八千代大和田教室

出来る人ほど楽をする

個別指導塾の学習空間 千葉北総エリア 八千代大和田教室・学習空間プラスの瀧澤です。

 本日は数学の勉強法について話をしていきたいと思います。
皆さん数学を勉強をしているとき、計算が大変だな、面倒くさいな、と思ったことはないでしょうか。
少なくとも私は生徒時代によく感じていました。
ただ数学の勉強をしていくことでこの感情は徐々に少なくなっていきました。
その理由をお話したいと思います。

 はじめに言わせてもらいます。
私は「数学はできる人ほど楽をする」そのような教科だと思います。
面倒な計算のときに、いかに楽ができないか、もっとかんたんな解き方はないのか、そのように考える癖をつけてみてください。
 
 例えば2次方程式を例に上げてみましょう。
どんな問題も解の公式を用いれば解くことはできます。
しかし「 x=(-b±√(b^2-4ac))/2a 」これを計算するのは一苦労です。
しかし知っている人であれば、bの値が偶数のときはbの値を半分にして「 x=(-b±√(b^2-ac))/a 」で計算するので、少し楽ができます。
また「(a+b)^2=c 」の形にすれば計算は圧倒的に楽になります。
また因数分解ができれば更に楽になります。
 
 このように、計算方法を多く知っていれば選択肢が増えます、そこからどのやり方が楽に計算できるか選んで解いていくわけです。
一つのやり方しか知らない場合は計算が大変だろうとそのやり方をやるしかないのです。
そのため、いかに楽ができるか、別の解き方はないのか、それを意識して数学に立ち向かってみてください。

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「本気」でやる。

個別指導の学習空間 千葉エリア 八千代大和田教室・鎌ヶ谷教室の川田です。

みなさん、こんにちは!
今回紹介する生徒は中学2年生のN君です。

彼が入塾してくれたのは1年生の秋ごろ。
ちょうど1年前ぐらいですね。
入塾当初は英語が苦手科目。
入塾前はテストで35点ぐらいの生徒でした。

英語が苦手な子あるあるで「単語が覚えられません」というのがよくあると思います。
彼も多分にもれず覚えることが苦手です。
しかし覚えることが苦手でもなんでも単語を覚えないことには英語は出来る(テストの点が上がる)ようにはなりません。
とにかくまずは教科書の1単元の単語を覚えてもらうことにしました。
教科書の単語ですから、そんなに量も多くなく、難しい単語もありませんが彼は覚えることが苦手です。
1単元分の単語を1時間練習した後、チェックしてみてもなかなか合格することが出来ません。
何度も合格出来ずにいると、彼の目に涙が浮かんでくることもありました。
やはり悔しいのでしょう。
その分合格できた時のほっとしたような笑顔が印象に残っています。

そんな彼の勉強に変化が出てきたのが2週間ぐらい経った後でしょうか。
単語を覚えるための時間が少しずつ減っていったのです。
最初は1時間以上かかっていたものが、50分、40分と。
しかもしっかりと口頭チェックにも合格出来ているのです。
2、3ヶ月経つ頃には30分はかからないようになってきました。
今では、単元によっては15分かからずに単語を覚えられるようになっています。

その結果でしょうか。直近のテストでは80点を超えるようになってきました。
もう得意科目と言ってもいい程です。
もちろん単語だけでは点は取れませんが、単語が覚えられるようになったことで出来ることが増えていき、勉強に対する姿勢も変わってきたように思えます。

きっと彼は苦手と意識するあまり、今までやっていなかっただけでしょう。
「やっているけど苦手です、点数上がりません。」というのは良く耳にします。
しかし、「本気」でやっていなかったら結果は出ません。
「やっている」気になっているだけかもしれません。
彼のように涙を浮かべながらも向き合って必死に覚える努力をすればきっと結果として出てくるはずです。
やっているのに結果が出てこないという人は勉強のやり方、現在やっている量を先生に相談してみてください。
きっと改善点が出てくるはずです。

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小説の読み方

個別指導の学習空間 千葉エリア 西白井・八千代大和田教室の木原です!

