個別指導塾の学習空間 埼玉エリア 坂戸西・北本教室の清水です。
以前、数学の予習を進めていた高校生の生徒と、このようなやりとりがありました。
生徒:「先生!新しい公式が多すぎて大変です!公式がまとまって載っている教材とか、プリントはないんですか?」
私:「ありますよ。というより、今もてるじゃないか!」
と言って、生徒が持っている教科書をもう一度見直してみるようにアドバイスしました。
もちろん、参考書などを見れば最初の見開きのページに公式がずらっと記載してあるものもあります。
ただ予習を進めていく段階で、公式だけを見つけて進めていくだけでは、「予習」としての意味が全くなくなってしまいます。
そこで授業でも使用している教科書を使い、調べるのですが、ここで問、例題などに触れてみることが大切になってきます。問題を解き『基礎・基本』をしっかりと構築し、その後ワークや問題集で『基本・応用』に対応できるように取り組んでいく。実際に私が高校時代取り組んでいた勉強方法ですが、「公式を覚える」という感覚より問、例題を定着するまで繰り返し行いながら「公式の使い方を覚える」ことが大切です。
もちろん、高校生だけでなく、中学生にも同じことが言えます。
わからない問題があった時、皆さんはどのように解決していますか?
先生に質問する。
解答、解説を見て調べる。
塾にある教材を使って調べる。
方法はいろいろあると思います。そんな時はまず、教科書を使うことをお勧めします。学校のワークですと、教科書の内容に沿って問題が作られているので、自分で分からないところを調べながら勉強を進めていくことができます。もちろん、やり方が定着できれば、家庭学習にもつながってきます。また、ワークには載っていない大事な用語・資料・公式なども教科書を見れば数多く記載してあります。
私が中学生の時、友人と「受験までに社会の教科書を何周読めるか」ということを面白半分でやっていました。最終的には受験までに10周以上読み、どこに何が書いてあるかまで覚えているようになりました。
実際に、この話を中学3年生の生徒にして取り組んでもらったところ「用語だけでなく歴史の流れもわかるようになったので、教科書を読んでみて良かったです!」という声を聞くことができました。
もう一度、いつも持ち歩いている「教科書」をうまく活用できるような勉強方法を見つけてみてはいかがでしょうか。
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