岡谷教室

「おぼえた」の基準

個別指導の学習空間、長野諏訪エリア 岡谷教室の嶋田です。

社会科や理科の用語や英語の単語、国語の漢字に数学の公式と、多くの科目で覚えるものが多いです。
覚え方のテクニックはたくさんあるものの、「覚えた」の基準は、時間(数分)かけて思い出せれば、覚えていたとみなす人もいれば、即答できて初めて覚えていたとみなすひともいるなど、人によってさまざまです。

覚えたの基準は、私の個人的な感覚にはなりますが、「日々の生活」と同じです。
例えば目の前にペンがあり、「これは何ですか」と聞かれれば、おそらく誰もが、迷わずに「ペンです」と答えると思います。
そのとき、そんな当たり前のことをなぜきくだろうと思うかもしれません。
この「あたりまえのことをなぜきくのだろう」と思えるくらいにまでなって、初めて「おぼえた」とみなせると、私はおもいます。

例えば、テレビに芸能人が出てきたとしましょう。
その芸能人の名前を、あなたは知っています。そして近くに人が誰だろうと言っていて、少し経った後にふと、「〇〇だ」と言ったとしましょう。
このとき、「〇〇だ」と言った人は、もしかしたら覚えていたというかもしれません。
しかしそれを聞いた人は、その人がその芸能人のことを覚えていたと思うでしょうか。
すくなくとも、私は覚えていたとは思いません。

勉強の暗記も同じです。
時間をかけて思い出せたのは、文字通り「忘れていたことを思い出した」ということなので、覚えていたとは言えないと思います。
だからこそ、日常で「おぼえている」と思えるのと同じくらいまでは、何度も繰り返して覚えなおすようにするようにしましょう。

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気付く力

個別指導の学習空間、岡谷・広丘村井教室の神宮寺です。

今回は、現在も塾に通って頂いている中学3年生についてご紹介します。
この子は、中3の4月に入塾しました。受験生となったことと、成績が思うように伸びないことがきっかけでした。本人は、進路についても未定でとりあえず何とかしたいという感じでした。
入塾して間もない頃は、野球部で練習もたくさんあって勉強時間は多くはなかったです。それに、長時間勉強をする習慣もなかったので、まずは慣れるところからというスタートでした。
しかし、このままでは、今までと何も変わらない(汗)

そこで、特に単元毎の理解度チェックと見える化に力を入れてきました。
具体的には、進捗確認シートに単元名・正答率・自己評価◎○△×を記入しています。
例えば、理科 物質同士の化学変化 18/30  ○などです。

先生がその問題をチェックすると、自己評価では○だけどつまづきになっている部分も見つかりました。自分だけでは中々気付けないつまづきでも、先生から指摘されると今までにない気付きが生まれます。
そして、次回同じ問題を解いて正答率が上がっていると、やっぱり嬉しいものです!どんどん瞬間的な集中力が上がっていくのを感じました。
そして、1ヶ月後5教科合計27点UP。さらに部活引退後、勉強時間も増やして2ヶ月後5教科合計75点UPしました。今は、さらにモチベーションが上がり、いい循環が生まれています!彼の成長に正直ワクワクしながら、私も指導をさせていただいています!

気付く力は、生きる力にもなると信じています。ぜひ、学習空間で気付く体験をして、充実した人生を築いていって下さいね!最後まで読んで頂き、ありがとうございました。

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ツリー暗記

個別指導の学習空間 長野エリア 岡谷教室 松本東教室の新田です。

気温もみるみる下がり、受験という言葉が現実味を帯びてきている中、最近良く暗記が苦手、歴史が全くできないといった話をよく耳にします。そこで今回は長期記憶につながる勉強方法についてお話しさせて頂きたいと思います。

そのひとつがメモリーツリー法と呼ばれるものです。その名の通り、一つの単語、事柄について枝分かれ式に単語や知識を暗記していくというものです。安土桃山時代→織田信長→本能寺の変→明智光秀のようにただ一つの単語を暗記するよりもそのバックグラウンドまでを知識として頭に入れることができ、一問一答だけではなく、記述の求められる応用問題にも対応しやすくなります。頭の中ではそんなこと分かってるよ!と思っていても実際にツリーのようにノートに書きだしてみると視覚的にも知識が整理されてより暗記しやすくなる!かもしれません。是非お試しあれ!

