高校受験

歴史はストーリー

個別指導塾の学習空間あいの里教室・新琴似北教室の関根です。

今回は昨年一緒に受験勉強を頑張った生徒についてご紹介しようと思います。
彼女は教室のオープン時から通ってくれていた生徒で、ムラっ気があってとにかく気持ちが乗るまでに時間がかかりました。

そんな彼女が特に苦手意識があったのが歴史でした。
重要語句を覚えさせて口頭チェックを行おうと思っても覚えられない。
はじめ私は勉強量が足りていないからもっとがむしゃらにやれば覚えられるのにと思っていましたが、次第にそういう事ではないと気づきました。
そもそも歴史に興味がなかったのです。
語句はそれなりに覚えられているのに、時代と登場人物や出来事の組み合わせがバラバラ。
彼女に限らず、人間は興味のないこと、面白くないことは覚えていられないものですよね。
でも例えば昨日見たドラマや映画などは、一度しか見ていないのに次の日学校で話題になってあらすじを話すと結構言えるものです。
私は教材は漫画でも時代物のドラマでも何でもいい、多少正確じゃなくてもひとまず細かいことは覚えなくてもいいから大筋の流れをつかむよう話しました。
そして昨日見たドラマのあらすじを話すように、週1回歴史の流れを私に話してほしいとお願いしました。(私も沢山語りましたが 笑)

そんなことを続けていると、「(摂関政治の)藤原氏って突然出てきたように思ってたけど、もとは(大化の改新の)中臣鎌足だったんですね~」なんてことを言ってくれるようになり、歴史は繋がっている1つのドラマ・ストーリーなんだということが掴めてきた様子でした。それが掴めれば、あとは細かいところを肉付きさせていくだけ。
あんなに嫌いだった歴史が今では面白いと言うようになりました。
嫌いな教科への興味は不思議なことに他の教科にも影響を与え、そして彼女自身にもスイッチが入ったことも大きく、全体的に少しずつ模試の点数も伸びていきました。
最初は300点満点中120点代前半にしか満たなかったものが最後には190点近くまで上がりました。

しかし志望校受験は正直難しい状況で、親御さんも含め何度も意志確認を行いましたが、彼女はどうしてもその高校に行きたいという気持ちが強くチャレンジすることを決意しました。
私たちも最後まで励まし続け、見事志望校へ合格してくれました。
進学した今でも学習空間で次の夢に向けて一緒に頑張ってくれています!

札幌の塾なら個別指導の学習空間

基礎の反復で型を作ろう

個別指導塾の学習空間 愛知エリア 豊田朝日教室&みよし教室の杉田です。

今回紹介させて頂く生徒は、昨年度に志望校に受かり卒業をしていったAさんについてです。

Aさんはみよし教室が新規で開校した去年の8月に入会をしてくれた生徒です。当時中学3年生でした。英語がとても苦手で、通っていた別の塾でも英語は諦めなさいと言われていました。そんなAさんですが、最終的には英語の苦手意識はなくなり卒業をすることになります。大の苦手だった英語をどう改善したのか(もちろんAさんがすごい努力をしたことは言うまでもありませんが)を紹介したいと思います。

~入会した時の状況~
Aさんは去年の8月に入会した段階で、定期テストの英語が12点でした。中学3年生で12点。かなり厳しい状況だったと思います。Aさんが後に飛躍的に成績が伸びた大きな要因は2点あるかと思います。まず1点目は、Aさん自身が英語を何とか出来るようにしたいという強い思いを持っていたということです。その思いこそがAさんを飛躍的に成長させる大きな要因だったということは言うまでもないと思います。2点目は、塾で取っていたコースです。Aさんは平日2日(1日3時間)、そして土曜日の少人数指導の授業のコースを取っていました。本来5教科対応のコースでしたが英語のみを徹底してやるカリキュラムをご提案しました。Aさんも保護者にもこのカリキュラムで英語を改善していくことにご納得して頂きました。このカリキュラム設定の段階で中途半端なカリキュラムを組まなかったこともAさんが苦手な英語を改善する要因になったと思います。

