個別指導塾の学習空間 愛知エリア 豊田朝日教室&みよし教室の杉田です。
今回紹介させて頂く生徒は、昨年度に志望校に受かり卒業をしていったAさんについてです。
Aさんはみよし教室が新規で開校した去年の8月に入会をしてくれた生徒です。当時中学3年生でした。英語がとても苦手で、通っていた別の塾でも英語は諦めなさいと言われていました。そんなAさんですが、最終的には英語の苦手意識はなくなり卒業をすることになります。大の苦手だった英語をどう改善したのか(もちろんAさんがすごい努力をしたことは言うまでもありませんが)を紹介したいと思います。
~入会した時の状況~
Aさんは去年の8月に入会した段階で、定期テストの英語が12点でした。中学3年生で12点。かなり厳しい状況だったと思います。Aさんが後に飛躍的に成績が伸びた大きな要因は2点あるかと思います。まず1点目は、Aさん自身が英語を何とか出来るようにしたいという強い思いを持っていたということです。その思いこそがAさんを飛躍的に成長させる大きな要因だったということは言うまでもないと思います。2点目は、塾で取っていたコースです。Aさんは平日2日(1日3時間)、そして土曜日の少人数指導の授業のコースを取っていました。本来5教科対応のコースでしたが英語のみを徹底してやるカリキュラムをご提案しました。Aさんも保護者にもこのカリキュラムで英語を改善していくことにご納得して頂きました。このカリキュラム設定の段階で中途半端なカリキュラムを組まなかったこともAさんが苦手な英語を改善する要因になったと思います。
~実際に指導をしていた内容~
入会後にどういうカリキュラムで英語を指導していたかというと、とにかく「復習」を徹底して行いました。当時中学3年生でしたが、中学1年生のbe動詞の内容から戻って文法の復習をしていきました。私も数多くの生徒と出会い、英語が苦手な生徒ともたくさん出会いました。英語の苦手を改善する上でとにかく大切なことは「基礎を作る」ことだと思います。無理に今の学校の内容を追っても効果は出ません。基礎体力もないのにマラソンを走らせようとしているようなものだと私は思います。その「基礎を作る」ためにとにかく中学1年生~2年生のはじめの段階で勉強する英語のベースとなる文法を反復してもらいました。具体的に書かせて頂くと、be動詞(現在)⇒一般動詞(1人称、2人称の現在)⇒一般動詞(3人称の現在)⇒代名詞⇒疑問詞⇒一般動詞(過去形)⇒be動詞(過去形)⇒未来形となります。上記のステップをとにかくしつこいと言われるくらいに反復してもらいました。とくにはじめのbe動詞(現在形)⇒一般動詞(1人称、2人称の現在)⇒一般動詞(3人称の現在)の3つを重点的に確認しました。この初期段階をはっきりと理解してもらうことがとにかく重要だと私は思います。この段階で手を抜くと先の文法をやっていても必ず詰まりが出てきます。be動詞と一般動詞を使い分けること、文の作りの違いを理解することが何より大事だと思います。ちなみに文章中に書いた反復ですが、2~3回ではありません。特に上記の初期段階の3つに関しては10~15回、もしくはそれ以上は反復しています。そんなに同じものをやらせてばかりでは答えを暗記してしまうのではないかという質問を生徒や保護者から良く受けます。しかし、答えを覚える位にやり込めば「英語の型」みたいなものが出来上がってきます。その型となるベースを先に記載させて頂いた中学1年生~2年生のはじめで勉強することになります。よって英語の型を作るうえでも復習をしっかり行い、型を作ることが大切になります。
文法のことを上記で記載しておりますが、並行して英単語のテストも毎回行いました。文法だけではどうしても英語は点数が取れないので、単語の力を少しずつつけていくことも必須条件になるかと思います。
~Aさんの英語の成績推移~
入会前 12点
入会後1回目のテスト 38点
入会後2回目のテスト 43点
入会後3回目の最後のテスト 52点(入会前比較40点UP!!)
※内申も3まで上がりました!!
~最後に~
Aさんは上記の通り英語の点数が上がり、英語への苦手意識がなくなりました。点数が上がっ たこともそうですが、英語の苦手がなくなり、そして英語を好きになってくれて卒業をしていってくれたことを私は何よりもうれしく思います。苦手に向かい、立ち向かったAさん。半年でAさんが努力したことは、今後のAさんの人生にとって必ず価値ある経験となったと思います。共に半年間頑張ってくれたAさん、ありがとう!!
愛知の塾なら個別指導の学習空間
最近のコメント