他にも身近な場所と単語をひも付けして覚える場所法や、イイクニ(1192年)作ろう鎌倉幕府に代表されるごろ合わせなど様々な方法がありますので気になった暗記法があればぜひ実践してみてください!

ここまで暗記における効率の良い方法についてお話をさせていただきましたが、根本的に人間は忘れる生き物です。そのため反復暗記に敵うものは基本的にはありません。そのため、楽して覚えよう、楽して点数を取ろうという考えの下生まれた暗記法ではうまくいかないことが多いように思います。
「言っていることが支離滅裂じゃないか!」という言葉があちこちから飛び交ってきそうですが…

つまり、自分に合った暗記法を探し出し、その上でその暗記法を反復することが最強の暗記法であるということです。努力に勝る暗記法はない!という前提の下その努力のサポートに紹介した暗記法が少しでもプラスになって頂ければ幸いです。

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計画を倒さない

個別指導の学習空間 長野エリア 岡谷・広丘村井教室の神宮寺です。

今回は、「計画を倒さない」についてご紹介します。
みなさんも、経験がありませんか?
計画は立てたけど、予定どおりに進まない。
やらなきゃいけないのに、終わらない。
やることがどんどん溜まっていく。
その結果、やる気がなくなる。途中でやめてしまう。
そんな自分がイヤになって、負のスパイラルに陥る(泣)

倒すべきは、計画ではありません。
できない言い訳を見つけようとする自分自身です!

では、どうすればいいのか!お伝えします。
①無理な計画を立てない。
当たり前と思われるかもしれません。しかし、意外と無理な予定を詰め込みがちではないですか。
極端な例だと、1日で数学のワーク54ぺージ分を終わらせるとか。
後でやろうと提出物を先延ばしにしたとか。
これらによって、無理な計画を立てさせられているとしたら…。
無意識のうちに計画の方を倒そうとしています。

計画は、自分のサポーターです。
無機質で無味乾燥したものでは意味がありません。

なので、サポーター(計画)を大事に。
優先度の高いものから、すぐに取り掛かれるように。
倒したままの計画は起こしていきましょう!

②疲れているときは休む。
疲れているとき、どうしていますか?
勉強やり方ガイドを見ている意識の高いみなさんは、スキマ時間も無駄なく活用しているのでは?
しかし、勉強・部活・社会体育・資格対策…etc.
毎日やることがあって、時間は限られています。
パフォーマンスも一定ではありません。
それで、常に高い集中力をキープするのは不可能ですよね。
実際、集中力の低いときに勉強しても身に付かないと思います。

では、どうすればいいか。
「ぼーっとする」のです!
ぼーっとする=悪いことのように捉えがちですよね。(笑)
精神科医の樺沢紫苑先生のお言葉を引用すると、ぼーっとしている状態は「デフォルトモード・ネットワーク」が活性化している状態です。
例えるなら、パソコンの「待機状態」です。
休憩時間を使って、頭の中を整理整頓している状態です。
学びの効率をよくしています。
どっちみち勉強しないのであれば、ぼーっとするほうがいいのです。
そして、NGなのは、ゲームをすること・光るものをみることです。
脳に刺激を与えると、デフォルトモード・ネットワークが活性化しません。脳を興奮させて気を紛らわせているだけで、勉強効率や、やる気を自分で奪っているのです。
ということで、ゲームは勉強が終わってからにしましょう!

ほんの一例ですが、参考にしていただけたら幸いです。
ここまで、貴重な時間を使って読んで頂き、ありがとうございました。

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受験生こそ○○を!?

“個別指導の学習空間 長野エリア 岡谷教室・松本東教室の新田です。

あけましておめでとうございます!今年もよろしくお願い致します!