~実際に指導をしていた内容~
入会後にどういうカリキュラムで英語を指導していたかというと、とにかく「復習」を徹底して行いました。当時中学3年生でしたが、中学1年生のbe動詞の内容から戻って文法の復習をしていきました。私も数多くの生徒と出会い、英語が苦手な生徒ともたくさん出会いました。英語の苦手を改善する上でとにかく大切なことは「基礎を作る」ことだと思います。無理に今の学校の内容を追っても効果は出ません。基礎体力もないのにマラソンを走らせようとしているようなものだと私は思います。その「基礎を作る」ためにとにかく中学1年生~2年生のはじめの段階で勉強する英語のベースとなる文法を反復してもらいました。具体的に書かせて頂くと、be動詞(現在)⇒一般動詞(1人称、2人称の現在)⇒一般動詞(3人称の現在)⇒代名詞⇒疑問詞⇒一般動詞(過去形)⇒be動詞(過去形)⇒未来形となります。上記のステップをとにかくしつこいと言われるくらいに反復してもらいました。とくにはじめのbe動詞(現在形)⇒一般動詞(1人称、2人称の現在)⇒一般動詞(3人称の現在)の3つを重点的に確認しました。この初期段階をはっきりと理解してもらうことがとにかく重要だと私は思います。この段階で手を抜くと先の文法をやっていても必ず詰まりが出てきます。be動詞と一般動詞を使い分けること、文の作りの違いを理解することが何より大事だと思います。ちなみに文章中に書いた反復ですが、2~3回ではありません。特に上記の初期段階の3つに関しては10~15回、もしくはそれ以上は反復しています。そんなに同じものをやらせてばかりでは答えを暗記してしまうのではないかという質問を生徒や保護者から良く受けます。しかし、答えを覚える位にやり込めば「英語の型」みたいなものが出来上がってきます。その型となるベースを先に記載させて頂いた中学1年生~2年生のはじめで勉強することになります。よって英語の型を作るうえでも復習をしっかり行い、型を作ることが大切になります。

文法のことを上記で記載しておりますが、並行して英単語のテストも毎回行いました。文法だけではどうしても英語は点数が取れないので、単語の力を少しずつつけていくことも必須条件になるかと思います。

~Aさんの英語の成績推移~
入会前 12点
入会後1回目のテスト 38点
入会後2回目のテスト 43点
入会後3回目の最後のテスト 52点(入会前比較40点UP!!)
※内申も3まで上がりました!!

~最後に~
Aさんは上記の通り英語の点数が上がり、英語への苦手意識がなくなりました。点数が上がっ たこともそうですが、英語の苦手がなくなり、そして英語を好きになってくれて卒業をしていってくれたことを私は何よりもうれしく思います。苦手に向かい、立ち向かったAさん。半年でAさんが努力したことは、今後のAさんの人生にとって必ず価値ある経験となったと思います。共に半年間頑張ってくれたAさん、ありがとう!!

愛知の塾なら個別指導の学習空間

全ては生徒の力で

個別指導塾の学習空間 兵庫エリア 姫路今宿・広畑教室の大山です。

今回は2019年のはじめ頃から2020年3月で卒業していったある生徒についてご紹介させて頂きます。

入塾してくれたのが、中学2年生の3学期の終わり頃。塾の説明会の際にお伺いした当時の状況ですが、中学1年生のころから成績は下がり続け、定期テストの5教科の合計得点も平均で30点を切っており、英語は1ケタの点数でした。定期テストの点数の状況が通知表にも響いてしまい半分以上が2、その他は3という状態でした。

保護者様、また生徒様から「何とかして公立に行きたい」というご要望でしたが、正直絶望的ですという旨をお伝えしたのを今でも覚えています。

兵庫県の高校公立入試では、通知表の点数(内申点)が非常に重視されるので、2年生3学期の時点で半分以上の科目に、2が付いてしまっている状況では公立の進学はほぼ不可能なのです。