千葉ではコロナの影響で長いことお休みが続いていましたが、無事に学校も始まりました!みんな大変な時期でしたが、よく耐えた!我慢した!と思います。学校でまた友達や先生たちとと楽しい時間を積み重ねていってください!

さて、今回は小説読解について書いてみます。
小説読解では「登場人物の心情」について答える問題が出ます。
「自分のことでもないのにわかるわけないじゃん・・・」
「自分のことだってよくわからないときがあるのに・・・」
こう思っている方も多いと思います。

そこで知っておいてほしいことがあります。
小説には基本的なルールがあるということです。
それは「作者による説明は正しい」というルールです。
セリフがどうあれ、作者が書いている文に嘘はないのです。

例えば、こんな文章があったとします。
【テストが返ってきた。私は「ああ、また漢字を間違えて書いちゃった」と言って、肩を落として見せた。だが、その時の私は本当はうれしかった。間違えたことが、失敗がうれしかったのだ。】
この文での「私」の心情は、作者が説明している「うれしい」が正しいです。
「肩落としているのに?」
「間違えてうれしいはずないじゃん!」
「強がっているだけじゃないの?」
など思うかもしれません。これが勘違いしやすいところでもあります。本当は違うんじゃないの?と思わせてしまうから、わからなくなるのです。
深読みしなくて大丈夫!セリフ以外の作者が説明しているところは正しいものとして読んでいきましょう!

もちろん、これだけですべてが分かるようになるわけではありません。
遠回しな表現を用いて「何」を答えればいいのか分かりづらい問題も出ます。
「何」を聞かれているのか線を引いて、聞かれていることに答えるようにしましょう!

これからも感染予防をしっかりね!学校再開おめでとう!!

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計算ミスは減らせる

個別指導の学習空間、千葉エリア 八千代大和田教室・鎌ヶ谷教室の川田です。

「あ、ここ計算間違えちゃった。」「ここも凡ミスだぁー」

なんてこと呟いたことないですか?
たった一個の計算ミスで2点、3点、テストによっては5点以上落としちゃうこともありますよね。そんな計算ミスを減らしていくためには計算力をつけるのは必須です。今日は計算力をつけるためにどんなことをすればいいか紹介していきます。

1. 毎日計算問題を解く
「そんなのわかってる」「めんどくさい」。わかります。めんどくさいですよね。でも計算力つけるにはこれが一番手っ取り早いです。ひたすら練習です。毎日5分でも10分でも、少しの時間でいいので計算練習するのがいいかと思います。
2. 見直しの習慣をつける
計算ミスをよくする人はテストの時しか見直しません。普段の学習の中でも必ず見直しましょう。テストで普段と違うことをしても上手くいきません。普段からやっているからこそテストの時の見直しも効果があります。
3. 100マス計算
小学校低学年がやるものだと思って100マス計算をばかにしないでください。普段の計算を思い起こしてみてください。結局は基本的な加減乗除の繰り返しです。計算ミスもその簡単な計算を間違えたから発生するものです。基本的な計算をばかにすることなくこなしていくことがミスを減らす最初の一歩です。

計算ミスを「凡ミスだから次はなんとかなる」と考えている内は次もミスします。そもそも入試では次はありません。「なんで間違えたか」「間違えないように何ができるか」をしっかり考えて計算ミスを減らしていきましょう!

