高校生;理科

うろ覚えの炙り方

個別指導塾の学習空間、千葉北総エリアの竹村です。
皆さん、物理は好きですか?
今回は物理の理解を進めたいときの、私のやり方を書いてみます。物理以外にも使えると思います。何かしら参考になれば。

・理解する→教えようとしてみる
いきなり実施しにくいやつですみません。。ただ、これは私の場合一番効果的でした。うろ覚えと完全に理解しているところ、区別できてない人は多いと思います。私もです。うろ覚えでも、基礎問や選択式問題は大体解けます(解けない場合、ケアレスという感覚になります)。でも、応用問や記述問題に臨むと壊滅します。教えようとするのも同じで、うろ覚えでは、自分自身を納得させる説明すら作れないことに気が付きます(気が付いて…!)。逆に、そこを意識できれば、教科書レベルに関しては完璧を目指せます。
私個人の話ですが、ちゃんと集中できる作業時間取らないとこれを区別・認識できません。結構手間暇かかりますし、理解するのは疲れます。疲れてない場合、うろ覚え→理解への転換はあまりできてないかもしれません。

・全容を把握してから、細部をひとつずつ
今理解しようとしている内容は、どんな要素の組み合わせで、どこが理解できていて、「どこが理解できていないか」、リスト化して把握することです。これは新しく始めたゲームでもよくやりますね。実際理解するのはあとでいいです。というか、自分にとって、使用頻度が低い・理解する難度が高いならば放置でもいいです。そうでない要素を優先してひとつずつ抑えましょう。
全容をつかまないまま、手当たり次第覚えようとしている人は多いです。そうなると、終わりが見えてないしペースの計算もできないので、時間軸を伴った目標と計画は立てられないはずなんです。何がわかってないかわからないので、実は大方理解しているのに自信がない→が、どうしたら改善できるかわからず、必要以上に演習を繰り返す→しかし理解度はほぼ上がらない→頑張ってもできないのでもっと自信を失う、という症状もでます。定期試験対策ならば、遅くともテスト範囲が出た段階で、全体像の把握を試みましょう。
※ただし、途方もない作業量・労力が必要な状況では、無計画のまま手当たり次第やることが最善になりえます。良い結果にはなりえませんが…

どれが全容で要素かわからない?学校レベルなら、それこそ教科書でいいです。全容は目次見るのが早いですね。各ページの説明を、クラスメイトにやれそうならOK、読めるけど説明はできないなら「理解できてない」要素があります、そもそも何言ってるかさっぱりなら「難度が高い」ところです。物理の場合、単元内の前半に出てくる・説明しているぺージ数が多いほうが、使用頻度が高く、そうでないものは使用頻度が低いことが多いです。
理解できてないところを予め探っておいて、授業中にそこをしっかり聞く、見直して理解してないと分かったら、質問してみるといいですね。質問できるとこ(先生や参考書)が複数確保されていると最高です。問題を解くのはそのあとでゆっくり(ペーパーテストで点数さえ取れればいい場合には、少し遠回りになりますが)。

困ったことに、物理以外の単元の、特に中学校までの勉強では、「うろ覚え」ばかりの状態でも、それなりの点が取れてしまう場合が多いです。そのため、うろ覚え=理解したと錯覚している人は少なくないでしょう。そして、いざ高校で物理を始めると、どう頑張っても点が上がらないという錯覚を起こし、「苦手教科」という認識をされるわけです。難しい教科の代名詞として物理の名が挙がることすらあります。悲しい。。
手間暇かかるのは事実ですが、自然界に興味のある人なら、絶対楽しめるはずなんです…物理アレルギーの人が減りますように…!

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molは算数みんなできる!

個別指導塾の学習空間 厚木東・南足柄教室の田島です。

突然ですが、えんぴつ3ダースは何本でしょうか?

正解は1ダース12本なので3ダースは36本です。
もちろんみなさん正解できましたよね?1ダース=12本ということを知らなかった人は、今新しい知識を手に入れることができたので、それだけでこの記事を読む意味がありました。

なぜこのような計算そしてもらったかというと、molの計算が全く同じ方法だからです!