週3回×3時間の全教科対応コースで、1、2年生の復習+3年生の定期テスト対策がスタートしました。

ですが、はじめは中々3時間の集中が続かず、途中で寝てしまうこともしばしば。。。また点数も中学1年生のころから下がり続けているため勉強することが嫌いで、点数を上げていく以前の問題でした。まずは勉強との向き合い方、やり方から、そしてとにかく3時間の中で、できるだけ集中して勉強を続けていく、それがはじめの目標でした。

また、定期テストが近づいてくると課題がたくさん出ると思いますが、お家では全くと言っていいほどやっておらず、テスト前は毎回のようにひたすら課題を終わらすという状況。塾でのテスト対策をしたかったですが、課題を提出しないわけにもいかず、またご本人様も家でやろうとはするが難しすぎて進まない、また多すぎるということで苦しんでいる様子でした。

そんな中でも、勉強時間は以前より増えたからなのか、ご入塾から半年後の定期テストの5教科合計点数は入塾前と比較して70点伸びました。これには保護者様もご本人様も喜んでくれていました。ですが、それでもまだ1教科平均40点にはギリギリ届かない状況で、中3の1学期の通知表も半分以上が2のままでした。
やはり、公立高校は厳しい。

ですが、どうしても公立に行きたいということで、こちらも改めてその覚悟をもって指導にあたりました。

また全力でサポートさせて頂くために夏期講習、そして9月からはじまる高校受験用コース(平日毎日コース)にもお申し込み頂きました。

夏休みの間は1日6時間勉強する日もあり、必死についてきてくれていました。

このころから、半年前と比較して確かな成長を感じるようになりました。
計算スピードが早く正確になったり、苦手だったはずの英単語を覚えるスピードが早くなったり。
日々積み重ねてきた勉強時間が明らかに良い影響を及ぼしていると。

その後、2回の定期テストで5教科合計点数が入塾前との比較でプラス106点とプラス187点、また通知表も2が一つで残りがすべて3になり、飛躍的に成績が伸び非常に驚きました。

なんとか公立高校が受験できるレベルまで成長してくれました。

勉強のやり方、進め方を伝えたり、また分からない問題を一緒に解いたりしていく中で、生徒様がそれを確かに自分の力にしてくれてるのを感じ非常にうれしくなりました。

その勢いのまま、見事第一志望に合格してくれました。

塾を卒業される際に「塾のおかげで公立高校に進学できました。」とおっしゃっていただきましたが、それはまぎれもなく生徒様自身の力でした。

正直なところ、ここまでの飛躍的な伸びは私の予想をはるかに超えていたからです。

子どもの可能性は無限大とはよくいったもので、長い勉強時間の積み重ねがその生徒様の持っていた力を開花させたのではないかと思います。

飛躍的な成長を、また不可能と思われた公立高校の合格という実績を私に見せてくれたことにとてもうれしく思います。またこちらこそ感謝しています。

この経験を生かして、高校でも、またこれから先も大活躍されることを祈っています!

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楽な方に流されないで

個別指導塾の学習空間、札幌太平教室・札幌前田教室の今村です。

今回は2年前に一緒に受験勉強を頑張ったとある生徒についてご紹介しようと思います。

その生徒は私が学習空間に入社する前から通ってくれていた生徒で、私がその生徒と出合ったのは彼が中3のときでした。

人懐こい性格で誰とでも話ができるようなそんな印象を持ったのを覚えています。

そんな彼ですが勉強面はとても苦労していました。
ムラっ気の多い性格で、調子の良い日は頑張れるのですがダメな日はとことんダメという感じで1日頑張れてもそれが続かない。とりあえずカリキュラムを埋めることが目的になってしまって答えを写して終わりなんていう勉強をしてしまうこともあったものでした。
そんな彼をたしなめては間違い直しをさせ、チェックをしそれが受験には必要だと言い聞かせ。
少し良くなったかな?と思えばまた、甘えが出てしまいそれをたしなめ。とにかく我慢比べでした。
そんな彼ですが、根気強く関わり続け、時には保護者様も含め勉強への向き合い方への話を夜遅くまでしたこともありました。
そんなことを続けているうちに少しずつ前向きな勉強ができるようになっていきました。

