理論化学

難関大学を受けるということ

みなさんこんにちは。個別指導塾の学習空間、東大和教室、青梅東教室の池田です。

今日は難関理系大学を受験した生徒の化学をどう教えていったのかをお話しします。このお話の中から、各々の今後の勉強に関する指針が見つかれば良いかと思います。

 今から2年以上前、とある私立高校の特進コースに通う生徒の化学を担当することになりました。担当した当時、生徒の学年は高校3年生の春でした。

 その生徒は2年生終了までに高校3年間の授業を終えていました。難関を目指す私立高校ではわりとよくある話です。ちなみに3年生における定期テストはすべて入試対策の問題集や過去問を配したものでした。

 塾では「化学の新研究」を受験知識の基礎とし、受験準備として「基礎問題精講(化学)」、問題集は学校配布のものをやりつつ、理論化学・無機化学・有機化学とそれぞれに対して、比較的説明の明解な問題集を追加しながら授業を進めました。
 
 授業では、生徒が家などで解いてきた中で、わからなかったところを解説する形で進めました。受験をする意思をしっかり持った生徒になると、やはり自分で解くスタイルが確立されているものなのだと、今振り返ってそう思います。

 大抵質問されるものは難しいものばかりです。私も事前に問題を解いておき、「おそらくここが質問されるだろうな」と思うところを準備していました。生徒と共に私も成長したのではないかと思うところです。

 夏を過ぎると赤本を学校の図書館で借りてきてもらいました。ちなみにその対象校は「東京工業大学」 過去約20年分を解いて解説する、理解しにくいところや基本知識をしっかりさせるために前述の化学の新研究を参照する、そういったくり返しを行いました。

 11月中旬くらいからセンター試験対策として「トレーニングノートα」で基礎の軽い確認を行った後、駿台文庫の『青本』で過去問演習を行いました。ただこれに関しては確認作業といったレベルでした。これまでやってきた演習の方がはるかに難しいものでしたので。

 実際の受験についてはセンター試験では余裕をもって足切りライン突破、二次試験では化学はできたものの、もう一つの懸案事項だった物理が想定よりも難しく、これが尾を引いて残念ながら不合格でした。ただ、後期日程で埼玉大学に合格してくれました。
 この生徒の受験指導において感じたことは、以上3つです。

① 難関大学に入りたいと覚悟を決めて勉強を始めた生徒というのは、本当にこちらが感心してしまうほどに自分で勉強を行います。

② ただやるだけではなく、本当によく考え、よく色々とチェックをします。例えば炎色反応の色や無機化学における沈殿の色など、いつも持参している理科の資料集を必ず確認していました。これは本当に印象的でした。

③ こちらが特に言わなくても、自ら勉強をする時間をみつけ、そこで集中して学習します。学校の休み時間や、通学時の電車の中、とにかく色々と時間をみつけてはよく勉強してくれていた印象です。

今後、今中学生、高校生である皆さんがどういった方向に進もうと思っているのか。自分の思った夢を先輩たちはどのように進んできたのか、今回は特に難関大学を目指す高校生についてお話してみました。何かの参考にしていただければ幸いです。

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高校化学の勉強法

個別指導塾の学習空間 神奈川エリア 秦野西・伊勢原教室の小野江です。

さて今回は高校の化学の勉強法についてざっくりと話してみたいと思います。
私自身文系なので、なかなか分かりにくい科目だなぁとずっと忌避していましたが、なかなかどうして一定の知識があれば答えられることも多く、化学式を覚えるのが得意な人は意外と高得点を取りやすいかもしれません。
理系専門の先生から見たら比べられないくらいド素人な考えかもしれませんが、温かい目線で見てください。
畑違いのところから化学をやり始めた経験から、今化学で苦しんでいる人と同じ目線でアドバイス出来たらと思います。
参考にできるところは参考にしてください。

さて、化学と一言で言っても、「理論化学」「無機化学」「有機化学」の大きく3つに分類されます。
これを一からやっていく訳ですが、化学は化学式も膨大にあるし計算もあるしで中々一筋縄にはいきません。
とはいえ、化学の勉強方法で伝えたいこと、それは「理論化学をマスターせよ!!」です。
化学という教科は理論化学から始まり、理論化学で終わるものだと勝手に思っています。
ここを疎かにしている人、もしくは流し読みした人は化学で点数が伸び悩む原因の一つに間違いなくあるのだと思います。
もし化学が思うように伸びない方がいたら、ここの理論化学と今やっている内容がリンクしていないことが原因なのではないかなと思います。

理論化学は最初は何書いてあるかよく分からないし、慣れない言葉、覚える言葉多くて辛いかもしれません。
私もそうでした。。。
「有機化学」だ「無機化学」に手を出したこともありましたが、一周回って「理論化学」を知らないと時間を損することを学びました。
ただの暗記だけではどうしても忘れやすく、それが化学に対するモチベを奪っていることを痛感しました。
理論化学が重要だ!!
そう思った時からは「なぜそうなっているか?」を常に意識して頭に理屈と一緒に理論化学を本当に丁寧に叩きこんでいきました。
そうすると「無機・有機化学」で知識が繋がる瞬間が出てきて一気に理解が進み、モチベも上がっていき、暗記も楽になりました。
また「無機化学」と「有機化学」を進めるにあたっては理論化学の分野を辞書代わりにして、リンクするところは書き込み繋げていきました。
そうすることで、例えば無機化学は暗記ばかりなところではありますが、だいぶ楽になりました。
有機化学は最初は構造式の作り方やルールを覚えることは大変ですが、そこから後は無限に作れますし、理論で覚えた内容がダブる瞬間も多々あるので、こちらも助けられます。

もちろん、リンクしないところもあり覚えなければならない場合もあります。
しかし、化学はまず第一に「理論化学をマスターする!!」→そこから「無機化学」と「有機化学」を「理論化学」を辞書代わりにして勉強することで驚くほど化学の成績が変わってきます。
もし化学の勉強で困っている方は試してみてくださいね!!

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