教科書等では「物質量を求めるときはアボガドロ定数で割ってください。」
や「体積を求めるときは×22.4です。」
等の覚えることが多いし意味が分からないことがよく書かれていると高校生は感じるでしょう。

しかしそんなことは一切覚えなくても大丈夫です!
mol計算において大切なことはこれだけです!

1mol=6.0*10^23個=原子量(分子量・式量)g=22.4ℓ

ここで一番最初の話の戻ります。
1ダース=12本なので3ダースは36本。
言葉を変えましょう。

1mol=6.0*10^23個です。では3molの時の分子の個数は何個?

言っていることが全く同じことに気づいたでしょうか?
molの計算は単位変換を行っているだけなのです。
従って1molの質量や体積が分かっていればそれを基準に考えればOKということです。

質量を求めるときも同じ計算です。
ただここでは原子量・分子量・式量という言葉の意味を知らなければいけませんがここでは割愛します。
教科書やワークに解説が載っているのでしっかり読みましょう。
具体的な数字は教科書の裏あたりに載っていると思います。

例えば炭素の原子量は12です。
つまり炭素原子1molの質量は12gです。
ここまでわかればもう簡単ですね。

教科書に載っているmol計算の公式は全部この単位変換の延長線上に登場します。
実はmol計算は覚えることが少ないです。
計算を始める前に基準となる値はいくつなのかを自分の中ではっきりさせて問題に挑みましょう。

今回の教訓は無意味な公式をただひたすらに覚えようとしてもできるようになるわけではなく、その公式の意味をしっかりおさえると意外と覚えなきゃいけないことは少ないということです。
勉強のやり方という面で見るならば、公式の意味をより深くのぞいてみることが大切です。

これで君も明日からmol計算マスターだ!

この記事を書いてるときに「1ダースっていくつだっけ?」と思いインターネットで検索したのは秘密です。

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立式。何はともあれ立式。

個別指導の学習空間、静岡中部エリア 焼津小川教室の上石です。

今回は私が大学受験に向けて行っていた物理の勉強法についてお話しします。

突然ですが物理の計算問題で大切なことって何でしょう?
正確さやスピードはもちろん大切ですよね。

しかし何よりも大切なのは、解を求める式を立てること。
つまり、『立式』だと私は考えています。

いくら早く、正確に計算できてもはじめの式が間違っていたら話になりませんよね…(汗

例えば力学の問題で、「高さ9.8mの高台から10gの小球を静かに落下させたとき地面に落ちるのは何秒後か」なんて問題があったとします。

このくらいの問題ならば公式に当てはめるだけで答えを求められる人は多いと思います。

では次に、「上空に向かって2m/sで上昇する気球に乗った人が、地上から9.8mの高さになった時に静かに10gの小球を手放した時、小球が地面に落ちるのは何秒後か」なんて状況になるとどうですか?

顔をしかめた人、いますよね?

気球に乗るだけで、ただの自由落下よりも難しくなるのが物理です。

物理の問題はいろんな状況設定ができてしまうからこそ、それぞれの問題で「どのように立式すればいいのか」という思考力が重要になってきます。

『物理を勉強している高校生のみなさん、とにかく立式の練習をしてください!』

極端な話ですが、その後の計算は省いても、電卓を使っても構わないです!
(むしろ手計算の精度は数学でその力を養った方がいいと思っています。)
式を立てた段階で答えを開き、自分の考え方が正しいか確かめる。
上手く立式できているなら、別のパターン、別の問題にどんどんうつっちゃいましょう。

最後に一つ注意点です。

この勉強法はテストを意識した勉強をする際にしないでください。

当然ですがテストには時間制限がありますよね。
限られた時間の中で的確な考えと正確な計算ができるかが見られているわけです。
テスト前は計算も含めて、それぞれの問題を解くのにどれだけ時間がかかったのか、しっかり把握しておきましょう。

テストが明けて自分の受験勉強をする、というタイミングになったら、ぜひ様々な問題で立式の練習をしてみてはいかがでしょうか?