そうして勉強を続けていく中で直前講習の模試の点数にも少しずつ変化が現れてきました。
受験直前期毎週行う模試の中で最初は300点満点中100点に満たなかったものが最後には140点まで上がり、志望校の合格判定もA判定まで持っていきました。

そのままの調子で志望校へ合格してくれました。
受験が終わったら塾は卒業して遊びたいなんて言っていた彼ですが、高2になった今でも学習空間で次の夢に向けて一緒に頑張ってくれています!
今ではあの時もっと早くから頑張れてたら良かった。楽をしてもいいことないね。なんて言ってくれています。
一歩成長した彼と一緒に、今度はもっと早くからやっておけばよかったなんて言わせないように頑張っていこうと思います!

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関わりの中で

個別指導塾の学習空間 札幌富丘教室 北41条東教室の石原です。

今回の成績アップ事例は北41条東教室の生徒Rさんを紹介したいと思います。

Rさんは去年の8月に生徒からの紹介で入塾してくれました。5教科で合計200点くらいの生徒で、特に社会の暗記が苦手でした。

初めて会ったのは夏期講習で来てくれた時でした。話かけると笑顔で答えてくれて、人懐こさを感じました。マイペースでしたが、言われた事を頑張って取り組んでくれました。

2学期の期末テストでは5教科で約40点上がり、一緒に喜びました。

その頃には、勉強の他に学校の話や趣味の話、最近の流行りなども話しました。流行に疎い私には心強かったです。

そして、受験対策が始まりました。

苦手な社会の暗記も最初はしぶしぶ取り組んでいましたが、2周、3周とこなしていくうちに覚える事が出来るようになりました。少しずつ苦手な教科にも向き合えるようになりました。

保護者様も毎日、仕事や家事で忙しい中、送迎をしてくださりました。家でも勉強するようになったことを教えて頂いた時は、Rさんの成長を感じました。

11月の模試は300点満点で100点だった点数が、1月の模試では122点まで上がりました。

直前講習も毎回1番に教室に来てくれました。5回を通して、点数は128点から168点まで伸びました。モチベーションもいい状態で講習を終える事が出来ました。

そして、志望校にみごと合格しました。本当は高校生になっても続けてほしかったのですが、卒業となりました。

コロナウイルスで大変な世の中ですが、花の高校生活を謳歌している事を願っています。

札幌の塾なら個別指導の学習空間

見事!復活!!

個別指導塾の学習空間 旭川エリア旭川東光教室の渡邉です。 

彼女は札幌第1エリアの卒業生です。
卒業してからも行事に参加しています。
日頃の様子は落ち着きがあり
周りを和ませてくれる雰囲気をもっています。
ダンスの腕前も抜群で
学校や教室でも人気者でした。
しかしそんな彼女にも
その明るさと笑顔からは
想像もつかないほど
絶不調の時期がありました。

中学2年生の春に入塾しました。
部活動としてではなく
ダンスを習っていました。
その両立を心がけ取り組んでいましたが、
成績はそれほど伸びてはいませんでした。
さらに秋から冬にかけて
頭痛やめまいがあり、
学校や塾も休みがちになってきました。
土曜学習に参加していたので
お母様とも相談し、
平日は3時間から1.5時間に
コースダウンをし
何とか学習習慣は保っていました。
中3の春には受験対策が始まります。
その時期にコースアップすること、
それが一歩目の目標でしたね。

彼女の強みは笑顔。
体調面さえ克服すれば
3時間の学習も笑顔で乗り切れます。
中3の春、
徐々に受験カリキュラムもこなし、
週3回3時間にも慣れてきました。
さて志望校…?
「そんな先まで考えられない」
今日や明日の学習で精一杯でしたので、
秋頃までに志望校を考えることにしました。

夏の面談でもまだ何となくの目標だけでした。
調子は取り戻してきていたので、
過去の先輩方のデータを参考に、
理科と社会をとにかく覚えよう!
国語の長文問題を鍛えよう!
より具体的な目標を掲げました。
秋の3回の学力テスト
平均100点(300点満点)…。
まだまだ足りません。
このころには不調の頃を忘れていました。
取り組む姿勢・やり方ばっちり、
笑顔で取り組んでいました!