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出来なければ最初から

個別指導の学習空間 千葉エリア 八千代大和田教室・鎌ヶ谷教室の川田です。

今回紹介する生徒は現在も私の教室に通ってくれている中学2年生のSさんです。

彼女が入塾したのは今年の4月。特に英語が苦手でした。最初会ったときは、「単語書けません」「動詞って何ですか?」「三単現のs…?」という状況。このまま平日学習だけでは追いつかないと思い土学でもみっちり英語をやっていくことにしました。土学での内容は英語の最初の最初から。授業の内容をやっていっても基礎ができていないと覚えることはできても使いこなせるようになりません。彼女はまだ2年生。受験を見据えるのであれば今からやっていくしかありません。
文章書くときは大文字から書くんだよー。から始めて、be動詞と一般動詞の違いから少しずつやっていきました。肝心のテストの結果というと授業の内容とは全然違うところをやっているのですぐに結果が出るわけではありません。入塾前の点数とほぼ変わりませんでした。
彼女にはもちろん、英語の最初からやらなきゃいけないこと、すぐに結果が出るわけではないことを話してありましたが頑張ってやっていることの結果が出ないことは心が折れてもおかしくなかったと思います。しかし彼女はここから踏ん張ってくれました。そしてその次のテストでは50点にまで上がりました。この結果に対して彼女はものすごく悔しがっていました。点数上がっているにもかかわらずです。「もっと書けた。」「もっと解けた。」テストを見直しながら悔しがっている姿を見て少し感動しました。
今では土曜日でも授業の内容もやっているのですが先日、不定詞の導入をやっていたときです
「私は野球をすることが好きです」を英訳してみよう。
I like play baseball.とわざと間違えて英文を書いて見せて「何か変だね。どこがおかしい?」と聞いたら「動詞が二つあります」と即答されました。私は「あの「動詞って何?」と言っていた子がそんなことを即答できるようになったなんて…」と一人で感動して泣きそうになったことは秘密です(笑)
彼女の次のテストが楽しみです。

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「先生のことが信用できません」

個別指導の学習空間,佐倉臼井教室・八千代大和田教室の小西です.

 確か5月の半ばでした.4月のはじめに入塾し,塾でそつなく勉強をこなしていた高校3年の女子生徒(プライバシーの観点から,本名や学校は伏せさせて頂きます)に言われた言葉.入塾した時から少し男性が苦手な印象はあったので,あまり踏み込まずに僕もそっと接していたふしがありました.彼女の母親から電話があって,「少し悩んでいることがあるみたいなので話を聞いてやってほしい」と言われたその日,僕は彼女を塾の外に連れ出し,「やるべきことはやっているし,勉強はちゃんとしているのだけど,ちょっと勉強に踏み込めていないというか,本気になれていないというか,そういう感じがするのだけど,何か思い当たることはある?」と聞いてみました.彼女は少し悩んでから,話し始めました.

 「先生のことが信用できません」彼女はそう言いました.声は比較的普段と変わらずはっきりしていたが,目はそらしていた気がします.僕はショックもありましたが,何より感謝の気持ちが先にこみ上げてきました.基本的に生徒は先生に文句を言いません.それは保護者も同じで面と向かって塾や学校の先生に文句をいうことはほとんどないと思われます.塾を辞めるときだって,本当は不満が爆発しそうなのに口では「お世話になりました.ありがとうございました」と言うものです.僕だって例えばコンビニの店員の接客態度が悪くてもその場で言ったりはしません.それと同じことですし,何も悪いことはないのです.

 彼女に理由を聞くと,まあ出会ってまだ日が浅いというのも当然ありますが,「学校の先生と違ってちゃんとしていなさそうだし,学校の先生と言ってることが違う」のだということでした.確かに僕は学校の先生と違ってネクタイもしていないし,喋り方もきちんとした大人のそれとは違うと思います.喋る内容も捻くれたものが多いことは自覚しています.「学校の先生と同じことを言っていても意味がないと思っているから,僕は僕の正しいと思うことを話している.それに賛同する必要はないし,おかしいと思ったらおかしいと言って欲しい.学校の先生と,親と,塾の先生がいて,みんな同じことは言わない.それは当然で,何を信じるかは君が考えて決めていけばいい.でも受験に関しては,まず僕らに付いてくるということが大事だと個人的には思っているので,一度信じて欲しい」
 確かそんな話をした記憶があります.我ながら薄っぺらいことを言うなぁと思いましたが,言ってることは本心からでした.取り留めのない会話もし,しばらくしたら彼女が泣き出しました.先生の話に心を動かされたとか感動したとかいうハートフルな意味ではなく,ただなんとなく涙が出てきた,と言う表現が正しいように感じます.

 その日から彼女の雰囲気は徐々に上向きになっていきました.勉強している内容は変わらないが,気持ちの入り方が良くなってきたのです.やることをやっている生徒でも気持ちの入っている生徒とそうでない生徒がいる.これは塾や学校で生徒を指導している方からしたらよく分かる感覚だと思われます.

