個別指導の学習空間、神奈川エリアの田島です。

数学の問題で計算ミスというものは一生ついて回る悪霊です。
塾の先生である自分もたまに足し算を間違えて「やらかしたー」と思う時があります。
日常生活でレジに出すお金を間違えただけなら取り返しは付きますが、テストではそうはいきません。
×がついて帰って来る事になるでしょう。

そこで私が計算ミスが減る方法を伝授しましょう!!
正直話したい事はたくさんありますが、厳選した2つを紹介します。

1つ目はテスト中でも普段の勉強の中でもどちらでも出来る事です。
「式変形の時、変える場所はひとつだけにする。」です。

例えば、2x+1=3x+5という方程式があったとします。
こんなのx=-4じゃん!とぱっと出す事はできなくはないですが、それは計算ミスのもとです。
本当に丁寧にやるなら、動かしていい項は1つだけです。

2x+1=3x+5
2x+1-3x=5
-x+1=5
-x=5-1
-x=4
x=-4

とこのようにどれだけ長くなっても構わないので、丁寧に一つずつ計算していきましょう。
めんどくさいという声が聞こえてくる気がしますが、それではいつまで経っても計算ミスはなくなりません。
計算ミスが多いと丁寧にやりなさいと言われる事があると思いますが、丁寧とはこういう事です。

2つ目は直しの時に行う事です。
「計算ミスした理由を考える。」です。
また例題を用いて説明します。

2(x+3)=x+1
2x+3=x+1
2x+3-x=1
x+3=1
x=1-3
x=-2

上で方程式を解きましたが、ある間違いをしている事に気づきましたか?
それは分配法則で()を外す時、+3に2をかけるのを忘れています。
そこに気づく事が出来たという事がとても大切です。
計算ミスにもたくさん種類はあります。
その中でどのミスが一番多いのかを知ることがとても大切です。
そうすればその計算をする時特に気をつけることを意識すれば、間違いが無くなるのではないでしょうか。
またミスしたーで終わりにするのでなく、必ず次同じミスをしないようにミスした理由を考えましょう。

今回は方程式を例に挙げて話をしましたが、勉強のレベルが上がれば上がるほど、途中式をスキップしてしまう傾向にあるような気がします。
高校数学こそ丁寧な途中式が求められると思っています。
自分はよくセンター試験の模試で出た答えと解答欄のマスの数が合わなくて絶望した経験があります。
自分はもう大丈夫だと思っている高校生こそ、今一度丁寧な計算が出来ているか見つめ直してみて下さい。

これは明日から実践できる内容なので、1人でも多く、1問でも多く、計算ミスが減っていく事を自分は願っています。
1問計算ミスをすると、家に住むおばけが1人増えると聞いた事があるので、みなさん気をつけましょう。

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