冬期講習過去問3年分
平均130点(300点満点)。
彼女の笑顔が輝いていました!
模試の志望校判定も98%!
そして直前講習5回分
平均150点(300点満点)!
私立高校も合格!
目標とする公立高校に無事合格!!

あの頃の不調を思い出せません。
忘れさせてくれるくらい、
本人も忘れているくらい、
絶好調になってきました!
中学校を卒業し、
市内ですが引っ越しました。
それでも行事に参加!
いつも笑顔で楽しませてくれましたね!
私が旭川に旅立つとき、
彼女を含めたみんなから
色紙や手紙をたくさんもらいました。
彼女の手紙にも
この復活劇が記されていましたよ。

意識の変化

個別指導塾の学習空間、韮崎・富士吉田教室の松永です。

今回は以前韮崎教室に通っていたAさんについてお話させていただきます。

Aさんは中学3年生のときに入塾しました。初めはモチベーション高く勉強できていましたが、夏休みが明けたころに急にモチベーションが下がってしまいます。
それと共に成績も目に見えて下がっていきました。

しかし本人には小さいころから英語を活かした職業に就きたい夢がありました。
何度も話し合いその夢は叶えたいという強い意志を感じました。

本人もこのままではいけないと一念発起します。
Aさんが本当の意味で変わった瞬間でした。

下がってしまった点数を取り戻すためテスト期間以外も毎日来るようになりました。
英語は本人も得意としていたので、特に苦手な数学、理科、社会に力を入れました。
それまでは同じことを繰り返すのが苦手でしたが、学校で使っているワークや整対を何度も切り返して行うようになりました。
受験間近には一日に整対を5単元もやるほどでした。

その甲斐もあり、当初目標としていた志望校に合格することができました。
今Aさんは本人がなりたかった語学を活かした職業に就いています。
これは、中学時代に目標を意識し、行動できたAさんの努力が実った証拠だと思っています。
中学生の時点で最終的な進路を意識するのは中々難しいことですが、自分が今後どのような姿になりたいか真剣に考える時間を作ってみるのもいいと思います。

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自分の弱点から逃げない勇気~そして成長

個別指導塾の学習空間 埼玉西部・北本教室&桶川西教室の山田です。

今回は、今年卒業した生徒の1人Y君について紹介したいと思います。

彼はちょうど中学2年生の時に入塾してきました。成績はというと学校の定期テストで5教科合計250点いかないかくらいというところでした。

卓球部に所属しており地区大会では毎回優勝を狙って、県大会をという実力者でした。

勉強の方はというと、数学と社会が比較的得意で英語はとにかくダメ30点ほどという状態でした。

勉強に対するやる気が無いというわけではありませんが、普段はやはり部活の練習がハードなこともあってか通塾する時間帯は20時~その後になることも多く、

また塾でも眠気と闘いながら23時を過ぎてしまうなんてことが2年生の間は非常に多い日常でした。

しかしながらテスト直前期間は、テスト対策できっちり毎日来塾してくれて2年生の学年末テストでも350点を

超えて入塾した当初より100点アップという数字を残してくれました。

塾に来ても寝てしまう時間があったり、決して教室の中でも目立って集中という生徒ではありませんでしたが、サボることもなく、

寝てしまって集中力が続かないときも「じゃあこれだけはやって帰ろうぜ」とこちらが出した課題もしっかりやってくれる子でした。

その中でも特に私が心がけていたのは、彼にとって苦手な英語を来塾時に必ず毎回単語やらリスニングやら

簡単な文法の復習プリントやら30分程度は勉強させることでした。

卓球の練習と同じで毎日欠かさずやっていれば少しずつでも上達していくその当時彼の意識にそういう考えが

あったか定かではないのですが(笑)