 しかし,そんなに簡単に成績が上がるわけではありません.その当時の彼女の成績はセンター英語が27点.200点中の27点です.100点満点換算だと13.5点.それなりに英文も読めていたのですが,いざテストをするとこの点数.こういうことは,特に高校生だとよくあります.日々の勉強はよくやってくれているから安心していて,いざテストになると何も定着していなくて散々な点数を取ってくるパターンです.彼女には悪いですが,高3の5月でこれだけ低い点数を取ってきた生徒は彼女が初めてです.僕はそれまで彼女にやっていた英文解釈や読解の教材をすべて中断しました.センター英語で20点台ということは,高1はおろか中3レベルの英語ですらまともに定着していないはずだからです.入塾の段階でそれを見抜いて舵を切れなかった自分を恥じながら,数学や理科の比重を少し落として,その分をすべて英語に注ぐように指示を出しました.教材もこれを期に日向清人先生の『クイズでマスターするGSL基本英単語2000(以下GSLと略記)』に変更し,ひたすらやることになります.単語帳と言えばシステム英単語や速読英単語,ターゲット1900などが有名ですが,下位層の生徒はこれらの単語帳の土台になる中学レベルの英単語の定着がままならない場合がほとんどです.土台がないのにその上により高レベルのものを積んでも無意味ですし,すぐに崩壊してしまいます.穴が見つかったときは戻れるところまで戻り,そこから高速で追いつくしかありません.かくして彼女は新しいスタートを切りました.

 1ヶ月や2ヶ月で20点台が半分を越えてくるなんてことはよほどのことがない限りありません.それは彼女にも言い聞かせて,辛抱強くやるように日々伝えました.7月末の河合塾の全統マーク模試では,僕の予想通り50点台.本腰を入れて勉強し始めて2ヶ月ほど経ったあたりでしたのでこの50点台は本人が一番キツかったと思います.でも5月で20点台の受験生が7月の模試で飛躍的に点数が伸びることはやはりほぼありません.必ず伸びるから折れないように,声をかけ続けながら指導を続けました.

 また,彼女の志望校は小論文が課せられていますので,これもどこかで対策をしなければなりません.然しながら僕は小論文の指導は正直ろくに出来ませんので,知り合いの予備校講師に添削指導をお願いすることにしました.数理の比重を落としてGSLに時間を割いていたところに,小論の添削課題をこなすのはかなり大変です.最初は書くことにも慣れていないので,1つ仕上げるのに3時間ほどかかってしまいます(課題の性質上,時間は無制限で良いと伝えています).しかし塾で行う分は減らせないので,小論文課題は土日に回し,勉強量を純増させる形でなんとか乗り切るしかありません.今から考えると,英語があの状況でよく小論と一緒に乗り切ったと思います(今も同じ勉強は継続中です).

 9月の下旬から変化が見られ始めました.ある日,センター英語の過去問を時間通り80分で解いて122点を取ってきてくれました.もちろん初見の問題です.GSLをやり続けて2周目の中盤に差し掛かったあたりから英文解釈の指導も復活させて,少し硬い英文を和訳する訓練も追加しておいたのも功を奏したのかもしれません.また,この少し前の9月初旬のあたりから数理の点数も安定してきました.僕は個人的に,小論文の指導がかなり効いているように感じられます.小論文はとにかく知識よりもものをじっくり考えることに重点を置かなければなりません.課題と向かい合って,自分の頭で考え,文章を書く訓練によって学力の地盤が築かれ,全体の点数の底上げに繋がったのだと思います.

 さて,今回はとある受験生のことを書かせていただきました.少しでも,普段の僕の求める空気感,教室の風景,生徒のリアル,そういったものが見えたならばこれ以上の幸福はありません.

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参考書は薄いのを積め

個別指導の学習空間,八千代大和田・佐倉臼井教室の小西です.