「新年」。めでたいなあと言う感情と一緒にいよいよ受験がやってくるなあと私自身も受験時代に思いを馳せ、胃が痛む今日この頃です。
この時期受験が近いということで、時間なんていくらあっても足りない!一秒でも無駄にしたくない!と勉強に心血を注いでいることかと思います。
もちろん受験を控える生徒にとって何よりも大切なことなのですが、それだけではなく意外と知らない勉強の合間に運動することで得られる意外なメリットについてお話させていただきたいと思います。

「勉強」というと、机にじっと座っているというイメージがあります。もちろんそのような勉強法が有効な場合も多々あります。

しかし、アメリカのとある大学では、有酸素運動や筋トレを行うと、血管を作り出す「VEGF」や記憶や思考にとって必要な「BDNF」が増えるという研究結果もでているようです。
難しい用語だらけで、私自身も大まかな概要しか理解出来ていませんが、、、(笑)。要するに、運動をすることによって脳の働きを良くする成分が増えるということです!

それだけではなく、常に運動をしている人としていない人で、物事の記憶を司る「海馬」の大きさを比較すると、運動をしている人の海馬の方が約2%ほど大きいという研究結果も発表されているようです。
もちろん海馬の大きい方が記憶力が上がりますので、記憶テストなどの成績が飛躍的に上昇しやすくなります。

また、勉強における考える力や計画を立てる力、物事を記憶する力なども向上しやすくなることも研究から分かっています。

このようになアメリカの研究からも分かる通り、運動と脳には大きな相互関係があることが分かります。

といっても、何でもかんでも運動をすれば良いというわけではありません。
息を切らし身体が疲れ切ってしまう激しい運動をやった後は、集中力の阻害や疲労、眠気など勉強をするうえでは必要のない要素がたくさん出てきてしまうからです。

となると、勉強をしっかりとやるためには、簡単にできて少し息切れするくらいの運動が最適となります。
勉強の合間にちょっと伸びをしてストレッチなんてことも軽い運動に入ります。あくまで勉強主体のこの時期には勉強に支障がない程度のリフレッシュとして体を動かしてみてはいかがでしょうか。

それではみなさん、良いお年を!

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解答の再現性

個別指導の学習空間 長野エリア 松本東・岡谷教室の神宮寺です。

理科の勉強法として、暗記や理解が重要です。もう知っているよと言われるかも知れませんね。そこで、実際にテストで解答すること(アウトプット)に注目しました。今回は、理科の場合で、解答のコツを紹介したいと思います。

まず、テーマにある「再現性」って何を指しているのかについてです。

再現性…科学実験などにおいて、所定の条件や手順の下で、同じ事象が繰り返しおこったり、観察されたりすること。(大辞泉)

要するに、一回きりの結果で終わりではなく、同じ条件や方法のもとでは繰り返し同じ結果が得られることです。(信頼性と似ています)

これをテスト場合で置き換えてみましょう。
テストでは、まったく同じ問題(条件)はほぼ出ないと思います。しかし、実験・観察を中心とした手順・結果・考察などの基本的内容は変わりません。そこで、設問ごとに多少の違いはあっても、同じ条件や方法であることに気づき、繰り返し解答できる(結果)を得ようというわけです。

たとえば、化学分野の「化学変化と物質の質量」を例に挙げます。
例題 酸化銅4.0gと炭素粉末0.3gを良く混ぜ合わせ、加熱した。気体が発生しなくなったら、加熱をやめ、ピンチコックでゴム管を閉じた。加熱後、試験管に残った赤茶色の物質の質量は3.2gだった。
※文章だけでは伝わりにくくてすみません
補足(酸化銅と酸素粉末の入った試験管の口は下げてあります。その試験管にはゴム管が付いています。ゴム管にはピンチコックとガラス管が付いています。ガラス管の先は石灰水の入った試験管に入っています。)

(1)加熱をやめる前に行う操作を簡単に説明しなさい。
(2)この実験でおこった化学変化を説明しなさい。
(3)この実験で、酸化銅と炭素粉末はすべて反応し、気体と赤褐色の物質が生じた。銅
原子1個の質量は酸素原子1個の質量の何倍か。

