやって書けばいいのかわからない( ノД`)」
と言われるのですが、これについては心配いりません。
受験までに数多く解いていけば、
似たような問題に必ずぶつかります。
例えば、インターネットの問題がでてきたとします。
この手の問題は、12歳から18歳くらいの学生が、
携帯電話を持つことの是非について、あるいはインターネットを使用することについて、
どう思っているのかなど、
問われる内容が、推測できるようになります。
なので、受験までにたくさん練習し、どんな問題が来ても大丈夫というくらい、
たくさん書いて練習しましょう。
【手順その2】<問題に関連のあることについてメモを書く! 使用時間1分>
私が生徒に作文の練習をさせるとき、いつもメモを取るようにいいます。
しかし、生徒からは
「メモを取る時間がもったいない」
とよく言われます。
それは、大きな間違い☠
そういう生徒ほど、何も考えず、思いついたまま本文を書き始めてしまい、
途中で自分が何を書いているのかわからなくなって、
つじつまの合わない文章が出来上がり、点数が取れない…
なんてことになるのです。
なので、問題を読んでそれに関連のあることについてメモを書けるだけかいてください。
例えば、「読書の時間」のことに関しての問題が出てきたら、
「読書の時間」に関して思いつくことを余白に書くのです。
「頭がよくなる」「朝読書」「大切」「楽しい」「最近読んだ本」
「読書している人が少ない」などなど…
こうやってメモを書くことによって、
「朝読書って大切だよなー」
というように、自分の書きたい内容が決まってくることがあるのです。
とにかく思い当たることを1分程度書けるだけ書いてみましょう。
【手順その3】<メモをもとに構成を練る! 使用時間5分>
具体的にどのように書いていくかの骨組みを考えていきます。
作文を書く上で、この構成を練ることに多くの時間を割いてください。
例えば、先ほどの「朝読書」について書くとしましょう。
メモを書いた中で、「朝読書が大切」ということについて書くと決まったら、
そこから話を広げていきましょう。
構成するうえで大事なのは、「なたもだ」に沿って書くことです。
「なたもだ」とは…
「な」:なぜなら
→自分が、朝読書が大事だと思う理由を書く。
「た」:たとえば
→実際に朝読書をやって効果があったなと思った実体験などを入れる。
あるいは、朝読書をすることで効果があると聞いたことがあれば、そのことについて
書いてみる。
「も」:もしも
→逆に、朝読書をしなかったら、どんなデメリットがあるのかを想像して書く、あるいは朝読書をしたことがなかったら、それをすることでどんなメリットがあるのかをかいてみましょう。
「だ」:だから
→自分の主張を最後に書き、そうすることで今後将来的にどうなるのか、どうしたいのかを書いていきましょう。例えば、「朝読書をすることで、脳の活性化を促し、充実した1日を送りたい」など。
これに沿って書くことにより、説得力のあるまとまった文章ができます。
なたもだ作文は、何度か練習すれば必ずできるようになります。
作文が苦手な方は、まずはこのなたもだを使って、
しっかりした文章が書けるようにしましょう。
【手順その4】<作文用紙に書く! 使用時間3分>
構成をある程度考えられたら、実際に作文用紙に書き写します。
構成がしっかりかけていれば、書き写すのはだいたい3分くらいです(250字前後の場合)。
もし、構成も何も考えず、思いつくままに、作文用紙にいきなり書き写すと、
途中で間違えてしまったときに、全部消して、無駄に時間をロスしてしまったり、
つじつまの合わない文章が出来上がったりするのです。
なので、良い作文の書き方をまとめると…
1、<何を問われているかを把握する! 使用時間1分>
2、<問題に関連のあることについてメモを書く! 使用時間1分>
3、<メモをもとに構成を練る! 使用時間5分>
4、<作文用紙に書く! 使用時間3分>
これをきっちりやれば、作文を満点にすることができます。
最後になりますが、受験で出てくる作文は、決して作家のように、
一風変わった凝った文章を書こうとは思わないでください。
あくまで、問われていることを当たり前のように理解し、
当たり前の解答をしっかり書けるようにしてください。
ピカソは、誰よりもうまい絵を描けるので、変な絵を書いても評価されるのです。
私は、生徒によくこう言います。
「サルでもわかる文章を書くんだ!」と。
こう話すと、作文にたいして苦手意識があった生徒も、
しこりがなくなったように、良い文章を書くようになります。
なので、作文が得意になるまで、慣れるまでたくさん書いてみてください。
努力が実りますように(*^▽^*)!!!
http://tochigi.gakushu-kukan.com/
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