 今日の主張は単純明快.「分厚い参考書はやるな.薄いのをやれ」である.分厚い参考書というのは一見すると様々な情報が載っているので,1冊あれば事足りるように思える.取り敢えずそれをやっとけばいいという安心感もあるだろう.しかしながら,分厚い本というのはどう考えても読むのがしんどい.最初から最後まで読み通すことができずに途中で挫折してしまうことがほとんどだ.第一,ただでさえ文字だけの本を読むというのは高校生には辛いものがある.文字だけで頭にスラスラっと入っていくのなら苦労はない.そんな生徒は最初から自分で勉強できる.
例えば英文法で有名な『Forest』という参考書がある.おそらく英語を勉強したことのある人なら誰もが認める名著だろう.私もそれに異論はない.しかしそのページ数は655ページ(7thEdition)もある.果たして,英語が好きで好きでたまらない高校生ならいざしらず,英語が苦手でできることなら英語なんかやりたくないと思っている高校生が655ページもある文法書を最初から最後まで読み通せるだろうか.おそらく答はノーである.
数学でもチャート式やフォーカスゴールドなどの分厚い総合問題集が書店に行くとずらっと平積みされている(フォーカスゴールドは学校採用が多いので書店ではさほど見かけないが).どちらも定評のある問題集で,特にフォーカスゴールドはちゃんとできればかなりの効果が期待できる問題集である.しかしこの2つはどちらも解答編を合わせるとなんと1000ページ近くもある,スーパーヘヴィ級な問題集なのである.数学なんて1問にかかる時間は英語の比ではないくらいに長い.景色が数字に見えるような数学ヲタクならそれくらいの分量は屁でもないのかもしれないが,数学が苦手な生徒が1000ページもある数学の無味乾燥とした問題集をすべてこなせるのかというと,おそらく無理だろう.
例外は英単語帳と社会である.英単語帳は「読む」というよりも書いてあることを目で見て覚えるということに特化した書物なので,分厚さと苦痛はあまり正比例しない.社会の場合,特に日本史と世界史は学校の教科書に勝る参考書がなかなか存在しない.それは腰を据えて読むしかないのだ.

 ただし,文法書を持たないわけにはいかない.ForestやBeやビジョンクエストはそれ自体は本当に素晴らしい参考書である.しかしこれらは先に述べたように通読には圧倒的に向かない.普段の勉強では辞書として使うのがいいだろう.わからないことがあったときに調べる相棒として,分厚い参考書は傍らに置いておきたい.
 「分厚い参考書を1冊よりも,薄いやつを積む」この感覚で勉強を頑張ってみてほしい.じゃあ具体的に何をやるか,というのは各々の塾や学校の先生に聞いてみることを勧める.自分の先生に聞くのが何よりも一番いいアドバイスになるはずだから.

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模試の受け方

個別指導の学習空間,千葉エリアの八千代大和田・佐倉臼井教室の小西です.

 中3生になると各都道府県で模擬試験がありますが,最初は模擬試験の受け方を知らないせいか,とんでもない受験態度で臨む生徒がちらほらといます.高校生でも同様です.模擬試験は1回数千円とそれなりに高価な受験料を支払いますので,変な態度で受験するのは非常に勿体ない.数年前までは私は「模試の受け方なんて説明するまでもないでしょ.みんな分かってるでしょ」と思っていたのですが,最近どうやらそうでもないことに気づきまして,やはり教えておかないと分からないものなのですね.ですので今回は模試の受け方についてです.最低限の身だしなみは出来ていることは前提とします.

①試験会場に入ったら,出るまで友達とは話さない
 試験前や試験の合間に友達と話して点数が上がるのなら話して下さい.そんなことはありませんよね.なら無駄です.受験会場に入ったら,試験が終わって受験会場を後にするまでは友達とは一切会話をしてはいけません.携帯・スマホなども当然ですが見てはいけません.他の受験生から見ると,友達同士で「やっべー全然勉強してねーよ」とか,休憩時間に「さっきの数学どうだった?」とか話しているのは非常に不愉快で滑稽です.

②会場に着いたら試験開始までひたすら勉強
 試験当日に勉強したところで,確かに結果が目に見えて変わることはないでしょう.ですが,何もしないのはまた愚の骨頂.変わる可能性が1%でもあるなら勉強しましょう.「試験前は精神統一だ」とか言ってる人を尻目に君たちは試験が始まるギリギリまで,試験監督が「勉強道具はしまって下さい」と言うまで勉強し続けましょう.特に社会の用語や英単語などは試験直前でも結構な量を目に入れることができます.もちろん,普段ろくに勉強してないのに当日の朝から勉強しても意味ないですよ.当然,休憩時間もずっと勉強です.①で友達と喋らないと書きましたが,ずっと勉強してたら喋る暇などありません.しかしトイレにだけは行っておくようにしましょう.