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高校決まったら予習しよ

個別指導の学習空間 千葉エリア 習志野藤崎・西白井教室の竹村です。

今日は高校の決まった中3向けに、高校の(理科の)予習の進め方をメモしようと思います。
教科的なテクニックというより、そもそも何をするべきかという部分で参考になればと思います。

○高校の授業は学校によって違う!
ものすごく当たり前なのですが、高校でやる教科の予習をやるほうがいいです。
というのも、高校では「やらない教科」が出てきます。出てくるんですよ!
手あたり次第やると、次年度の予習としては活きない部分が出てきます。
全ての教科で、中学校の延長をやるわけではないんですね。
そしてその内容は、学校によって違ってくるわけです。
公立校受験対策とは違い、行く学校によって皆少しづつ違う予習が必要になるんですね。

公立の普通科ならば、英数国には通常そこまで大きな差はありません。
しかし、理社は普通科であっても、学校によってやるやらないが分かれてきます。
私立高校や普通科以外の高校では、一年生であっても普通科と予習すべき内容が大きく異なる場合も多いです。
今日は省略しますが、二年次以降はもうバラバラです。
個々のレベルとはまた別の問題で、人によってやる内容が異なるわけです。
是非、高校生になる皆さんは、そのあたり自分で把握してみてください!

○高校一年次の授業を調べる!
つまり、自分がこの先の1年、何を習う予定なのか、まず調べる必要があるわけです。
それは高校のウェブページか、パンフレットに載っています。
「教育課程」か、「カリキュラム」というキーワードを探すと、見つかることが多いです。
時々、どこに載っているかよくわからないところはありますが…気合で探しましょう。
これで、週に何時間、なんという教科を勉強するかがわかります。

例えば、一年次には数学Ⅰを週に4時間やる、とかですね。
規定より多くの時間数を割り当てているか否かなどから、発展的内容を扱うかどうかも伺えます。
現中2以下の生徒さんも、学校選びですごく迷ったら、そこまで精査するのも手でしょう。

○要チェックポイント!
特に判断が分かれやすいのは理社です。
今回は理科に絞って書きます。
理科は、物理、化学、生物、地学(+科学と人間生活)という4つ(+1)の教科に分かれます。
しかし、高校在学中にこの4つすべてを履修するとは限りません。
特に一年次に限れば、やるのは1~2教科が相場です。
やるタイミングや時間数によって、準備も異なってきますので、私なりの要点だけまとめてみます。

・物理基礎を1年で履修する。
進学校や一部専門科などで見られます。結構ハードな可能性が高いです。
本来物理を理解するためには、高校の数学の知識や技術が必要です。
1年時点でそれを習っているわけがないため、高校数学の予習が要求されます。
授業中にある程度は教えてくれるはずですが、十分な時間を取ってくれるとは思わないほうがいいです。
その点は教える側もわかっていますから、課題などでやらされる可能性もまた高いでしょう。
三平方の定理、力の合成あたりの復習をしたうえで、数学Ⅰの三角比をかじっておきたいですね。

・基礎と名の付く教科が週3時間ある。
規定は2時間なので、3時間取っている場合、発展的内容を扱う可能性が非常に高いです。
発展を扱うということは、基本の部分はわかっている前提で授業が進むということです。
基本が理解できないままだと、発展範囲を含む定期試験は悲惨なことになりますね…。
中学校の復習を特に徹底しておきたいものです。
例えば化学基礎が3時間あるなら、中学校化学でわからないところは今のうちに極力なくしておきましょう。
授業のペース自体が早いとは限らないです。
既習範囲でつっかえていなければ、ついて行く分には問題ないでしょう。

・理科が1年から週5時間以上ある。
きわめて理科に力を入れているか、土曜日も授業する私立高校ですね。
授業のペースが早かったり、レベルが高かったりすることが予想されます。
ペースそのものが早い場合は、中学校の復習だけでは不十分ですね。
出来れば高校の教科書や参考書を用意して、予習しておけると万全です。

○まとめ
色々書きましたが、やらない教科はやらなくていいというのが簡単で大きいです。
地学など、高校で全くやらない場合も珍しくなく、その場合興味がないならば中学校の復習も不要になります。
教育課程から、予習の中身の詳細まで読み取るのは、中々難しいとは思います。
そのあたりは最寄りの講師に相談してみてください!

