関係詞

続・英単語の覚え方

個別指導塾の学習空間 愛知エリア 岡崎南・西尾教室の加藤です。

今回も英単語について知って頂こうと思います。

辞書や単語帳に書かれている「自」・「他」って何か分かっていますよね?

自動詞か他動詞かです。実はこの違いの大切さに気付かずに意味だけ覚えればいいと勘違いしている人がとても多いです。

自動詞⇒主語と動詞だけで文が成立するもの。(例:speak)I spoke to him.

他動詞⇒動詞の後に目的語を必要とするもの。(例:discuss)We discuss the matter.

これだけではなぜ大事なのか分からないと思うので説明します。

自動詞というのは目的語を必要としません。

しかし、上のような英文があるじゃないか。いいえ、その「to」は前置詞です。これがすごく大事!!自動詞の後ろに目的語を置きたい場合、前置詞が必要です。

逆を言えば、他動詞は前置詞とセットで使ってはいけません。特に他動詞の後ろに前置詞を置いてはいけないというルールを知っているかという問題なんて入試最頻出事項です。

であれば、他動詞だけ覚えてそれ以外は自動詞だから大丈夫。…その程度では考えが甘いですよ!?下の文章を見て下さい。

On my way home, I was spoken to by a stranger (帰る途中で、私は見知らぬ人に話しかけられた。)

この文章は、On my way home,a stranger spoke to me.の受動態です。meを主語にするのでIに変わります。speakという単語は自動詞。前置詞「to」を伴って初めて、「~に話しかける」という意味になるので切り離してはいけません。

自動詞について知っていれば何も問題ありません。にも関わらず、「toはなぜ必要なの?」とか「前置詞が2つ続くのはおかしい」という的外れな質問が飛び交ってくるのです。

更に厄介なのが関係詞に関する疑問です。

That is the condominium which I like.

That is the condominium which he lives in.

likeは「~を好む」という他動詞。つまり目的語が必要です。でも何もない(whichを使って前に置かれている)。

一方、liveは「住む」という自動詞。つまり、目的語を置くために前置詞が必要。(whichを使って目的語を前に置いたため文がinで終わっている)

どちらも後ろに名詞が抜けている不完全な文になる。抜けている所に先行詞(目的語)を入れると文が完成し、文法的にも自然になる。これが関係代名詞の目的格です。…ってこんな解説は自動詞と他動詞の違いについて知らなければ100回読んでも理解できませんからね。

いかがでしたか?自動詞か他動詞の区別がいかに大切か伝わっていたらこれ幸いと思います。今後は、注意して単語を覚えて下さいね。みなさんの第一志望校合格を心から応援しています。頑張って!!

 

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関係詞は難しくない!

別指導の学習空間 山梨エリア 甲府西・都留教室の上條です。

今回は、中3生が比較的最近、学校で教わったであろう関係詞について話したいと思います。
というのも、それほど英語が苦手ではなさそうな生徒からも、「関係詞のwhich とか who がよく分からない・・」という声があったからです。
確かに、関係詞を含んだ文章は1文が長くなることが多く、これまで疑問詞で使われてきたモノが、また違った役割を果たすので、戸惑ってしまうのかもしれません。
しかし、入試の長文で出てくることも多く、早めに苦手意識をなくしておきたいものです。
そして、実は、関係詞って、もし自分が英語で表現する時は、うまく使えると、とても便利なんです!
例えば、 People wanted to work as doctors and nurses.という文章があったとします。
意味は、「人々は、医師や看護師として働きたがっていた。」という意味です。
では、もし、「医師や看護師として働きたがっていた人々」と英語で表現したい時はどうすればいいでしょうか?
そんなときは関係詞の出番です!
先行詞(関係詞によって詳しく説明される言葉のことです)がpeople という人を表す言葉なので、who を用いると、
people who wanted to work as doctors and nurses
となりました。
関係詞を使って、people がどんな人なのか、詳しく説明することができました。
ここで、「私はこんな人々に会ったんですよ~」という文章を作ることができます。
つまり、 I saw the people who wanted to work as doctors and nurses .
訳「私は、医師や看護師として働きたがっていた人々に会いました。」
と書けちゃいました!とっても便利ですね。
ところで、ひとつ質問なのですが、この文は一体、何文型でしょうか。
はい、第3文型ですね。   ・・・え?いきなり何文型かとか聞かれても分からない?
そうですね、中学では、文型の内容まで踏み込んだ英文法は教わらないかもしれません。
ただ、知ってほしいのは、この文は、こういう構造になっているということです。つまり、
I  saw  the people   ( who wanted to work as doctors and nurses ).
S  V     O
さて、説明しておきます。S とは 主語のことです。動作の主体のことです。(誰々が~。のことです。)
Vとは動詞のことです。(ナニナニした~。のことです)
Oとは目的語のことです。(なになにを~。のことです)
つまり、かっこの中の部分は、あくまでpeople を説明しているにすぎないのです。
そう考えると、基本的な構造は至ってシンプルだと思いませんか?
まあ、英文法の用語などは、本格的には高校に入ってからすぐに教わるので、今は、「フーン、そうなのね~」と理解してくれていればOKです!
この説明を読んだ皆さんの、関係詞に対する苦手意識が少しでもなくなっていたらうれしいです!

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