そんなこんなで3年生になり、彼とも志望校について話す時期になりました。

彼とは2年生の時から少しずつ志望校の話はしており、家・今日いつからも近く卓球もしっかりと出来る地元の高校に行きたいということでした。

入塾当時の成績からすると全然届いていない高校でしたが、高校の偏差値で言うと54ほど今の彼なら頑張り次第では決して届かな

い学校ではありませんでした。7月頃でしょうか、あるとき先生~俺このままで○○高校

大丈夫ですかね~どうやって勉強していけばいいですか?家じゃ全然集中できないし」という相談をもらいました。

私はその時「○○はじゃあどうやって勉強したいんだ、もしその考えが良い方法だったらそのために先生も全力で協力するから」と、彼に自分なりの勉

強の仕方を考えさせてみました。
すると次の時に「先生、俺集中力がもたないから1日3時間のやつを1.5時間ずつに分けていいですか?その代わり毎日来るんで、部活引退し

たら土曜日も自習しに来るんで。だから先生、それ用に自分のメニュー作ってもらっていいですか?」彼はそう言いました。

私は彼の言葉に驚きました、お前がそんなこと言うようになったのか!!そう思いましたがその時は心の中に抑えて言葉にはそう出しませんでした。

「よしっ!!分かったメニュー作ってあげるから、その代わり自分が言ったことだ、毎日来るのが続かなくて気分で来るようなら、毎日通塾は許可しないからな、通塾出来な

いときは必ず連絡を入れることな!!後、9月からはメニュー増やさないとだから毎日コースにしような、少しずつ時間延ばしていくから!!」

「分かりました、よろしくお願いしやっす!!」こんな感じのやりとりをしたのを覚えています。

その後の彼は約束通りしっかりと毎日塾に来てくれて、時には弱気になりそうな時は叱咤激励し、

時には楽しく会話もしながら濃密な勉強を繰り返していき、1月の直前講習が行われる時期には模試の偏差値でもB判定の上やA判定、もちろん受験も文句なし

の合格となりました。こちらの生徒、私が特別な指導をしたわけでもなく、教室内でも特別目立って勉強に励みまくっていたわけではないですが、

自分の弱点にしっかりと気づきそれをつぶすための提案をしてくれたこと、

また毎日塾に来るという私との約束をこなせたこと、時にハードな先生からの課題を諦めずにできたこと、

彼の中で塾に来るようになってからの1年半で非常に大きな成長があったように思います。

そんな生徒の成長を促すお手伝いが私も講師として出来たのかなと思える彼との1年半でした。

学習空間が大切にしている「生徒を育てる」を1つ大きく体現できたと思います。

その後の彼はというと、3月で塾は卒業となりましたが、卓球やり過ぎて勉強やばくなったらまた戻って来るなんて言ってました。

でも彼はきっと戻って来ないと思います。

戻って来てまた一緒に勉強できることは、うれしいことでもありますが、

彼のこの1年半の成長ならばきっと高校でもう自分でやれる、と私はそう思います。

だから彼が戻って来るうれしさよりも、戻ってこないことのうれしさ。それを私も大切にしていこうと思います。

なかなかこの文章だけでは彼の成長が伝わり切れなかったかもしれませんが、最後まで読んでいただきありがとうございました。

これからも生徒の成長を大切にしながら指導に邁進していければと思っています。

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諦めないという成長

個別指導塾の学習空間、習志野藤崎・西白井教室の竹村です。
あるネガティブだった受験生の思い出話をしますね。

3年生の比較的早い段階から毎日来て、毎日勉強している生徒でした。
その甲斐あってか、模試の判定は思った以上に良くなり、それまでの目標から1つ高い高校に志望を変更しましたがさて。
幾つか懸案事項があり、正直なところ私は志望変更は怖いと思っていました。
まず1,2年の内申が点数帯に対しかなり低かった。前の志望校でもちょっとネックになるなと思っていた数値で、新たな目標の方だと下限ギリギリでした。
また、模試の内訳も、私の見通しを厳しくしてました。というのも、確かな対処が難しいケアレス性のミスが多かったのです。
さらには、「これは苦手だ」「だからできない」という発言が多いのも、気になっていたところです。
蓋を開ければなんだかんだやれている部分は多かったのですが、こんな調子で、志望校の倍率が平年より高いことを知った時には、「受かりませんね」「後期もよろしくお願いします」などと真顔で言い出す始末。
やる前から諦めてて受かるわけがあるかっ!できないじゃない、やるぞ!なんてやりとりを何度やったことか。
注釈※千葉の高校入試には前期と後期の2回があり、前期で合格できなかった場合に、後期入試を受けることになります。