③試験時間中は集中する
 下位層の生徒に多いのですが,全然解けないからと途中で諦めて試験時間中に寝てたり,問題用紙に落書きしてたりする人がたまにいます.当然ですが言語道断です.試験開始から試験終了時まではMAXの集中力を維持し続けて下さい.それが出来ないなら高校・大学に行く資格がないのでさっさと受験など諦めましょう.
 「厳しいことを言うね」と思いましたか.なぜ「行く資格がない」とまで言い切るかと.そもそも高校受験の試験時間が50分,大学受験の試験時間が90分(80分や150分などの場合もありますが,90分前後がやはり多いです)なのはなぜでしょう.それは高校の授業が50分であり,大学の講義が90分だからです.入学試験というのは「あなたはうちの学校で授業を受けれますか?授業の予復習ができますか?」を問うのが唯一の目的です.試験の内容は当然として,それが試験時間にも現れているのです.つまり,「あなたはうちの学校の授業を最初から最後まで集中して受けられますか?」という学校側のメッセージが高校受験の50分,大学受験の90分という試験時間なのです.では,この試験時間を最初から最後まで集中しきれないのなら,当然入学する資格はありませんよね.だって授業や講義を最初から最後まで聞けないことを入学試験という場で証明しているのですから.学校が提示する合格点に達しないのならその学校に入学する資格は当然ありません.同じことだと思います.
 しかし,この試験時間中をすべて集中し切るというのは意外と大変です.割と長期間の訓練が必要になってきます.ロジカルリーディングで有名な英語講師の横山雅彦先生は「大学受験生は普段の勉強でも,一度勉強を始めたら90分間は席を立たないということを徹底して下さい.その間は飲み食いは決してせず,トイレにも立たないことを肝に銘じて下さい」と著書の中で書かれています.中高生も早いうちからこの時間の縛りに慣れるために試験時間と同じ時間は集中し切るという訓練を普段からして欲しいと思います.

④試験が終わったら当日中に自己採点をすべてする
 問題冊子と解答冊子を配布されているのであれば,家に帰ったらすぐに自己採点を始めて下さい.自己採点を出来るように,問題冊子に自分が書いた回答を記入しておくことを忘れずに.記述問題や作文は問題冊子にすべて回答を書くことは時間的に難しいので余裕があればで良いでしょう.普通,模試を受けたら自分の点数が気になって仕方ないはずです.何も言われなくても帰ったらすぐに自己採点をしたくなるはずなのですが,自己採点をしないという人も中にはいるのでこれも早いうちから「当たり前」にしておかなければなりません.「自己採点をしない⇔自分の点数に興味がない」ということです.自分の点数に興味がない人が,成績を上げることは可能でしょうか?私は不可能だと思います.また,自己採点をするもう1つの目的は,学力を付けるためです.自己採点をした点数を控えておいて,成績表が返ってきたときに,自己採点と見比べて見て下さい.点数が近ければ近いほど学力がある証拠です.裏を返せば点数に開きがあればあるほど(上にずれていても下にずれていても)学力が低いということになります.自己採点が正確に出来るということは「何が正しくて何が間違っているか」の区別がきっちり付いているということです.そのような生徒は伸びる余地がかなりあります.逆に点数が良くても,点数に開きがある生徒は現状の成績から中々這い上がれない場合が多いです.ですので自己採点を毎回することによって,回答の正誤を見極めるという訓練を積んで欲しいと思います.