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過程を書く!

個別指導の学習空間、兵庫エリアの谷口です。

今回は主に数学(たまに理科も)の学習法を説明させていただきます。

題名にある通り、今回は過程を書くことの重要性について述べていきます。

まず確認事項としてですが、あなたが数学を苦手とされているなら、

・文章題を解くときに自分の考え方の過程を書いていますか?
・計算問題を解くときに途中式を書いていますか?
・図形問題を解くときに向きを揃えて書き並べたり(主に証明)、問われている図形を抜き出して書いていますか?

苦手な方はこの3点の少なくとも1つはできていないかと思いますし、得意でもミスがなかなか減らないという方は是非これを読んで実践してみてください。

なんでそんなんせなアカンねん、と結構めんどくさく感じるとは思いますが
この3点を実践することにより、式がたてられるようになる、考え方が分かる、計算ミスをしにくくなります。断言できます。

なぜかというと、
連立方程式を例に挙げて述べていきますが、
「1個140円のリンゴと1個40円のみかんを合わせて11個買いました。合計金額は940円でした。買ったリンゴの数とみかんの数を答えなさい。」
という問題があったとします。

まず何をxとyにするか、文章から考えます。
文末に「数を答えなさい」とあるので
リンゴの数→x
みかんの数→y とします。
リンゴとみかんを合わせて11個なので、
x+y=11…①
次に、リンゴx個の金額とみかんy個の金額を考えます。
リンゴx個の金額→140x
みかんy個の金額→40y
合わせて940円なので、
140x+40y=940…②
あとはこの①、②を連立方程式として解くだけです。

このように、リンゴの数をx、みかんの数をyと置き
かかる金額なども書き出すことによって
文章を見るだけで式を立てようとするよりも
格段に式を立てやすくなっているかと思います。
苦手と感じる人が多い道のりの問題でもこのように書きだしていけば解けます。

式を立ててから先は計算、ということになりますが、
この計算にも当然落とし穴があります。
特に、文字式&方程式を習いたての1年生や2年生以上で計算が苦手な方です。

3(2x-3)-4(3x-8)
のような文字式を例に挙げます。
①まず分配法則を使ってカッコをはずす「だけ」(分配法則等の説明は割愛します)
→6x-9-12x+32
②アルファベットが付いている項と数字だけの項に分ける
→6x-12x-9+32
③きまりに従って計算
→-6x+23

当たり前のようなことを当たり前にやっただけですが、この①・②を飛ばしていきなり答えだけを書こうとする人のミス率がかなり高いです。
数学が苦手な人ほど習った当初から飛ばしがちです。
飛ばす癖がついてしまっていると
3年生になってからの計算や、
計算量が急増する高校の数学Iでボロボロにやられます。

回りくどいやり方だとは思いますが、
過程を飛ばしてばかりだといつまでもミスは減らず、解き方も身に付かずな状態のままです。
丁寧にやっていくことが、確実に理解できるうえ点数を確保していくことができる近道です。

ひと言で言い表すと「急がば回れ」です。
ことわざって核心を突いてることが本当に多くてびっくりしますよ。

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解説をうまく使おう!

個別指導塾の学習空間、練馬大泉教室の後藤です!

今回は数学・理科で分からない問題が出てきた時の進め方の一つとして、解説をうまく使っていくやり方をお伝えできればと思います。
皆さん数学・理科をやっていく中で、問題に詰まることがあると思います。そんなときどのように進めていますか?
・教科書・参考書を使い、解き方を調べる
・じっくり分かるまで考えてみる
・・・etc
何個か上げましたが、皆さんそれぞれのやり方でやっているかなと思います!
そんな色々あるやり方の一つとして、解説を利用しながら進めるやり方を一度やってみていただければと思います!
数学・理科に関しては、学年が上がっていくにつれてどうしても自分で解決するのが難しくなる問題が多数出てきます。
そんなときに教科書・参考書で調べながらやるのもいいかとは思いますが、解説を見てしまって答えまでの手順を一気に覚えていくのが時短にもなり良いかと思います!
もちろん見るだけでなく、解説に書いてあることをしっかりと写すことがポイントです!
難易度が上がっていく問題を解いていくためには、自分の中での解き方のパターンを増やすことがすごく大事になり、武器になってくるので、数学・理科系の科目については解説を使いその武器を一つでも多くしていってください!

