個別指導の学習空間 山梨エリア 石和教室の宮嶋です。

今回は中学生も高校生も苦手な「論説文」について書きます! 高校では「評論文」とも呼ばれます。 言葉も身近な上にストーリーもあって読みやすい小説に比べ、説明文は言葉が難しい上に文章も長く、あまり人気がありません。 「言っていることが全然わからない。」「意見に共感できない」「自分の考えと同じ時は高得点だけど、違うときはボロボロ・・・。」という感想をよく聞きます。なんとなく理系男子に多いかも?

話はうって変わりますが、みなさんはテレビショッピングを見たことがありますか? 昼下がりや、真夜中に、掃除機やパソコンやらスポーツグッズやらを売っている番組です(^^♪

たいていこんな具合です。

男性が一人で困っている 「困ったなあ」

女性が登場   「そんな時はコレ!」といって商品を取り出し説明を始める。

「こうやって使います。仕組みはこうです!」

「今までの商品のこうだったけれど、最新の商品はここがスゴイ!               だからあんな時やこんな時にも便利」

男性  「それはスゴイ!こんなのが欲しかった!」

テレビショッピングが何を言いたいのか分からない人はいないですよね。 つまりは「これはいいモノ(商品)だから買ってね!」というアピールです。 あまりにわかりやすいアピールなので、見ていて恥ずかしくなる時も・・・。

なんでこんな話をしたかというと、実は論説文も同じなんです!

ただし論説文が売り込みたい商品は「モノ」ではなく「アイデア・考え」なのです! 筆者には、多くの人に「ぜひ売り込みたいアイデア」があって、具体例や理由や反対意見を上げながら、なんとか買ってもらおう(納得してもらおう)として書いたのが論説文です。 ということは、どれだけ長い文章だとしても、筆者が主張したいアイデア(商品)は一つということになり、それを見抜くのが僕たちの課題になります。 その一つのアイデアさえ見つけられれば、文章全体が一気にわかりやすくなります。 「ここは具体例。ここは理由。ここは反対意見。そしてここが主張したいアイデアだ!」というように。 そうなったらこっちのもんです(^^♪ テスト問題はだいたい、そのアイデアを中心に作られるので、自然に解けます。

ここで気をつけなければいけないのは、「必ずしもそのアイデアを買う(共感する)必要はない」ということです。 「掃除機の長所・特徴」と理解することと、「じゃあ買おう」ということとは別ですよね(*^_^*) 国語が苦手な人に多いのが「解かなければいけない」=「共感しなければいけない」という思い込みです。 ちなみにぼくは大学に落ちてから気づきました(>_<) 必要なのは、アイデアを見抜き、理解することだけです!! 論説文に出てくるテーマは環境問題・社会問題・異文化交流など、まじめで難しいものも多いです。 でも、「結局はテレビショッピングと同じなんだなあ。」と思えば、気楽に(?)読めませんか?\(^o^)/

山梨県の学習塾は、個別指導塾の学習空間

山梨県の家庭教師は、家庭教師の学習空間プラス