ここで、解答とあわせて4つのポイントも一緒に進めます。

1. 置き換える
(1) では、加熱をやめる=(徐々に)冷える と置き換えることです。そうなると、何が変わるのか。加熱すると空気の体積は大きくなります。よって、試験管中の空気の体積は大きくなっています。けれど、冷えると元の大きさに戻ってくるはず。つまり、体積が変わります。その差があるのだから、空気の足りない分を外から入れようとします。そこで、ガラス管の先が石灰水に浸かっていると吸い込んでしまうな、となります。あとは、加熱した試験管に冷たい石灰水が入って割れます。表現を置き換えることで、イメージが具体化して、暗記したこととリンクさせやすくなります。
(1)A.ガラス管を石灰水から出す。

2.見方を変える
(2)では、石灰水・炭素粉末に注目することです。この材料からでも、実験で二酸化炭素が発生することがわかります。ということは、その酸素は酸化銅から炭素に渡すのだな、となります。こうなると、何が酸化して、何が還元するという説明の要点も分かりやすいですね。
(2)A.この実験では、酸化銅は還元され、炭素は酸化する。

(3)も、見方を変えてみましょう。設問にある、全て反応・気体という2つのフレーズ
についてです。全て反応している=あまりがない、気体=二酸化炭素 と置き換えます。(赤褐色=銅は、そのままですね)
あとは、酸素が必要であり、質量を求めることだけです。酸化銅と炭素粉末の混合物が余りなく反応しているから、銅の質量を引けば二酸化炭素の質量がでます。

 4.0+0.3-3.2=1.1(二酸化炭素)
 1.1-0.3=0.8(酸素)
よって、銅÷酸素で何倍かわかります。
 3.2÷0.8=4(倍)
A.(3)4倍

3.振り返る
これは日頃の積み重ねです。(3)はとくに、銅と酸素の質量比が4:1と覚えていれば、即答でしょう。しかし、常にそのような問題だけではありませんし、後になって思い出すこともあるでしょう。そこで、テスト後に問題用紙に印(✔)をつけて振り返り、忘れないようにすることが大切です。目標は、暗記・理解している状態にすることがベストです。

4.短縮する
 アウトプットするまでの時間は、短いに越したことはありません。なので、タイマーなどで時間を測ってください。スマートフォンのアプリだと、みなさん使いやすいですね。とくに印(✔)をつけた問題は、秒単位でも早くなると嬉しいものです。

まとめ
アウトプットは、あくまでも暗記・理解と一体です。
暗記・理解が重要なことは変わりません。
しかし、その2つの効果をより高められるということです。

いかがでしたか?
少しでも参考になれば幸いです。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。

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地学の見方

個別指導の学習空間 長野エリア 松本東教室・岡谷教室の神宮寺です。

今回は、中学生のみなさんに、地学の見方についてご紹介します。
とくに、中学3年生で勉強しているのに、点数が上がらないといった方に向けています。

地学は、中学校の理科の2分野で習います。
火山活動と火成岩(1年生)、天気の変化(2年生)、地球と天体(3年生)といった方がイメージしやすいかもしれません。

語句を調べて暗記したけど、問題が解けなかった経験ってありませんか。
「グラフや図は知っているけど、どこに注目すればいいんだろう…。」
これだと、暗記しただけでは解けないですよね。

そこで、3つのポイントです。
① 読み取る部分をおさえる
グラフや図は、注目するポイントが決まっています。たとえば、震源からの距離を求める問題では、「初期微動継続時間」がポイントなので、そのためにどこの差に注目すればいいかをおさえるといった具合です。
② 手掛かりをつかむ
手掛かりに気付けるかは、大きなポイントです。たとえば、日の出・日の入りの時刻を求める場合に、XとYのどちらが西と東か・紙テープの各点の間の長さをどう計算すればいいのかといった具合です。
③ 出題パターンに慣れる
グラフや図の問題にはパターンがあります。天気の変化で、「寒冷前線が通過したのはいつごろか?」という問題などがそうですね。これは、寒冷前線が通過したあとには「気温」・「風向き」がどのように変化するのかが、パターンとして決まっています。何回も解いていると、みなさんなら覚えてしまいますね。

いかがでしたか?
これは、あくまでも見方です。本当に真価を発揮するのは、試験でみなさんが解答できたときです。
ぜひ、活用してみてください。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。