練馬の塾なら個別指導の学習空間

テストの受け方(数学・理科)

個別指導の学習空間、竜王・櫛形教室の吉瀬です!

夏休みも終わり、2学期が始まりました!2学期の特徴はなんといっても大きなイベントがたくさん!
文化祭がある学校もあれば、体育祭・球技大会など学生にとって何より楽しい行事の目白押しですね!
しかし忘れてはいけない事が1つあります・・・。
それは・・・テストも多い!!!(泣)
夏休み明けテストに始まり、2回の定期試験に12月の学力試験、さらには受験生の中学3年生・高校3年生は模試などもあるため休む暇がない!?orz
そう!2学期はテスト地獄なのです!!!
そんなテストを乗り切るために今回はテストの受け方についてお話したいと思います!
特に、計算問題が多くあり時間がかかる数学と理科についてお話します!

①いきなりがっつかない!!
模試監督をしていると、始めの合図とともにバサッと問題用紙を開いて慌てて問題を解いていく人が多いです。

そんなことはしてはいけません!!

これまで覚えてきたことを正確に解くためには心を落ち着かせなければいけません。
慌てて解いてしまっては、ミスをしてしまい変な答えが出てきてしまいます。そうすると、どこが違っている事に気付いた時にパニックになってしまい、時間を取られてしまいます。
これでは素早く始めたとしても返って時間がかかり、負の連鎖になってしまいます。
そうならないためにも、始めの合図がかかったらまずは深呼吸をしましょう!一旦心を落ち着かせ、冷静になってから問題に取り掛かる事で、問題をしっかりと読むことができ、丁寧に問題を解けます!

②(2)の方が簡単!?
難しい大問に当たった時に、(1)がさっぱり解けないと、その後の(2)・(3)などをあまり考えないで飛ばしてしまう人がいます。

そんなことをしてはいけません!!(2回目)

実は、(2)の方が簡単だった、ということは多々あります!
確かに、(1)の答えを使って(2)を解く問題もありますが、全てそうではありません!!
例え、(1)が難しかったとしても、(2)もしっかりと見て、何を聞かれているのかを読み取り解くようにしましょう!
おそらく、これをするだけでも5点~15点くらいは変わる可能性はあると私は思います!
すぐに諦めたりはせず、まずはしっかりと読みましょう!それでさっぱり分からないようなら飛ばして次の問題へ!!

③見直しは3周!!

問題を全て解き終わった後に、顔を伏せて全く動かなくなる人がよくいます。

そんなことをしてはいけません!!(3回目)

問題を解き終わり、時間に余裕があるのならば、見直しをしましょう!
しっかり解けたと思っていても、1つはミスがあります!
そのミスに気づく人と気付かない人は、テスト結果でもよく反映されているはずです!
分かった問題を落としてしまう事がテストにおいて一番勿体ないこと!
その数点で順位が変わる事、合否が変わる事などたくさんあります!
1点でも多く取るためには、見直しは必須です!何回見直しても問題ないです!
貪欲に点数を取りにいきましょう!!

以上が数学・理科のテストにおけるテストの受け方です!①と③については他の教科でも大事なこと!
テストが多いこの2学期!上記のやり方を1度してみてはいかがですか?
それにより、テストの点数が少しでも上がったら幸いです!

