紙媒体

3Dを使いこなせ!

゚+*:;;:*個別指導塾の学習空間、川越南教室、上尾西教室の坂井です。.:*゚:.。:.

ご無沙汰しております。前回は国語の文法をアドバイスさせていだただきましたが、最近塾で教えていて、ちょっと感じたことがあったので、予定を急きょ変更して、今回は辞書の使い方、特に電子辞書の使い方についてアドバイスさせていただきます。

生徒の皆さんがよく使っている電子辞書。最近の辞書ってすごいですねww

私の学生時代の電子辞書は、紙媒体の辞書と比べてあまりにも使い辛くて、とても大学受験などに利用できる代物ではありませんでした。私自身も、当時の学校の先生から「紙の辞書を使いなさい」という指導を受けました。今、ふり返るとそれが普通だったかもしれませんが、逆にいえば、今の電子辞書はその当時と比べると、多彩な機能を持ち、またそれをうまく活用すれば、従来の紙媒体の辞書ではできなかった学習が可能になります。

今の電子辞書の多くは、複数の辞書が登録されています。英和辞典、和英辞典はもとより、英英辞典さえも含まれています。高校生の学習用などは、これにさらに「センター用の頻出英単語集」や「同頻出英熟語(イディオム)集」なども備えており、さらには国語辞典、古語辞典、歴史の用語集・予備校のビデオ授業データ等までもが入っているスグレ物になっています。

つまり電子辞書ひとつで、複数の辞書機能が利用できるということです。それを考えると、価格的にはむしろリーズナブルであるといえるかもしれません。

使いこなしたい機能をいくつかに絞ってご紹介します。

①履歴機能(ヒストリー機能)

過去の検索がわかる機能です。これを単語帳機能(メモ機能)と合わせて使えば、暗記用のリストを作成できますし、覚えた単語を削除していけば単語カードのようにも使えます。

②スペルチェック機能。

これを使うことで、綴りに自信のない単語も検索することができます。これも従来の紙媒体の辞書ではできなかったことです。

また、逆引き機能も挙げられます。接尾語「ness」や「less」が含まれている単語を調べてまとめて、違いを確認したい、というときに従来ならば逆引き辞典が別途必要だったのですが、その必要もありません。

③音声機能

紙媒体では絶対に不可能な機能ですよね。アクセント記号も載っているのですが、記号の意味が分からない!という時がありませんでしたか?

これにより調べた単語の発音やアクセントをすぐに知ることができます。

センター試験や一般試験・英検においても、発音アクセントは必ず出題されますから、これもありがたい機能です。

④成句検索

これを活用することで、調べたい単語のを使った例文や、イディオム・構文をチェックできます。

ここで、一つ、皆さんになじみの薄い辞書を紹介します。

それは英英辞書です。これは、英語の単語を英語で説明している辞書です。国語辞典の英語版と考えるとイメージがしやすいです。

英英辞書は難しそうと感じて敬遠されがちですが、日東駒専以上の大学を目指そう!といいう英語学習者は英英辞典を使用することをおすすめします。この辞書は単語の詳しいニュアンスや使い方は英語で確認すると正確に理解することができます。

英語を学ぶためには全て英語の環境を整えるほうがよいと、英和辞書を使わず英英辞書だけを使用する学習法もあるようですが、知らない単語を英英辞書で確認することはオススメしません。全て英語で書かれている辞書であり、しかも直接的な意味ではなく、説明文になるのでなぞなぞを解いている気分になって、面倒です。また、わかりにくい単語もでてきて訳すのに時間がかかる上、心が折れてしまう原因になってしまいます。

ですので、日本語の意味を知っている単語の詳しいニュアンスや使い方を調べる場合に使うことがオススメです。

知らない単語は、一度英和辞書で調べて意味を理解してから英英辞書で調べるようにしましょう。

英文の適語補充の選択問題や長文のキーセンテンスを比較して考えるときに重宝します。また、すでに挙げた機能を使って、リストを作れるとあとで復習もできますよ^^

 

こうしてみるとすぐにでも電子辞書オンリーにしてしまいたくなりますが、やはりそこはそこ、紙媒体の優位な点も、もちろん存在します。

ひとつは書き込みができるということです。アンダーラインやマーキングのほかに、自由に余白に書き込みができるのは、今のところ紙媒体ならではの特徴です。

それから「見やすさ」においても、まだ紙媒体の辞書に分があるでしょう。特に電子辞書は持ち運びに便利なようにコンパクトにできていますから、画面が小さく、一度に表示できる部分が狭い。スクロールもある意味うっとうしい。紙媒体では目的の箇所をほぼ一覧できますから、そうした煩わしさからは解放されます。

このように、電子辞書には電子辞書の、紙媒体の辞書には紙媒体の辞書の、それぞれの長所や短所が存在します。大学進学をお考えの生徒の皆さんは、ぜひ、英和・和英・英英の3種の辞書がある3Cならぬ3Dを使いこなして、日々の学習に励んでください!!

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読解問題

個別指導の学習空間 山梨エリア 白根・韮崎教室の森井です。

今回は国語の読解の問題について少し書きます。 昔に比べて何か文章が読めない、書けないというような話が増えた気がします。 では、なぜ文章が読めない、書けないのでしょうか? それは単に普段から文章に触れていないからではないかと思います。

小学校では作文を以前ほど書かなくなり、新聞を取っていない家が増えたり、 読まなくても勝手にしゃべってくれるゲームなどなど 活字離れが酷いという話は大分古くから言われていますが、私の頃に比べ更に進んでいるのではないでしょうか? では、どうすればいいのか? さきに述べたように普段から色々な文章に触れればいいんです。 この際、媒体はなんでもいいと思います。

私は個人的に紙媒体が大好きですが。 ほとんどの新聞社は社説をネット上で閲覧できるようにしています。私がいる山梨の山日新聞は最近有料になってしまいましたが。 トイレに座っているほどの短い時間で読める分量でキチンとまとまっている文章を読めるのです。なにか理由をつけてしないのではなく、何か理由をつけて始めてみてはどうでしょうか?ただ、だらだらと読んでいるのでは力になりませんが、何を言いたいのか、どういう風に文章が展開していくのかその方法を少しずつ盗んでいけば自ずと文章を上手く書けるようになり、内容を読み取れるようになるかと思います。

思い返すと、私が高校受験の頃は塾と言ったら『天声人語』のまとめ本があったものでした。短い文章を更にまとめてみろと先生に言われて書いたものです。今は使う文章元に片寄があってはいけないとあまり登場しなくなりましたが、昔は新聞の社説やコラムが試験に登場したものです。 その日の担当者によって多少文章の癖が出るので色々なタイプの文章をただで読めるんです。(通信料はいくらかかかりますが…) LINEなどのSNSでちょこちょこ携帯をいじる時間があるならあなたの国語力を変える時間があるのです。

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