⑤模試の解き直しは数日中に全教科やる
 解き直しも当日にすべてするのが理想ですが,教科数が多いとさすがに当日にすべては難しいかもしれません.なので数日かかっても大丈夫でしょう.しかし,受験日から数えてどんなに遅くても3日後までには全教科の復習が終わっている状態にしておかなければなりません.鉄は熱いうちに打て.善は急げ.解きたてほやほやの問題にもう一度本腰を入れて取り組むことには非常に価値があります.自分が全力を傾けて取り組んだ試験問題はしばらく記憶に残ります.現に私は自分が大学受験をしたとき(2007年)の入試問題を今でもいくつか覚えています.その記憶が熱い内に,復習をすることが効果的なのです.何回も解きましょう.下位層の生徒はどうしても理解できない問題もあります.その場合は学校や塾の先生に問題冊子と解答冊子を持っていって復習すべき問題を指示してもらいましょう.とにかく同じ問題を何度も解くこと.模試は入試標準レベルの問題が出題されることが多いので,1問1問が試金石になります.人に説明できるところまで理解するのが理想です.最低でも解答のプロセスを理解し,自分で解答を再現できるところまで復習しましょう.少しでも理解できない箇所は先生に質問しまくりましょう.

⑥2~3週間後にもう一度解いてみる
 復習もばっちりになったら普段の受験勉強に戻るのですが,2~3週間時間をおいてからもう一度本番と同じ試験時間で模試の問題を解き直しましょう.当然,受験したときよりはるかに成績は良いはずですが,取るべき問題で解けていないものがあるかもしれません.そしたらまた⑤に戻って復習に入りましょう.

 とても初歩的な部分だけを書きましたが,以上のことが当たり前に出来て初めて「模試を受験した」と言えると思います.あと入試まで残り少ないですが,頑張って参りましょう.

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字を丁寧に

個別指導塾の学習空間 千葉エリア 八千代台・八千代大和田教室の川田です。

3学期制の学校は期末テスト、2学期制の学校は中間テストも終わり、一息つきたいところですよね。笑

しかし、一息つく暇もなく学校の授業は進んでいき、これから授業の内容もだんだん難しくなっていきます。

ここを踏ん張って勉強しましょう。

ところでみなさん、自分のノートやワークを一度見て下さい。

文字は丁寧に書かれていますか?

普段から一文字一文字「丁寧に」書いていますか?

上手いとか綺麗とかではなく「丁寧に書く」ということが重要です。

 

全ての科目において字を「丁寧に書く」ということは大事です。

字を丁寧に書くことによって、一文字一文字に集中しなければならないので、勉強に対しても集中力が増します。集中しなければならない状況を自分から作り出してしまうのです。

ここで心配になるのが、そんなに丁寧に書いていたらその分こなせる問題が減ってしまうのではないかということです。

はっきり言うと心配ありません。むしろ、早く書こうとして雑に書けば書くほど、記憶の定着にはなりません。雑に書いて早くワークを終わらせるよりよっぽど効率よく覚えることが出来ます。ワークは仕上げればそれでいいという訳ではありません。しっかり(用語ややり方を)覚えてできるようになっていなければ意味がありません。

テストの時などは最低限読める文字で書いてくれればそれでいいです。普段の勉強の際はいくら時間がかかっても丁寧に書くことを意識しましょう。

 

この学習方法、特別なことは何もしません。特別に参考書を購入する必要もありません。テストで普段ある程度点数を取れる人も取れない人も関係ありません。普段のノートやワークをただ「丁寧に」文字を書くだけです。

ノートやワークを見なおした時に「自分でとったノートが雑に書かれていて読めない」なんていうことは最低限防げるはずです。大事なところをメモして、「見てみたら読めない文字」なんてメモの意味がありません。

字が元々上手に書ける人も書けない人も、ぜひ「丁寧に書く」ことを意識しながら勉強してみて下さい。

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過去問との邂逅

個別指導の学習空間,千葉エリアの八千代大和田教室・四街道東教室の小西です。

今日は過去問との付き合い方についてです.受験生はもう四の五の言ってられない時期ですので,受験生以外に向けて書きます。

過去問は受験を突破するにおいては非常に大事ですが,イマイチどういう取り組み方をすればいいのか分からない人が多いのではないでしょうか。人によって合う合わないはありますが,一例を紹介したいと思います.なお,ここでは大学受験を想定して書きますが,これは高校受験にも当てはまることですので,中3生にとっても参考になるかと思います。

① 始めるのは秋以降.