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物理なんて大体外国語

個別指導の学習空間 千葉エリア 習志野藤崎・西白井教室の竹村です。
今回は物理、ひいては理系分野の考え方の、一部でも理解してもらえればと思います。

物理では「量の関係」を通して、自然界の仕組み:法則を理解しようとします。
難しいのはこの「関係」:法則の書き方です。
日本語で語れば良いと思っても、長くなるうえ、表現のゆらぎがあって、いつだれが見ても変わらない自然法則を伝えるには不便です。小学校や中学校では、日本語で語りきれる程度の簡単な法則を扱いますが、限度がありますね。
数学の表記法(もはや「数学語」といっていい)はその点優秀です。短く簡潔に間違えなく内容を伝えることが出来ます。科学の世界では、一種の共通語になっています。

そんなわけで、今日高校物理で教える法則の大半は、「数学語」で書かれます。

例えばこんな感じ→  v= x/ t

短くて良いですね!
ところがこれ、「数学語」や、その下敷きにある欧米の言語をよく知らないと、やはり意味がよくわかりません。この数式だけ暗記しても物理が出来るようにはならないでしょう―私はこここそが、物理の勉強の仕方や、物理を使う気が無い人が物理を学んでおく意義につながる、重要なポイントだと思っていますが―「数学語」の翻訳の技能が必要なのです。
例えば先述の式、x以外についてみてみましょう。
v → velocity(ベロシティ) → 速度
t → time(タイム) → 時間
vやtに限らず、物理法則中の文字の多くは、英語表記時の頭文字です。そのため、各文字に対応する英語を読みだけでもいいので覚えると、以後数式自体を覚えやすくなります。xはいろんなところで便利に使われますが、物理では変位(距離)をさすことが多いです。
また、+や=と言った記号も、言葉に直せることを知っていると思います(その逆、文章の数式化が算数や数学の文章題ってやつですね)

実際に訳してみましょう
数式表記⇔日本語直訳⇔日本語口語訳
v=x/t ⇔速さは距離割る時間⇔速さを求めるには、進んだ距離を、掛かった時間で割ればよい

英文の翻訳とやってることたいして変わらないですね!文法的な部分(特に言い換え)はバリエーション豊富で慣れるまで難しく、脈絡依存性も高いので、口語訳はセンスも試されます(?)。しかし、英語よりはるかに単語数が少なく、一文の語数も、特に物理法則はせいぜい7前後です。そこが完璧なら、あとは数学そのものです。

いわゆる「物理が得意な人」は、この変換(訳)がすらすら出てきます。ある程度は日頃の練習で鍛えられるもので、しかも得たものは物理以外にも幅広く応用が利きます(外国語の文章の意訳や、長文の要約など、読解力につながる技能のはず)。

物理が苦手だと言う人、この変換を意識してみて欲しいですね!
数式を暗記して数字を入れるやり方は、この翻訳の過程をすっとばしがちで、後に残るものが少ないです。文系で物理を履修させられている方、お察しの通り、物理の数式を暗記しただけでは、近い将来には役に立ちません。せっかくなら、第二外国語みたいな感覚でやってみてください!

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難関大学を受けるということ

みなさんこんにちは。個別指導塾の学習空間、東大和教室、青梅東教室の池田です。

今日は難関理系大学を受験した生徒の化学をどう教えていったのかをお話しします。このお話の中から、各々の今後の勉強に関する指針が見つかれば良いかと思います。

 今から2年以上前、とある私立高校の特進コースに通う生徒の化学を担当することになりました。担当した当時、生徒の学年は高校3年生の春でした。

 その生徒は2年生終了までに高校3年間の授業を終えていました。難関を目指す私立高校ではわりとよくある話です。ちなみに3年生における定期テストはすべて入試対策の問題集や過去問を配したものでした。

 塾では「化学の新研究」を受験知識の基礎とし、受験準備として「基礎問題精講(化学)」、問題集は学校配布のものをやりつつ、理論化学・無機化学・有機化学とそれぞれに対して、比較的説明の明解な問題集を追加しながら授業を進めました。
 
 授業では、生徒が家などで解いてきた中で、わからなかったところを解説する形で進めました。受験をする意思をしっかり持った生徒になると、やはり自分で解くスタイルが確立されているものなのだと、今振り返ってそう思います。

 大抵質問されるものは難しいものばかりです。私も事前に問題を解いておき、「おそらくここが質問されるだろうな」と思うところを準備していました。生徒と共に私も成長したのではないかと思うところです。

 夏を過ぎると赤本を学校の図書館で借りてきてもらいました。ちなみにその対象校は「東京工業大学」 過去約20年分を解いて解説する、理解しにくいところや基本知識をしっかりさせるために前述の化学の新研究を参照する、そういったくり返しを行いました。