とはいえ、状況的に楽観視できないのは確かでした。
結果として、彼は前期で合格できませんでした。
しかし、彼は志望校を変えませんでした。私は先の分析もあったので(後期の方が制度的に内申が低いのが不利に働くこともあり)、変えるのも手だとは言いましたが、彼は同じ高校を受けることに決めました。
懺悔します。そしてお気づきでしょうか。この時点で、先ほどと立場が逆転していたのです。私は試験前から、すっかり彼が志望校に落ちる気になってしまっていましたが、彼は諦めてはいませんでした。
彼は、前期の敗因は当日の体調不良にある、仕方なかった、としたため(確かに練習時の下限水準の点数だったため)、私は一通りの対策を提案していました。
そのどれがどううまくいったかはわかりません。ただ、彼は真剣に対策に取り組み、やれる対策をやり、当日の体調は前期より大幅に改善できたようです。
そして結果として、前期より60だか70だが高い点を取り、彼は志望校に合格しました。

私は正直なところ、こういう伸び方をする生徒もいるのだと、非常に驚きました。学習面の話をするなら、それはもう自発的に週6で毎日3時間も4時間もやっていました。
だからこそ、私もそこに新たなことは望めなかったのです。
自分で言っていたことなのですが、でも教えられました。やれることをやるという、さらっとやってた重い前提はありますが、諦めない奴は強いです。

千葉の塾なら個別指導の学習空間

勉強なんて自慢してなんぼ

個別指導塾の学習空間 新琴似教室&北24条東教室の清水です!

 今回は、今年卒業した私の大切な生徒の1人T君について紹介したいと思います。
まず先に言っておきます。今回のブログ内容は、この子に限ってではありませんが、この子の時間の使い方と質が高い勉強の仕方を説明していきます。
また、この子は、テスト期間中以外は、平日に3回来て3時間で勉強するという学習空間のコースで塾に通ってくれた子です。

入塾当初T君は、今と変わらず、とても良い子でした。
ですが、ある事だけ問題がありました。
それは【サボり癖】です。
勉強する時は、とても頑張ってくれているが、来るのに時間がかかる。
来るのに、勇気が必要な子でした。
なんで良い子なのに、サボり癖があるの?と思うかもしれませんが、人は皆楽な方に流れていきたい生き物だと思います。
私もそうでした。
でも、来たらしっかり頑張ります。
本人も頑張ったと、自身をもって言っています。
でも、サボり癖のせいで、成績がなかなか上がりません。
そりゃそうですよね。
本人も、テスト直後はショックを受けていますが、その後はケロッとしています。
そんなことが少し続き、本格的に始まった受験生になる前の保護者面談の時です。
私は、彼と彼のお母さんの前で「これ以上頑張る気が無いなら、今君の目の前に退塾届を置く」と言いました。
続いて「この塾に入るために、塾で勉強ができる為に、どれだけ両親が、自分たちの欲しい物ややりたい物を我慢していると思う? そして、世の中には、勉強をしたくても出来ない環境にいる子どもたちが山ほどいる。 こんな恵まれている環境にいることがわからないやつに、勉強の大切さなんて、わかるはずがない。 勉強を辞めて、その分親に我慢させていた物を買ってもらった方が、お金も人も喜ぶ」と言いました。
かなり強い言葉ですが、そこまでの信頼関係があったから言えた言葉でもありました。

この言葉が届いたのか分かりませんが、彼は、それ以降塾に休むこともなく、卒業まで毎日来ました。
毎日ですよ?
そんな努力をした子はもちろん合格はします。
その子が、合格後に言った言葉は、「もっと早めに勉強の大切さを知っておけばよかった」です。
彼は変わりました。
後悔はしましたが、後悔する過去から、笑える過去へと変わりました。
皆さんも、今その場にいる環境
かなり贅沢なんですよ?
ですので、今この瞬間から、あなたの手で、本を開いてみませんか?