過去問を始める時期はいつからがいいのでしょうか。早ければ早いほど良いと思っている方もいるかもしれません。しかし,それは違います。

ベストなタイミングは秋です。

具体的には9月後半~11月前半のどこかで開始するのがベストだと言えます。

なぜか。まず過去問を始めるのが遅すぎてはいけません。

年が明けてから始めているようでは当然受験本番には間に合いませんよね。

あと,始めるのが早すぎてもいけません。

受験生は夏休み以降で急激に学力を上げることが出来ます。

夏休みに必死に勉強して,秋から急激に偏差値を上げ,志望校に合格する生徒は毎年たくさんいます。

ということは最低でも夏休みが終わるまではまだほとんどの受験生は入試本番レベルの問題に耐えられる戦闘力が備わっていません。

この状態で「過去問を制するものが受験を制するんじゃー!」って威勢だけ張り上げて志望校の過去問を解いても,全然解けなくて凹むだけです。

夏休みというのは入試問題を解くのに必要な知識をインプットする段階も終わっていない生徒さんがほとんどですので,得るものも特になく,本当に凹むだけで終わります。

ですので過去問をやる時期は,基本知識のインプットが終わっている秋以降にセッティングするべきです。

つまりどんなに早くても9月,どんなに遅くても11月の前半くらいには始めなければいけないのです。

② 時間は基本的に計らない.

過去問をやりだすと本番と同じ時間設定のテスト形式で解き出す方がいます。これはいけません。

理由は上と重複しますが,全然解けなくて凹むだけだからです。

加えてテスト形式でやるとやり直しがいい加減になりがちだというデメリットもあります。

さらに,大抵の人は過去問をやり始めの時期だと本番の制限時間内だと最後まで解ききることすら出来ません。

最後まで解けていないのに解説を読みだしてやり直しを始めてしまうことになります。

せっかくの過去問を解かずに解答を眺めることから始めないといけないなんて悲しいですし,もったいなくないですか?

ですので過去問をやるときは時間は計りません。計ったとしても相当慣れてきてからです。

もちろん本番の時間設定でそれなりに解ける人はそれで良いのですが,基本的に過去問をやるときは時間無制限でじっくり、こってり取り組みましょう。

③ 参考書や辞書はフルに使う

参考書や辞書はフルに使いましょう。これも理由は同じです。

過去問をやり始めの頃はまだ知識のインプットが完璧ではありません。

なんの装備もなしに過去問という敵陣に突っ込んでも何も戦果を上げられずに無惨に散っていくだけです。

相手は「ホンモノ」なんです。教科書の問題や定期試験の問題のような今までの相手とは違うのです。

十分に研究するためにも参考書や辞書・単語帳などはフル装備で過去問に挑みましょう。

④ フル装備にすることで自分がやるべきことが見える

装備を整えて過去問に取り組むことはもう1つ大事なメリットがあります。

それは自分に足りないところが見えやすいということです。

例えば単語帳を見ながら長文を読めば,だいたい自力で答まで辿りつけたとします。

そうするとその単語帳を極めればあなたは入試問題に太刀打ち出来るということです。

単語が分かるだけでは長文を読むことが出来なかった,Forestもめちゃくちゃ参照したらなんとか解答まで辿りつけたというなら単語帳とForestを完璧にすれば入試に立ち向かえるということです。

これをやればイケる!という指標が出来るのは受験生にとって多大なる自信につながります。

⑤ 直近の年度の問題は真っ先にやる

一番最近の過去問は本番前の腕試しに取っておいた方がいいという認識を持っているかもしれません。

受験生なら一度は同じようなことを言われたことがあると思います。

しかし,去年度の過去問というのは今年度の入試を予想するのに最適の素材です。

受験生からすると、去年度の過去問というのはまさに宝の山なわけです。

それを直前まで手を付けずに大事に小脇に抱えておくのは,それこそもったいないと言わざるをえない。

さらに言うと直前期は意外と時間がありません。

私立の入試が立て続けにあるのなら,過去問にじっくり取り組むことももしかしたら出来ないかもしれない。

直近の年度の過去問は真っ先に取り組んで,自らの血肉に変えましょう。

細かい取り組み方などを話すと他にもたくさんあるのですが,大枠はこんな感じです。

詳しいことが聞きたい生徒さんがいましたら僕がいる教室まで来て下さい(笑)

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