 11月中旬くらいからセンター試験対策として「トレーニングノートα」で基礎の軽い確認を行った後、駿台文庫の『青本』で過去問演習を行いました。ただこれに関しては確認作業といったレベルでした。これまでやってきた演習の方がはるかに難しいものでしたので。

 実際の受験についてはセンター試験では余裕をもって足切りライン突破、二次試験では化学はできたものの、もう一つの懸案事項だった物理が想定よりも難しく、これが尾を引いて残念ながら不合格でした。ただ、後期日程で埼玉大学に合格してくれました。
 この生徒の受験指導において感じたことは、以上3つです。

① 難関大学に入りたいと覚悟を決めて勉強を始めた生徒というのは、本当にこちらが感心してしまうほどに自分で勉強を行います。

② ただやるだけではなく、本当によく考え、よく色々とチェックをします。例えば炎色反応の色や無機化学における沈殿の色など、いつも持参している理科の資料集を必ず確認していました。これは本当に印象的でした。

③ こちらが特に言わなくても、自ら勉強をする時間をみつけ、そこで集中して学習します。学校の休み時間や、通学時の電車の中、とにかく色々と時間をみつけてはよく勉強してくれていた印象です。

今後、今中学生、高校生である皆さんがどういった方向に進もうと思っているのか。自分の思った夢を先輩たちはどのように進んできたのか、今回は特に難関大学を目指す高校生についてお話してみました。何かの参考にしていただければ幸いです。

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語源から覚える元素記号

個別指導塾の学習空間 静岡東部エリア 富士吉原・裾野教室の及川です!

今回は元素記号の覚え方についてお話ししたいと思います。
ヘリウムやナトリウムなど、読み方の最初がそのまま記号になっているものは良いのですが、もともと日本語由来でないものは覚えるのが大変ですね!
暗記するしかないのは当然ですが、少しでも覚えやすくするために語源をたどってみましょう。

まずはH(水素)、水素は英語ではHydrogen(ハイドロゲン)といいます。
ギリシャ語の水(hudor)が語源です。
淡水にすむヒドラというかわいい生き物がいますが、これも語源が同じ。
ギリシャ神話に出てくる水蛇ヒュドラにちなんでいます。
ポケモンの技にもハイドロポンプという水属性の技があるのをご存じでしょうか?
はい!もう覚えましたね!

C(炭素)はどうでしょう。炭素はcarbon(カーボン)、これはラテン語の木炭(carbo)に由来しています。
細くて丈夫な繊維「カーボンナノファイバー」、
釣りではカーボンロッドなどを聞いたことがある人もいるかもしれません。
実はスパゲッティのカルボナーラ(carbonara)も語源が同じ。
日本語で「”炭”焼き職人のスパゲッティ」という意味だそうです。

Si(ケイ素)はsilicon(シリコン)、主に機械の精密部品(半導体)などに使われています。
地理の授業でもシリコンバレーという言葉を覚えたと思います。
シリコンバレーでは電子部品を作る会社が多く集まったためこの名前で呼ばれるようになったのはご存知の通りです。
また、シリカゲル(silicagel)はシリコンのゲル(ゼリーのようなもの)という意味です。

Cl(塩素)はchlorine(クローリン)といって、クロロホルムの構成元素にもなっています。
似た言葉であるクロロフィル(葉緑体)と塩素の語源は共にギリシャ語のChlorus(黄緑色)。
気体の塩素が黄緑色であることに由来しています。
これで塩素の気体の色と元素記号を同時に覚えられました!

このように語源をたどることで、ただ暗記するだけだった略称にも背景があり、理屈があることが分かったと思います。
言葉はネットワーク化してつながりで覚えることによって、より強固な記憶となっていきます。
理科だけでなくいろいろな分野の単語を知り、似た言葉から意味や語源を推測していくのは暗記に役立つだけではなく、それ自体が楽しい遊びでもありますね!
言葉の起源を自分で探して、呪文を唱えるだけの暗記法から楽しく脱却していきましょう!

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